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いつの頃からか、短眠がもてはやされるようになったんだろう?

私の記憶では、10数年前に、人間関係トラブルで落ち込んでいた私に近づいてきた人がいて、その人が当時、いろんな情報を教えてくれた。
コミュニケーションスキルや海外投資、算命学、健康系(笑いヨガ、砂浴)・・・
その中に、「土坂さん、短眠とか、ショートスリーパーに興味ありません?」と言われたことがある。

残念ながら、当時も今も、寝る方が好きなので、その類の説明会やセミナーには、足を運ばなかった。

でも、「短眠」「ショートスリーパー」という単語を出すだけで、「興味あります!」と乗り氣になって、聞きに行く人たちの姿を傍目で見たことがある。
(何を、そんなに惹かれて聞きに行くんだろう?)と思ってた。

睡眠は、寝溜めできないとは、言われている
そして、世界のかつての成功者は、8時間睡眠をしっかりとっていたという説も聞いている。

だからこそ、「短眠」「ショートスリーパー」の言葉を、時々聞くたびに、(人はどこに行きたいんだろう?)と思う。

もちろん、伝説の英雄などで、ナポレオンや、エジソンなど、睡眠時間が3時間という伝説・話を聞くが、(そもそも、そんな生き方を同じようにしたい?)と思ってしまう。

前置きが長くなったが、今回は、睡眠貯金・睡眠負債というタイトルだが、言いたいことは、【人は、睡眠が長い方がいいの?短い方がいいの?】という問いかけでもある。

それは、【生き方】にも繋がってくると思うので、じっくりと考えてみたい。


◆今の日本人は慢性寝不足

統計的なものは、「日本人、睡眠、統計」等でググって調べてもらうとして・・
6時間未満で、寝不足を感じている人が男女ともに、40%前後いる。

私が、会社員を辞めて、まず、徹底?というか、試したのが、目覚まし時計を使わなかったら、何時間睡眠になるのか?ということだった。
今は、大体、7時間半で起きられるが、ひどいときは9時間寝たこともある。

でも、身体の声という意味で、実験したかったので、少なくとも、6時間では、起きれるが、しんどいことがわかってきた。

もちろん、目覚ましを使っていた時は、慣れれば6時間でも起きれたから、不可能ではないが、外部的な力を使って、強制的に体に鞭を打っているということにも繋がる。

そう考えると、日本人って、すごいよね。
ずっと、自分に鞭打ってる。
もちろん、物理的に鞭を打たれる状況にいる人はほとんどいないだろう。
でも、「思考」「習慣」という形で、見えない鞭をずっと、自分に振るってる。

そんなこと、考えたこともないよ!という方がほとんどでしょう。
目覚まし無しで起きれないから、目覚ましを掛けているだけだよ、とか、慣れちゃったから、目覚まし無しでも早く起きれるよ!という人もいるでしょう。

人によっては、それで問題ないのであれば、良いと思うんです。
人の身体は、全員違うから。

私は、身体が小さいこともあって、既存の服、既存の靴が合わなくて、サイズ違いだと氣に入るようなものがあっても、サイズが無いことで諦めることもあります。

それなのに、社会に出て、会社に入ると机の高さが画一的だったりして、身体への負担が大きかったんです。
そう考えると、睡眠時間も、人それぞれだと思うんです。

ただ、それでも、「短眠を目指す」「ショートスリーパーに憧れる」というのがあるのであれば、その深層心理に、「長く眠る自分はダメ」という隠れた罪悪感はないだろうか?

◆眠ることに罪悪感を抱かない。

人は、ネガティブ感情のうち、2大ネガティブ感情があり、それが、【罪悪感】と【無力感】なんです。

どちらも、感情としてはあまり味わいたくない感情ですね。
人が忙しくしているのは、この2つの感情を味わわなくて済むという説もあるほどです。

暇になると、【罪悪感】と【無力感】が襲ってくるのだそうです。

眠る、寝るという行為は、寝ている間は、直接生産行為ができません。
だから、人によっては、罪悪感を感じるのだと思います。

でも、なぜ人は寝るのか?というと、寝ることによって
【日中に得た情報を脳内整理している】
【体の緊張等を、調整している、体内の細胞を調整している】

この2つを主に行っているんですね。

だから、起きた時が一番、肌がプルプル・つやつやしているということがあるでしょう。

中には、寝起きにアイデアが浮かびやすいということで、枕元にメモ帳を置いている人もいます。

それぐらい、自動的に整える機能があるのに、その機能に価値を見いだせてないのか、罪悪感に繋がってしまう。

◆眠ることに許可を出す

結局のところ、眠ることに罪悪感があると、寝ることに躊躇してしまいますよね。

人って罪悪感を抱くと、それを解くのは、「許可を出す」こと。
言い換えると、「許すこと」

「もっと寝てもいいよ」「時間を氣にしないで寝てもいいよ」
「目覚ましなんか、氣にしなくていいよ」

「え?でも。。。」となりますかね?

