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一人で抱えこまずにSOSを出す

「誰か話を聴いてほしい」「助けてほしい」「手伝ってほしい」...
何か困った時や困難な状況になった時、SOS出せてますか?それがスムーズにできる人とできない人では、メンタル耐性に随分と差があるようです。一人で抱え込まずにSOSを出すことについて綴ってまいります。

自分の状態に気づいていない

このコロナ禍でメンタル面の不調を訴える方や仕事へのモチベーションが保てないとのご相談が増えています。ただこのようにご相談に来られる、または相談する必要があると感じている方はよい方で、それよりはご自身では解決できない状況や状態になっていることに気づいていない方の方が多くいらっしゃるのではないか?と思うところです。

自分のことは自分自身が以外にわかっていない、ということだけでなく、周りの環境がそうさせていることもあります。周りも同じ状況にあり、その変化に鈍感になっていたり、それを言わせない雰囲気であったり。

特にこのコロナ禍で大きく変化したのが、やはり人と人とのリアルなつながりや接触頻度。ちょっとした息抜きや気分転換の外出や外食さえままならず、リモートワークや様々な制限によるスケジュールが狂わされ、予定していたことを一気に進めなければならなかったり。

なかなか先が見えず追われている感じがする
やってもやってもキリがない
寝ても仕事の夢ばかりみる
休みの日も何もできない

それどころか上手くいかない状況は、まだ自分の頑張りが足りていない
もっともっとやらなければと追い詰められている

なんてことも。

メンタルが下降気味にある方はその緩やかさ故か、自分自身のその置かれている状態にまだ気づいていない方が多いようです。

SOSを出した経験が少ない

このように自分自身では気づいていない方の傾向としてあるのが、そもそも

SOSを出した経験が少ない

SOS(エス・オー・エス)、つまり、人にちょっとお願いしたり、手伝ってもらったり、助けてほしいと発する行為そのものの経験です。特に責任感の強い方、我慢強い方、正義感の強い方、完璧を求める方、すべて自分でやりたいと強く思う方などは、その傾向にあるのではないでしょうか。

しかも今までもご自身だけでどうにかこうにか解決したり、もしくはどうせ誰も助けてはくれないとなんとか踏ん張ったのかもしれません。

または、周りも同じ状況の中で頑張っている、それ以上にやっている人がいる、というちょっとした同調圧力のある環境の中でごまかされてやってきたかもしれません。

ご自身が気づかなくても、それで乗り切れる場合は問題ありませんが、いかんせん、このコロナ禍で周りも大きく変化している時だからこそ、緩やかな下降気味のメンタルが勢いつけて下がっていくことの可能性は大きいです。

一人で抱えこまずSOSを出す

さて、これをお読みいただいているあなたはどうですか?
必要な時に、また適度にSOSを出せていますか?
SOSを出せる環境にありますか?

周りにいらっしゃる方はどうでしょう?
SOSが出せてないような方はいらっしゃいませんか?

ご自身でSOSをなかなか出せていない方へ
「自分だけで抱えこまない」ということはとても大事なことです。例え、ご自身だけの問題であったとしても、解決における選択肢の幅を広げるということと、よりよい選択をするためにSOSを出してみる、をオススメします。自分自身の状態を客観視するためにも、SOSが必要かどうかを判断するためにもSOSを出すということです。

その状況によりますが、具体的にはまずは信頼できる友人や専門家などにひとまず状況を話してみることです。人に話すことでご自身の状況を客観視することができると、どうなってほしいかが具体化できます。誰にどんなSOSを出すかということです。ほんのちょっとしたSOSで、状況が一気に改善することは以外にあるものです。恐れずにその一歩を踏み出してみてください。何よりも一人で抱えこまない。これが大事です。

また慣れていない方は、できるだけ小さなことから始めるとよいでしょう。小さなお願いを重ねていく勇気は、いずれの力になりますし、それを解決してくれた方にお返しする気持ちも生まれたりします。お互いにSOSを出し合える関係性を構築していくことに繋がりますよ。

なかなか身近に相談できる方がいない、そんな方は個別セッション(オンライン)で対応しております。お気軽にどうぞ。こちらから。

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