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七十二候の【涼風至】に入ります。

「涼風至」は「すずかぜいたる」と読みます。秋の涼しい風が吹きはじめるころです。
一年を72に分ける七十二候の37番目になります。二十四節気「立秋(りっしゅう)」の初候です。8月11日まで。

涼風至 Suzukaze itaru
“Cool winds blow.” August 7-11
(blow 風が吹く)

「涼し」は夏の季語で、暑さのなかに思いがけず感じる涼しさです。「新涼(しんりょう)」が秋の季語で、じかに肌で感じる涼しさのことです。ほかに「初涼」「早涼」もあります。「秋涼し」「秋涼(しゅうりょう)」ともいいます。クーラーのなかった時代、かすかに感じる涼しさを言葉にしたのでしょう。

     新涼のガラスのうつわ薄茶かな  一郎

勝林寺で坐禅を組みました。東福寺の塔頭(たっちゅう・山内にある小寺院)です。終わったあとに出されたのが、小さな氷の入った薄茶です。五感で涼しさを味わいました。

あなたが幸せでありますように 
琵琶湖のほとりの草庵にて
#エッセー #七十二候 #涼風至 #新涼
#薄茶 #ローカル七十二候マラソン

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