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Dear sleeping princess①
思いつきで書いた、始まりの話。設定や内容等々は決めてあるのだけど、ここから続けて書けるかは不明。
いつかのために、一応①としておきます。
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「ハル、学校?」
テーブルに突っ伏していた顔を上げて、欠伸をしながらナツが言った。
「そう」
「傘持っていった方がいいよ」
ナツは眠そうにこちらをじっと見る。大きくて猫みたいな目は、いつもの半分も開いていない。彼女の後ろの窓からは、雲ひとつない青
Dear sleeping princess②
7月初めにやっつけで書き始めた物語。
過眠症で少し不思議な力を持つナツと幼なじみのハル、2人の夏のお話です。(基本ハル視点)
続きものなので①から読んでいただければ幸いです。
1話1話が短めです。
(書ければ④までで終わる予定)
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部屋の外から聴こえる蝉の声に混じって、チャイムの音が鳴り響いた。
ピンポーン
「こんにちはー。モリモトです」
続けて、よく通る低い声。
覗き窓を確認