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沖縄あれこれ:桜

2021年立春は今日2月2日。1年は365日ちょうどではないので、立春はズレが生じまるようですね。春に近づいていますよね!というのもここは沖縄。画像は昨日撮りました。
春がと言いましたが、亜熱帯気候の沖縄で生まれ育つといわゆる「四季」という概念がずれてる感じがします。教科書や絵本でみる卒業式や入学式の桜の花こそ、その象徴かもしれません。沖縄の桜まつりといえば例年1月中旬。ズレはあるものの、遅くとも2月上旬には桜があちこちでみられるんです。ちょうど桜が沖縄のあちこちで見どころを迎えているので、その桜にまつわるエピソードを綴ってまいります。

衝撃を受けたソメイヨシノ

ウチナンチュの私にとって桜といえば、ピンクの決して桃色とは呼ばないショッキングピンクよりの色。一見すると梅の花?と思えるような凛としっかりしているのが桜です。

そんな私が、ソメイヨシノを初めて生で観たのが名古屋の大学に通う友人を訪れた大学1年の春。公園のソメイヨシノが見どころだよ、と連れて行ってもらった先でまさに衝撃が走りました。まさにこんな感じ↓↓↓

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さ〜く〜ら〜♪ さ〜く〜ら〜♪

さくらの歌ってこれをみて生まれたんだ!!!と。
儚くも淡い桃色の花びらが舞っていて、お花見をわざわざする習慣にも納得したものです。

沖縄では琉球寒緋桜

とはいえ、沖縄の桜も亜熱帯ならではの色鮮やかさと美しさがあるのもしかり。沖縄の桜といえば琉球寒緋桜(リュウキュウカンヒザクラ)です。

全国で最も早く開花することで知られており、南から北へと北上する日本列島の桜前線とは反対に、北から南へと南下する不思議な桜。その理由は諸説ありますが、夏に生まれた花の芽が休眠から覚めるのに必要な寒波が、沖縄本島北部(特に標高の高い山地)から南部へと降りていくためだと言われています。

なので、沖縄で1番早い桜まつりは、本島北部にある「本部八重岳桜まつり」なんです。そして「今帰仁グスク桜まつり」「名護さくら祭り」、「やえせ桜まつり」などがオススメですが、今年はコロナの影響で残念ながら中止のようです。

沖縄では桜まつりといってもその桜の木の下で宴会をするという習慣はありません。桜の並木をただ歩いて眺める感じでしょうか。なので昔はTVなどで席取りや宴会する様子はもはや異次元のようでした:笑。

今年の沖縄では、各家庭や公園などにある桜もコロナを感じさせぬほどに彩り美しく私達に幸せを届けてくれているな〜と改めて感じています。

一足早く、皆様に春が届きますように。

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