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台風のあれこれ

台風6号の影響で荒れた天気の沖縄(2021年7月21日)。まだまだ発達しながら進んでいるようです。最近はあまり耳にしませんが「台風銀座」という言葉もあったような。被害が最小でおさまることを祈りつつ、台風にまつわることを綴ってまいります。

台風銀座

沖縄の夏!といえば海ですが、同様に多いのが台風。夏の期間も梅雨明けから10月くらいまでは、沖縄では夏という感覚もあります。そのためいわゆるこの夏の期間中の大きめのイベント等を企画する時には、台風による延期を想定し、日程の予備日を組むのは慣例的に設定していたのを覚えています。

その台風がよく通ることから「台風銀座」

台風の通過が多く、被害を受けやすい地域。沖縄・九州・四国地方から、近畿地方南部にかけてをさすことが多い。 〜goo辞書〜

今ではあまり聞かれなくなってますよね。ここ何年かは沖縄をさらり通過して、勢力を増して県外へ上陸し大きな被害となることが増えているのは気がかりです。

ちなみに気象庁の地方ごとの台風接近数の平年値がこちら

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接近数では、沖縄はダントツですが、都道府県別の上陸数でいうとなんと鹿児島県がトップ。地球温暖化や気候変動の影響でさらに台風の発生する時期や期間が伸びているので、とにもかくにも万全の注意を払い、事前の対策は怠らず、ですね。

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台風前の対策は怠らずに


台風の接近数が多いため、沖縄の家屋のつくりはもちろん台風とシロアリに強いかどうかは大前提となります。もともとは木造が多かった沖縄の家屋も戦争で大半が消失し、基地建設や米軍住宅がコンクリートブロック造でその技術の蓄積もあり、鉄筋コンクリート造は多いです。

その上での沖縄県民の防災対策(たぶん一般的?我が家流?)のあれこれ

1.早めに対応するのが一番。備えあれば憂いなし。
2.外にある鉢や自転車、物干し竿等は中に入れる。
3.窓ガラスやサッシの溝に古新聞紙や古布を詰め、ガムテープ等で補強しカーテンを閉める→今の我が家は雨戸
4.スマホ等のフル充電。
5.調理不要の食料&水の確保。
6.懐中電灯(電池予備)&ろうそく(ライター等)の確保
7.シャワー(風呂)を先にすませる。
8.車のガソリンを満タンにして、駐車場所や方法に気をつける。
9.台風の目の後の巻き返しがより強くなるので油断しない。

今ではこども達も大きくなっているので、新聞紙を詰めたり外のものを中に入れたりはやってくれて助かります。ちなみに台風後は、潮風をいっぱいかぶっているので、サビ防止のための洗車や家全体の水かけも重要です。

台風の過ごし方


こどもの頃は台風で学校が休校になることを楽しみにしていたことを思い出します。今ほどのインフラ整備がバッチリではない地域も多かったので、停電や断水などはつきものでした。その復旧にもその被害の程度や地域によって差がでてくるので、2〜4日はその状態で過ごすことも。台風前の対策が上記のようになるのは必然だったかもしれません。

最近は、自家発電に始まり復旧作業もかなりスピーディになっているので(この状況でわたし達の生活を支えている方が多くいらっしゃるんですよね。本当に感謝です)、そこで対策を怠ってこんなはずじゃなかったというときも無きにしも。

その停電や断水もある中なので、それぞれのご家庭での台風だからこその非常食?や遊びの思い出がある方は多いかもしれません。

ちなみ我が家での食は、決まってヒラヤーチー(沖縄風チヂミ?)かソーメンチャンプルーでした。少し古い家だったので雨漏りがあって、あちこちにバケツが置かれていたり、ろうそくの明かりを囲んで家族でトランプをするなんていう、家族時間を過ごしたことを思い出します。

ある台風の時は、かなりの水量で道路が冠水し、隣の家がさらに道路から下がった位置にあったため、一旦風が収まった後に泳いだこととか:笑

なんてことを思い出しましたが、外はまだまだ風雨が収まる気配はなく、とにもかくにも被害が最小に済むことを祈るばかりですね。

皆さんも自然災害にはくれぐれもお気をつけて、そして万が一への備えは油断せずに行っていきましょう。


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