見出し画像

ラストピリオドのユニットイラスト制作過程 - ハロウィンエーリカ編

この記事は「Happy Elements カカリアスタジオ デザイナーアドベントカレンダー2020」の22日目の記事です

ラストピリオド(ラスピリ )チームのイラストレーターです。
主にユニットイラストやスチル、SDを制作しています。

この記事では10月半ばに実装されたハロウィンエーリカさんを元に、ラスピリにおけるユニット制作の流れの一例を紹介していきます。


キャラクターデザイン制作

ユニットを制作するにあたってまず最初に制作するのがキャラデザです。シナリオライターさんからの共有資料などを元に大体の方向性をここで決めます。

コスプレ感を出したかったので、いかにもな感じのデザインにしつつ元のデザインにあった赤マントやリボンをアレンジして入れ込みました。

普段は凛々しいエーリカさんの照れ顔を描こうという思いがこの段階でありました。

画像1

SD制作

ラスピリチームではユニットイラスト担当者がそのままSDも制作することが多いです。(例外もあります)
ユニットイラストに1から10まで関われるのがラスピリチームのお仕事の個人的に楽しいところです。

画像2

構図ラフ制作

ラスピリにおいてはイラストの大部分をスマホの表示範囲内に収めるというルールがあるので、念頭に置きながら制作します。

何を魅力としたいかを明確にしないとふわっとしたよくわからない絵になってしまうので、常に意識しています(よく注意されました)。
今回はお尻のお肉を見せたかったのと、女王様感を出したかったのでこの構図にしました。

最近は物の配置による画面全体のリズム感と構図のまとまりを意識しています。

画像3

当たり前ですが、ラフの段階で形や方向性がしっかり決まっていると後々楽です。
今回に関してはラフの段階で顔がイマイチだったので本制作で苦戦を強いられました。

線画

自分は線画が苦手なので塗りに全てを託しています。サクサクいきます

画像4


着彩

着彩は大まかに、

ベースカラー配置
→1つの乗算レイヤーで大まかに影をつける
→新しく作った乗算レイヤーで細かい影をつける
→オーバーレイやスクリーンで色味や空気感の調整
→全体加工

という感じで制作しています。

以前はパーツごとに影をつけていたのですが、全体をまとめにくく感じたので上記のやり方に落ち着きました。この辺りはメンバーによってやり方が違うようです。

顔は絵の中で一番目を引く場所なので気を使います。かなり試行錯誤しながら修正した気がします。

画像5

仕上げの段階でグラデーションマップを使います。全体がまとまるのと色味がいい感じに増えるので絵の質が上がって便利です。

画像6

他にもトーンカーブとか比較明とか色々使っています。
加工と加筆を行ったり来たりしながら完成させていきます。

完成

という流れで完成したものがこちらです。

画像7

イラストが完成した段階で、ライターさんからの資料を元に表情差分を制作するという地味に楽しい作業があります。
普段のキリッとした表情も描けてよかったです。

画像8


まとめ

といった感じで普段は制作しております。
会社でのイラスト制作は、たくさんのユーザーさんにお届けするということで学ぶことも多いですね。
これからも精進してまいります。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

---

Happy Elements カカリアスタジオでは
いっしょに「熱狂的に愛されるコンテンツ」をつくっていただけるメンバーを大募集中です!

もし弊社にご興味持っていただけましたら、是非一度
下記採用サイトをご覧ください!