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マンガ坊主日記4

どうもRohanです。
今回お薦めするマンガは「生存〜Life〜」です。

あらすじ

主人公の中年サラリーマン、武田 信太郎が癌を告知されるところから物語はスタートします。
その癌は妻が罹った病気と一緒でした。そして妻はその癌の為に既に亡くなっています。
妻と同じ状況に立たされたことで、死への恐怖、治療という名の生き地獄に主人公は戦慄し、涙を流して誰にともなく助けを求めます。「助けて!」と。
そして1人娘の佐和子も14前に失踪していたら行方知らず。
妻の壮絶な最期を目の当たりにしていた主人公は首を吊って自らの命を絶とうとします。
その瞬間家の電話が鳴り、留守番電話に切り替わると警察からのメッセージがふきこまれます。
「失踪していた娘さんがご遺体で発見されました」
これで一旦は自殺を思い止まる主人公。
そして娘は誰かに殺されていました。

その後警察の話と自分の病気にかかる医者の話から、娘を殺した犯人逮捕までの時効(物語は時効廃止前のお話)と自分の命の期限が半年と一致している事に気づいた主人公は、これを天命と思い残りの命・人生を犯人逮捕の為に動き出します。

お薦めポイント

全3巻とコンパクトに纏められた極上のミステリーです。
しっかりと序盤から伏線がはられていて、それを回収しながら犯人逮捕に至る迫力ある展開が心踊らされます。

最強タッグ

さらになんと言っても原作が「賭博黙示録カイジ」や「アカギ」の作品で有名な福本 伸行さん。
そして作画が「沈黙の艦隊」「ジパング」で有名なかわぐち かいじさん。
この2人がタッグを組んで書いたマンガがどうやったらつまらなくなるのか。
何がどう転んでも面白いに決まってます。
実際全てのコマに迫力がありマンガ力の高さを感じる作品だと思います。

読み進める中でたくさんの隠された事実が露見していきます。
時効間近で手掛かりも乏しく余り捜査に乗り気ではない警察を尻目に、真相を探る主人公。
果たして娘の佐和子を殺した犯人を中年サラリーマンの主人公が捕まえられるのか。

是非、「生存〜Life〜」を読んでみて下さい。
Rohan

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