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絶対不変の4つの真理

「絶対」「必ず」という決めつけの強い言葉を使うときは意識的である方がよいと感じたのは、子育てや育成に関わるようになってから。その言葉は相手を強力に勇気づける一方で、追い詰めたりする可能性の両極にもっているから。相手に合わせて使うことはもちろん、すべては変わりゆく存在であり、この不確実性な時代と言われるからこそ大事にしたい「絶対不変の4つの真理」について綴ってまいります。

絶対不変という言葉


絶対不変の真理と聞いて何を想像するでしょうか?

「昨日の自分と今日の自分って違うのか?」「同じ私なのか?」なんてことから、「自分の存在価値って何?」「何のために生まれてきた?」という永遠に向き合うような問いをふと考えたりします。細胞が生まれ変わるってことは全く違う自分だし、記憶が残っているってことは同じ自分。同じか違うかということに意味があるのか?ないのか?そんな思考の旅?迷路?に入っていくような感じです:笑

そういうわけで「絶対不変の真理」なんて言葉にはぐーんと惹かれてしまいます。答えがあることに拠り所と安心感を覚える感覚でしょうか。変わることを受け入れつつも、絶対的に変わらないことへの畏敬の念のようなもの。限りなく知りたい、という欲求が湧いてきます。

絶対不変の4つの真理

この絶対不変の4つの真理は、月刊「致知」の新年度特別号(2020年3月)に紹介されて知りました。

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どんな時代や環境でも生き抜く力を持つ子に。
そして、周りの人たちから愛される子に。
そんなお子さんを育てたいと思っている、すべてのお母さんへ――。


以下は、わたしなりの解釈です。

1.人間は必ず死ぬ
命あるものは、必ず死ぬ。私達は死に向かって生きている。身近な人の死や、自身の体験からなんとなく感じていることはあるでしょう。それがいつ来るかは未知数ですが、明日かもやしれないという中で今をどう生きるか?目覚めることに感謝する所以でもあります。

2.自分の人生は自分しか生きられない
自分の人生を誰かがとって変わることはできないと頭ではわかっていますが、こと子育てとなると事情が違ってくる場面に向き合います。こどもに「あなたのためを思って」という言葉の背景に、自分ができなかった、達成しなかった人生を我が子に押し付けようとしていないか?自分への戒めとする問いです。

3.人生は一回限りである
どうあがいても人生は一度きり。いつか、いずれ、時間ができたら...ということで本当にやりたいこと、実現させたいことを先延ばしにしていることはないですか?「人はやったことよりも、やらなかったことを後悔する」。足踏みしているのであれば、まずは一歩だけでも踏み出してみる。そして次の行動を考えるという順番も時には大事ですよね。

4.この悠久の宇宙の中で自分という人間は過去にも未来にも一人しかいない。
「唯一無二の存在」、この言葉も大好きです。組織や仕組みという代替可能な中にいすぎると少し麻痺してしまう傾向があるなと感じています。代替できることが継続と循環を生みますが、代替できないことが存在意義でもあり存在価値にもつながるものです。過去にも未来にも一人しかいない自分自身を大事にしていきたいですね。

子育てや人材育成に関わる中で、この「絶対不変の4つの真理」がやはり拠り所になる言葉だなあと改めて。限りある時間を無駄にせず、命を大事により価値ある今を過ごしていきたいですね。


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