#59 問題があった時どうする?
2021年4月20日の放送です。
「問題」と思っていることは「本当に問題」なのか?
という、ちょっと深いためになるお話です〜。
🔹「問題」を長い目でみてみる。
TAKAさん)
今日はね、「問題があったときどうする?」みたいな話をしたいと思います。
いろんな課題とか問題とかうまくいかないことって生きてればというか、働いてたらというか、あるじゃないですか。そのときに自分もやっぱりねまだまだだなって思いながら振り返ってみた時に、なんかこう、どんな視点でその物事を見るといいのかなと気付いたので、そのお話をね、今日したいなと思います。
まず、何かが起こったときに良くないって思うじゃないですか。
こんなことが起こってほしくないなって思うことがあったときに、まずその問題をどの時間軸で見るかって大事だなと思ったんですよ。例えばよく言うのが悪いことが起こったと思っても、それがあったおかげでねその後にいい関係になったりとか、そこで問題に気づいて改善できて次に迎えると、なんかこう、長い時間軸で見たらあのおかげでって思えるような問題ってあるじゃないですか。
例えばなんだろうな、例えば喧嘩一つとっても、喧嘩してる最中はね、みんなのテンション下がるし関係性崩れるし、なんだよこんな喧嘩ない方がいいなって仲介したりするんだけど、なんかその喧嘩のときに、切れちゃって本音を言いあえて、なんかそれがあったからその後ちょっとスムーズに関係ができたというようなことありませんか?なんかこう長い時間軸で見れば、こういうこともねかったかなとか、こう今までと違ったりすると物事がやり方とかそうするとちょっと違うかなと思うけど、なんかそれが新しい挑戦になったりしたりっていうこともあるだろうし、そもそもそれが本当に問題なのかっていうのがあるなと思ったんですよ。
🔹自分が「気になっているだけ」かもしれない。
要は自分が気になってるだけでそれは別に組織としては大した問題じゃないんじゃないかみたいなことがあって、だから自分からするとねそこはしっかりこうじゃなきゃいけないって思ってるけど、組織にしたいみたいな。そうそうそう自分が気になる課題だけど組織全体で見たら「いや別にそこは問題じゃないよ」みたいなことがあって。
例えばなんかこうじゃあおばあちゃん家の障子にね穴が開いてたとして、ちょこっと穴が開いてても気にならない人は僕なんか気にならないじゃないですか。でもなんか障子たるもの綺麗じゃなきゃいけないって思ってる人からすると問題だし、靴下にちょっと穴が開いてるとね履ける人と、靴下に穴なんか開いたら絶対履いちゃいけないよっていう人ってその人の観念っていうか価値観によってそれが問題かどうかって別じゃないですか。
本当にそれが問題なのかっていうのは、自分がそれを思い込んでたり、自分だけの価値観なんじゃないかなっていうことと、あとはそういうときに何を大切にしたいかみたいなところが大事なんだろうなと思って。
スポーツをふざけて、というか本当にわいわい楽しくやることも大正解じゃないですか。だけど試合に勝ちたいとか将来プロになりたいっていう大切なものがあればふざけてる場合じゃなくなるけど、目的が、みんなと楽しく週末をスポーツでリフレッシュしたいっていう人からしたら、なんか怖い顔して練習してたらねそれは問題じゃないですか。
だからやっぱり課題にぶつかったときとかに、自分たちが「組織が何を大切にしたいんだろうな」っていうことを、気付くきっかけになるなって改めて思ったんですよ。
ここまで話してる意味はわかりますか?
シズちゃん)
そうですね、時間軸で見るっていうのはなんかすごい良いなって思いました。
🔹ミスを指摘する時に大切な「タイムラグ」
TAKAさん)
どうしてもなんか目の前の状況でね僕なんかも判断しがちになるので、これがこうをそうしてじゃないけど、これがいい経験になってね次につながることもあるし、その応援がいいことの方につながるし、やっぱり自分のちっちゃい価値観というかまだまだ経験してないもので物の見方だけであまりジャッジしすぎるっていうのは、良くないなっていうことを感じて。改めて自分はわかってるんだって思いがちだなっていうのが最近もあって、なんか謙虚って言い方がいいかわかんないですけど、まだまだ、それを探っていきたいなと思ってて。
で、仮に仲間がミスしたときってなんかこう伝え方ってあるじゃないですか。それがねいろんな伝え方って教科書というかいろんな人がいろんな話をしてて、例えば企業さんとかだとタイムリーってことを大事にしたりするんですよ。どういうことかっていうと、ミスがあったときにその瞬間とか、ミスが起こった時にに伝えることによってみんなが状況を把握しやすかったりすぐに改善できたり、タイムリーっていうのが大事にされてますよね。論理的にはサッカーでも、フリーズコーチングっていうストップって言ってミスした瞬間にこう止めてその状況をね説明するとやっぱみんながわかりやすいじゃないですか。
そうですね、そういう状況は僕はすごくそれに、それを使った方がみんながわかりやすいときとかショックが少ないときは使うんですけど、やっぱタイムリーにミスしたときに言うっていうのは相手が人間の場合はねちょっと考えなきゃいけないなと思っていて。機械のオペレーションとかねコンピューターのシステムだったらすぐ直せばいいじゃないですか。そこに感情がないので、だけど例えばサッカーとか例えば仕事でミスしたときってミスされた方も怒ったりショックだったりするんですけど、ミスしちゃった人の方がショックじゃないですか。
なのでそのショックな状況でなんかそれをまたさらに指摘されると素直に聞けなかったり、さらに落ち込んだり前向きに言えないことがあったりするので、少しミスをしたときは時間を置くというかタイムラグを作って伝えることも大事だなと思って。
なんかやっぱりそのときは自分も監督としてミスした選手に対して自分も感情的に伝えちゃいそうになることもあるし、伝えられた選手も落ち着いて状況を説明されれば「分かりました。」「そうでした。」と言えるものが、ちょっと自己防衛に入って逆切れしちゃったりとかなんかになっちゃうので、そこは本当にねタイムリーに状況を伝えた方がいいときと、その気持ちを察してあげたいなと。すぐに直さないとサッカーみたいに、次の状況でやられちゃうっていうときは伝えざるを得ないかもしれないですけど、ちょっと数時間、1日経って落ち着いて伝えられたらいいのかなっていうのを問題があった時どうするというテーマで分かりました。
静華さん、なにかありますか?(笑)
シズちゃん)
本人が気づいてればなおさら時間空けるってきっといいですよね。もう十分分かってるだろうからね。でももし本人が全く自覚がないときは、やっぱり「ちょっとちょっと」みたいな「今のってこっちはこう思っちゃったんだけどそれどう思ってる?」っていうかどう気づいてるみたいなのは確認したいなって私は今の話を聞いてて。
TAKAさん)
確かにね、そうだよね。だからどこまでいってもこういういろんな幅を持った考え方を僕らは知って相手に合わせてとか状況に合わせて使い分けれたらいいなって思いますよね。やっぱ感情的になって反応しちゃうのがいろいろさらに良くない未来を生んじゃう感じがしますね。
そうだよね。よく状況を見るとかその人を見るとかは今までのたかさんの話にも出てきたポイントですけど、改めてそういうのが大事なのかなって思いましたね。
皆さん本当にいつもありがとうございます。ありがとうございます。今日もいってらっしゃい。いってらっしゃい。
※Happy Firstは、なでしこリーグ史上初の四冠監督であるサッカー監督石原孝尚が主宰するオンラインコミュニティです。
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