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苦言を申す(言いにくいことを伝える)

「できればいい人でいたい」、わたしも少なからずそう思っているのでわざわざ事を荒立てるような発言こそ控えますが、人をマネジメントする、育成する、又は経営者へのフィードバックなど幅広く言いにくいことを伝える(苦言を申す)場面は多いものです。その時に気をつけてるポイントを綴ってみました。

苦言=リクエスト

そもそも言いにくいことをあえて伝える(=苦言を申す)というのはどんな場面でしょうか?

今ある状況や状態を続けることが、そのお相手にとって又はその周りにとっても不安、不信、不愉快、不健全、不健康、不効率...など、より不の状態になってしまいさらに悪化の可能性が高い時です。過去にも気づきを促すアプローチしたものの、それでは改善がみられず、このまま放っておくことはよくないと判断される場面が多いと思います。

つまり、双方が目指す理想の状態があり、それに反している、もしくはギャップが大きくある状態をし続ける時です。

とすると、苦言というのはズバリ「リクエスト」です。「今のままを続けることをやめてほしい」プラス「こうあってほしい」を伝えることです。

信頼関係が何よりも土台にある

実際に言いにくいことを伝える場面ですが、ポイントのひとつはやはり信頼関係です。コミュニケーションの基本となる信頼関係が土台にあるかどうかで大きく変わってきます。日常的に関係性がしっかり築かれているとタイミングを見計らい、場所などを選べばスムーズに進むかもしれません。

一方で信頼関係が築かれていない、又はまだ浅い関係性の場合に伝えることもあるかもしれません。その場合でも、大事なポイントはお伝えする直前までに信頼を一つでも積み上げる言動を意識的に行うことをオススメします。お相手に対して誠実に向き合い、誠意を示すことが信頼を築く土台です。そのために傾聴し、その解決に対して自分のスタンスや役割を示し確認していきます。

言いにくいことを伝える時のポイント

具体的に言いにくいことを伝える時のポイント2つ目は、現状と理想の状態の認識の確認です。

基本的にはお相手がそのことに対してどう感じられているか、どのくらい認識しているかということ、理想の状態を改めて傾聴と質問で共有します。その上でズレやこちらから見える(視点を変えた)現状をお伝えし、共通認識を増やしていきます。この共通認識が違っていると、単に揚げ足を取られたと思われたりいらぬおせっかいになってしまいます。

そしてポイント3つ目は、苦言を受け入れる心の準備をしてもらうことです。つまり「これから苦言を申し上げますがよろしいですか?」「耳の痛い話となりますが、お伝えしてよろしいですか?」と相手に受け取る準備をしてもらいます。決して不意打ちでもなく、横から突き刺すのでもなく、正面から向き合うための誠意を示すことです。その上で苦言いわゆる具体的にリクエスト、いわゆる提案をお伝えします。同時にそれを実現するために、サポートできることがあればお伝えしていきます。

ぜひこのポイントを少し踏まえて苦言、リクエストしてみてくださいね。

ちなみに、それらのいずれかの段階で、もう聞きたくないということであれば、お伝えする必要はないと私は考えます。

No needs, No sales

必要としていない時の押し売り行為となりかねません。ここは潔く、別の誰かにご相談することをオススメします。この状態を続けることだけはやめた方がよいですよ、とお伝えするぐらいでしょうか。すべてを私の力で解決しようというのは傲慢ですものね。精進して磨いていきたいと思います。

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