そもそも、【時間に間に合わなせないといけない】という概念はどこから来たんでしょうね。

私たちは、「時間がもっとたっぷりあって欲しい」と思ったりします。
それは、今【欠乏感】【足りない】という思いがあるから、そう望んでしまいます。

でも、実際は、「時間はたっぷりある」と思うと、なぜか、時間がたっぷりになっていきます。
「時間が足りない」と思うと、どんどん時間が足りなくなっていきます。

分かりますかね?
自分の想いというか、想念が【強化】【加速】されていくんです。
この原則に氣づかないと、「足りない」⇒「欲しい」⇒「ますます、足りなくなる」というマイナスのスパイラルにはまっていきます。

◆時間に限らず、もっと何かを満たしたいときのアファメーション

私たちは、時間やお金、人間関係など、足りないものにフォーカス(意識、焦点を当てる)ことをしがちです。

これを取り除く(?)ための、アファメーション(繰り返し反復して、唱える言葉)をお伝えしたいと思います。
これは、億コーチの動画にあったものです。

【私はもうこれ以上〇〇はいらない
既に幸せだし今ある〇〇を大切にします。】

〇〇には、時間だったり、お金だったり、あなたが大切にしたいものを、入れて唱えてみてください。

億コーチは、「僕はもう、友達いらないの。でも、社会人になってから、ずっと、友達とか受講生とか、交友関係が広がっていっているんだ。
それは、友達これ以上いらないし、今ある関係を大切にしているからなんだよ」と話しています。

あなたにも、「〇〇は、もういらないんだけど、なんでか、増えていくんだよね」ということ、ありませんか?

それが、この世の不思議な法則なんです。

◆起きてる時に、どれだけ充実して過ごせているか?

さて、話題を少し睡眠に戻していきますね。

結局、寝ている時よりも、起きている時間を伸ばしたい・増やしたいと思っている現代人。
でも、大事なことは、時間を伸ばすことや増やすことよりも、その時間をどれだけ充実した濃い時間にするか?ということの方が大事。

その方が重要。
生産的な時間を過ごしていないにも関わらず、睡眠時間を短くするのが、カッコいいと思っているのだろうか?
よくボスが、「『〇〇さん、睡眠時間、どれぐらいなんですか?』とか聞かれるんだけど、聞いてどうすんの?って思うんだよね?起きている時にどれだけ良いパフォーマンスを出せるかどうかの方が大事じゃない?」と言ってたりします。

みんな、成功者の【形】を真似しようとしている。
別記事にも、書こうと思っていますが、【私が何をしているかが大事ではない。私が何を描いているか?が大事なんだ】という話ですね。

この話、深いので、腑に落ちるまで、時間が掛かるかもしれません。
単純に私自身が、時間掛かっただけなんですが。。

起きている時間をなんとなく過ごしているのであれば、時間を伸ばしても、「なんとなくの時間」が増えるだけ。
そうしたら、いかに、睡眠時間を削ったとしても、意味ないよね?ということです。

逆に、睡眠時間を削ったことによる、パフォーマンスの低下の方を、激しく危惧すべきだと、個人的には思っています。

◆3年寝太郎の本当の話

日本昔話で、3年寝太郎の話がありますが、諸説ありますが、3年間寝てばかりの人が、ある時、突然起き出したかと思うと、村人がびっくりするような大仕事を成し遂げるという流れの話が多いです。(他には大地主の娘さんと結婚して、きちんと働いて繁盛させたとか)

これは、3年というのは、算命学で言うところの天中殺(大殺界)の年数と一致します。
つまり、運氣が底の時には、ひたすら寝て、エネルギーを蓄え、準備(イメージ)をして、運氣が明けたときに、ことを成し遂げることを意味します。

今の人は、天中殺の時期に、ゆっくりできずに、動いてしまう人が多いようなイメージがします。
動くと壁にぶち当たりやすいから、あまり動かない方が良いよなぁと思いながらも、それを選択するのは、人それぞれですけどね。
運氣のことを学んだ身としては、ちょっとだけ、氣になってしまうわけです。

だから、この時期にしっかりと睡眠なり、ゆったりとすることで、その後の10年の運命・運勢を作るという氣持ちでいて欲しいなと思います。

今回の睡眠をきっかけではありますが、時間の使い方、向き合い方、睡眠、欠乏感・罪悪感、そういったものを多面的に見ていっていただければと思います。

もちろん、一言に睡眠といっても、その背景にある感情・感覚は人それぞれでしょうから、正解は、ご自身で決めていただければと思います。

あなたの人生のヒントになれば、幸いです。
あなたの人生が良くなるよう、心から応援しています。

今回も記事をお読みいただきありがとうございました。

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※文中の代名詞に関する補足
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億コーチ:2022年にコーチングコミュニティで、お世話になる。コーチ暦15年以上。単独で億を稼ぐ。
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このブログは、毎週、月・水・金曜日の夕方(18時~19時ごろ)更新です

【ずっと、くすぶっている自分からの脱却】
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第4金曜日のみ、しばらく現代版算命学シリーズをお届け予定です。

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