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新学期、息子の行き渋りで苦しんでいた1年前の私へ。【不登校の親も絶賛成長中】

新学期が始まりましたね。

私のまわりでも、子どもの「学校に行きたくない」に向き合って憂うつになっているお友達が何人もいます。

わが家では夫の方針のため1年前の今ごろは、行き渋る息子を無理やり通わせていました。

当時中1だった息子からは、ため息の嵐。苦難や焦燥やいら立ちや絶望の色で、染まっていました。

あの頃は、私もつらかった。
この子はどうなってしまうんだろう。

こんな時間を過ごした未来に、明るい時間が待っているイメージはわきませんでした。

いろいろあって1月から学校に行かないことになり、私の中で覚悟が決まりました。

「何があってもわが子を応援し続ける」

それを機に、私の心は軽くなっていったし、息子の顔色が明るくなっていきました。

絶対的な信頼。何があってもこの子は大丈夫。
理由なんていらない。条件付けの愛なんて、愛じゃない。

根底にあるのは、「あなたが存在しているだけ、それだけで良い。」という感謝の気持ち。

わが子が不登校だと、物理的に困ることはいろいろあります。お昼ごはんをどうしようとか、私は自宅をベースに仕事をしているしもともと一人の時間が好きなタイプので、図体の大きい息子が家にいるだけでストレスに感じることもあります。

人間だから、仕方ない。

まあでも、この世にいてくれるだけで有り難いよね。

今日も元気で笑顔を見せてくれて、ありがとう。

子どもがこの先長い人生を生きていくのに必要なことって、学歴でも知識でもなくて根拠のない自信だと私は思っています。

多感なこの時期に一番伸ばしてほしい、持ち続けてほしいのは、自己肯定感だけ。それに尽きます。

自信さえあれば、どこに行ったってどんな世の中になったって、生きていけると思う。

でも自信がなければ、学歴や知識やお金があったって、つらいんじゃないかな。

「学校に行きたくない」
「違和感を感じる」

肯定するのでもなく、否定するのでもなく、ニュートラルに受け止めるだけ。だって、本人の感情は、本人のものだから。

だから私は、本人の感情に反応しません。周りの人からの有り難くないアドバイスにも、反応しません。

良いも悪いもないから、「ふーん、そうなんだ。」とスルーするだけ。

わが子の自己肯定感を育てるのに欠かせないのが、親からの絶対的な信頼だと思う。思い込みでも良いから、「何があっても、大丈夫。」と信じ続けること。

存在してくれているだけで、有り難い。
元気で生きてくれている。

私はそれだけでじゅうぶんです。

今はそう思えるようになりました。
息子が私を成長させてくれています。


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