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ピザハウス

沖縄でアメリカンスタイルのちょっとおしゃれなレストランといえば「ピザハウス」。60年代のシックなラウンジや店内には、アメリカ軍人や軍属のファミリーが常時出入りし、外国人客で賑わっていたことを思い出します。今でもシックでゆったりした店内でのアメリカンな洋食やおもてなしはちょっとした外国気分を味わる「ピザハウス」をご紹介します。

歴史ある「ピザハウス」と通貨


ピザハウスのオープンは、1958年の旧コザ市(現在沖縄市)。
1958年といえば沖縄は米軍施政権下にあって、米軍が発行する緊急通過であるB円が流通していた時(残念ながら私もB円は見たことありません)で、その年の9月に琉球列島の法定通貨が米国ドルに定められた年でもあるんです。

思い出せば、祖母達が「昔はB円だった」と話してましたし、1ドル=360円=120B円という通貨だったようです。ほんの一昔前ですが、終戦直後の沖縄では無通過の時代、そしてB円→日本円→B円→日本円→B円→米ドル→日本円と1972年の復帰までに7回も変更しているんですよね〜

そんないわゆる世代わりの当時、アメリカでブームの「ピザ」をネーミングに起用したことがオシャレだと評判になったようです。


スペイン瓦の異国情緒のある洋館


旧コザ市から宜野湾市、浦添市城間へ移転して営業。その後2017年に現在の浦添市港川へ移転しています。外観はクリーム色の壁、屋根にスペイン瓦の異国情緒溢れるたたずまいで、玄関を入ると吹き抜けの階段でそのスケール感も味わわせてくれます。

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熟成牛肉、県産食材をアメリカンテイストで


料理はもちろんアメリカンテイストの洋食。ステーキやバーベキュー、ローストビーフ、ハンバーグにピザといったメジャーな洋食をはじめ、県産の食材アグー豚はじめ牛肉を専用冷蔵庫で作る自家熟成肉にして、さらに長時間低音調理で焼くプライムリブ(ローストビーフ)や自家製生ハムなど食材へのこだわりも満載です。

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ローストビーフの厚みがなんともなアメリカンサイズで食べごたえ十分。
ランチは、日替わりで肉、魚、中華料理が選べます。スープやサラダ、ドリンクがついて約2000円前後。全体的に量はアメリカンなので胃袋を大きめに楽しむことをオススメします。

沖縄でちょっと外国気分を味わいたい時やグループでの会食、おしゃれで立地なラウンジバーとしての利用もオススメのピザハウスです。



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