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ラストピリオド - モーション制作過程

この記事は「Happy Elements カカリアスタジオ デザイナーアドベントカレンダー2020」の9日目の記事です

▽はじめに

初めまして!
ラストピリオドチーム(以下ラスピリ)でアニメーションデザイナーをしておりますFと申します。

今回は私が制作させていただいた『☆5浴衣アーベント』のモーションの制作過程をまとめました。

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なかなかモーションについてユーザーさんの目につく場所でお話しする機会はなかったと思うので、ラスピリのモーションはこうやって作られているんだなぁと見ていただければ幸いです。

▽制作の流れ

ラスピリチームでは以下のような流れでモーション制作を行なっています。

①ユニットについて知る

②攻撃以外のモーションを作る

③攻撃モーションのラフをかく

④攻撃モーションの制作

完成!

☆5ユニットの制作期間は約1週間ほどです。それでは順番に詳しく説明していきます。


①ユニットについて知る

普段は担当するユニットが分かると、制作前にキャラクター設定やイベントストーリーを読みます。既存のユニットの場合は、今までに登場したストーリーをだいたい読んでから始めます。

設定を読み、ストーリーを読み、キャラデザやユニットイラストを見て、ようやくうーんこのユニットはこんな感じ!と自分の中の方向性が決まります。このときに「このユニットがこういう行動してたらいいよなぁ〜」とふわふわ考えます。

アーベントは去年のハロウィンイベントで実装されたユニットで、実装当時すでに私も入社していたので性格などは把握していました。
そのため今回はイベントのシナリオとユニットイラストを中心にどんなモーションにするかを考えました。

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カカリアスタジオでは『そのキャラクターらしさ』を大切にモーションを制作しています。
『キャラクターらしさ』を出すにはユニットを知ることは重要不可欠です!
そのユニットに合わない動きにならないようにしっかりとキャラクターを把握します。

②モーション制作(攻撃以外)

ラスピリは一ユニットにつき19種類のモーションがあります。
まずは攻撃モーション以外を制作していきます。

勝利モーション
扇子を口元に添えてほしかった。

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走りモーション

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などなど…

ハウスモーションも動きはほとんど同じですが、ちゃんとユニットごとにひとつひとつ制作しています。


立ち、座りモーション
立ち、座りのモーションは特に『キャラクターらしさ』を重視して制作しています。
ユニットのことをちゃんと把握しておくと、ここの動きをどうするか考えるのが楽です。

今回は同時実装された☆4浴衣ソレイユ担当の方と二人でセット感が出るモーション作りたい…!という話になり、色々と話し合った結果座りのモーションを揃えることに。

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↑☆4浴衣ソレイユ

ラスピリチームでは基本的にどんなモーションにするのかは担当者に一任されているため、制作する際の自由度がとても高いです。
これやってみたい!とか、こうしたら喜んでもらえそう!と思いついたものを実際に形にできるのはとても楽しいです。

ソレイユ担当の方と話し合って完成したのがこちら。

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お酒を飲んだ後ウインク!

並べると二人が一緒にお酒を飲んでいるようになっているので、二人ともゲットできた方は是非一緒においてみてくださいね!
(ちなみに他案では相合傘やソレイユに上着をかけてあげるアーベントなどがありました)

③モーション制作(攻撃)

続いて攻撃モーションの制作に移ります。
攻撃モーションは基本的に『通常攻撃』『スキル攻撃』の2種類があります。

まずは攻撃案のラフを出します。
(ちなみに攻撃モーション以外は基本的に担当者の頭の中から直で出力されているためラフはありません)

攻撃案は担当者が考えたり、イラストレーターさんがキャラデザのところに描いてくださっているイメージを元にしたりします。
アーベントはイラストレーターさんが攻撃イメージを描いてくださっていたので、今回はそちらを元に考えました。

こんな感じでざっくり。

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スキルはユニットイラストに月があったのでそちらを取り入れ、攻撃は蝙蝠さんたちに任せてアーベントはゆっくりと登っていく月を優雅に見上げる…というモーションにします。 

アーベント制作中はとにかくかっこよく…とにかく優雅に…!
SDで色気ってで…出る?!どうしたら出る!?と試行錯誤していました。

そんな風にあれやこれやとこねくりまわして制作したモーションがこちらです。

通常攻撃

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スキル攻撃

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通常攻撃は体を反転させる関係で浴衣の合わせがおかしくなってしまうので、追加で反転用のパーツを制作していただきました。
エフェクトも基本的にはモーションの担当者が用意するのですが、今回はイラストっぽいものが多かったので通常攻撃の葉やスキルの雲などはイラストレーターさんに描いていただいています。

今回はデザイン的に耳飾りや扇子の紐など揺れものが多かったので、動きに合わせて不自然にならないよう動かすのが楽しかったです。
揺れものは多いと時間がかかって大変ですが、こだわると完成した時の見栄えが段違いだと思います。完成後見るのも楽しいです。

④完成

これで大体のモーションは完成!
あとはおかしいところがないかチェックをしてもらい、OKがでたらおしまいです。


▽さいごに

ここまで読んでいただきありがとうございました。
今後とも楽しんでいただけるようなモーションをお届けできるよう精進していきたいと思います。

これからもラストピリオドの応援よろしくお願い致します!

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