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二十四節気の【立夏(りっか)】に入ります。

春はようやくあせて、山野に新緑が目立ちはじめ、風もさわやかになって、いよいよ夏の気配が感じられるころです。
「夏」の語源は「暑い」の「あつ」が変化したもの、といわれています。太陽暦の夏は、ただ暑いだけですが、旧暦では波があります。卯月(うづき)四月は春の陽気がつづき。皐月(さつき)五月は爽やか。やがて梅雨入りで蒸し暑く。開けると炎天の水無月(みなづき)六月へ。暮らしのなかで季節を体感しながら、日本人は感性を磨いてきました。
夏の節気は六つあります。立夏、小満(しょうまん5月21日)は初夏です。芒種(ぼうしゅ 6月5日)、夏至(げし 6月21日)は仲夏となります。小暑(しょうしょ7月7日)、大暑(たいしょ7月22日)が晩夏です。夏は立秋の前日8月6日まで。

立夏 Rikka (Beginning of summer) May 5-20
The summer season begins. (Verdure becomes more green,
indicating the start of summer.)
     青嵐や藤の花房乱れ夏
初夏にふさわしいのは薫風です。でも時には青嵐(あおあらし)が。車で三十分ほどの三大神社に「砂摺(すなずり)の藤」を見に行きました。伝承では樹齢400年で、砂を摺るほどの花房は2mにもなると。藤は春の季語です。それを吹き飛ばすような激しさでした。これで春とはおわかれです。
あなたが幸せでありますように 
琵琶湖のほとりの草庵にて 大ざぶろう
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