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夢を形にしたいなら、72時間以内に動く

昔、「何かをやりたい!と思った時、72時間以内に決断、行動しないと、一生動かない。だから、やりたいのなら、先延ばしにしないように」などと、セミナーか何かで聞いた。

今回、記事を書くにあたって、軽くググったが、「72時間以内に決める、行動することの根拠はない」というブログの方が上がってきた(苦笑)

いやいや、確か、記憶の関係の情報があったはず。。
そう思って、調べていくと。。


◆72時間以内の根拠は

元々は、【エビングハウスの忘却曲線】という無意味な情報を記憶した場合、どれぐらいの時間、その情報を記憶し、忘れるか?という実験結果をまとめた心理学から来ています。

人が何かを学んだ時、

  • 20分後には42%忘れる

  • 1時間後には56%忘れる

  • 9時間後には64%忘れる

  • 1日後には67%忘れる

  • 2日後には72%忘れる

  • 6日後には75%忘れる

  • 31日後には79%忘れる

つまり、一週間もあれば、覚えたことは1/4も覚えてないということ。
しかし、それだと、学生時代の勉強は無意味に。。なんてことになってしまう。
そんなことはないでしょう。

そこで、嬉しいのが、【復習】すると、記憶がどれぐらい戻るか?定着するか?という研究もされています。

24時間以内に10分間復習すると、定着率が100%に戻るとのこと!
その次は、1週間以内に5分復習すると、また定着率が100%に戻る。
最後には、1カ月以内に2~4分復習すると、また定着率が100%に戻るそうです。

それを、緩く考えると、3日以内に学んだことを復習あるいは、アウトプットなどの発信をすることで、【情報が自分のものになる】ということですね。

◆ひらめきやインスピレーション

ひらめきやインスピレーションは、大切ですよね。
でも、それらをどこまで大切にして、ひらめきやインスピレーションが降りてきたときに、【即行動】に移せるか?

ひらめきやインスピレーションは、【天からの合図だから、放っておかないで動いてね】と言われています。

その有効期限というか、タイムリミットが、72時間なんじゃないのかな?と思うのです。

72時間過ぎてしまうと、ひらめいたことやインスピレーションも薄れていってしまう。思い出すことすら、難しくなる。

よく「幸運の女神は、前髪しかない」と言う話を聞いたことはありませんか?

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要は、幸運の女神だ!と氣づいたときにある前髪を掴まないと、通り過ぎたあとで、「あ!いまのは、女神だった!?」と氣づいて、後ろを振り返っても、掴むところがないという意味で使われています。

それぐらい、【氣づいた⇒即行動】ができていないと、なんでも、先延ばしの癖を持っている人は、チャンスを逃しやすいということになるんですね。

とはいえ、即断即決してあとで後悔することが多い人は、慎重になることでしょう。

動物占いや算命学でも、そういう素質を持っている方はいますし、そういう人には、「即断即決した方がいいですよ」とは、一概に言えないこともあります。リーディングした結果、その傾向がわかった時には、「無理に決めない方がいいですよ」とお伝えすることもあります。

私は逆で、決めるまでは慎重だけど、決めたら早いの素質なので、決めたことに対する後悔はあまり持つことなく済んでいます。

私のコーチングでは、そういった素質や運気も総合的に見ますので、その人に合ったアドバイスができると自負しています。

話しが逸れてしまいましたが、「ピン!」と来たなら、幸運の女神が通っている最中だから、72時間以内に動きましょうね、復習しましょうね、ということです。

◆マジカルナンバーセブン

人の記憶って、長期記憶と短期記憶、瞬間記憶など、大きく3つに分けられます(諸説あります)
その中で、【意識して覚えておく記憶】は、「短期記憶」に分類されます。

その短期記憶を、分かりやすく表現したのが「マジカルナンバーセブン」なんですね。

簡単に言うと、7個±2しか、人は覚えていられないということ。

それ以上は、長期記憶に入っている情報か、関係性のあるものが紐づいて出てくるという感じですね。
なので、バラバラの情報は、せいぜい多くて9個。
それ以上は、メモを見返したりして、思い出すことで、記憶の定着が起こすことができるという考え方になります。

私は、大学時代に、「元々物覚え、短期記憶が強くないのに、そもそも7±2個までなら、メモに頼ろう」と思うようになったおかげで、社会人になって、メモ魔でやっていくことができました。
自分の記憶に頼らないと、決めたことが結構役に立っています。

「結構、いくつも覚えているよ~」と、記憶に自信がありそうな方は、後ろの2個ぐらいが入れ替わって、記憶を保持している可能性があります。

昔、社会人になりたての頃に、友人たちといったレストランで、4人全員の頼んだコースをメモなしで諳んじそらんじたウェイターさんに、友人全員で拍手喝采したことがあります。

もちろん、ウェイターさんの努力や工夫もあるとは思いますが、それだけ「確実に覚える」ということに、ある種のプロ意識を感じましたし、それぐらい、普通の人には難しいことであるんですね。

◆人生の転機となることには

多分、72時間以内に決断していることが多いのではないでしょうか?
もちろん、大事なことは、それまで、調べたり、実際に行ってみたり、体験してみたりで、決断する前にも時間を掛けている部分はあると思います。

私は、これまで自分の枠を出るような決断には、唸りながら、頭を抱えて考えて、でも、決める時には「エイヤッ」と投げ出す。
そんなことの繰り返しをしてきた氣がします。

最近、決断したものも、履歴を見返してみたら、ちょうど72時間以内でした。

それ以上、時間を掛けると、段々、それに対するエネルギーを掛けられなくなってくるんですよね。
それ以外にもやらなくてはいけないもののに追われて、決断のためのエネルギーが残らなくなるというか。。

決断って、なんというか、お湯で言うところの【沸点】みたいな感じで、なんか、膨大なエネルギーが集まる感じがしませんか?
それまでは、ぐつぐつ煮込んでいるようなものが、ある瞬間に形を変えて噴き出す、そんなイメージがあるんです。

だから、「なんとなく、こうなればいいな~」というときは、沸点に到達しないエネルギーで、形になりにくいんだと思います。

それを、沸点に来た時に、「~なればいいな~」から、「~になる」に変わる、そんなエネルギー転換点が【決断】なんだと思います。

沸点を通り過ぎたあと、72時間以内に決めないと、単なる空気となって、雲散霧消うんさんむしょうになってしまうのだと思います。
やかんでもそうですよね。見えている湯氣の状態って、わずかじゃないですか?あの湯氣の部分が【現実化:形】なんじゃないか?と思うのです。

画像はお借りしています。

現実化するまでに、水を温める火の存在は重要ですね。

稲盛フィロソフィーという、「稲盛和夫さんの言葉・哲学」をまとめたものがあります。その中に、【自ら燃える】の話があります。

物には可燃性、不燃性、自燃性のものがあるように、人間のタイプにも火を近づけると燃え上がる可燃性の人、火を近づけても燃えない不燃性の人、自分でカッカと燃え上がる自燃性の人がいます。
何かを成し遂げようとする人は、自ら燃える情熱をもたなければなりません。高校野球では、心から野球の好きな若者たちが、甲子園という大きな目標を目指し、一丸となって生き生きと練習に励んでいます。その姿には、未来への可能性とエネルギッシュな躍動が感じられます。彼らは自ら燃える自燃性の集団なのです。
自ら燃えるためには、自分のしていることを好きになると同時に、明確な目標をもつことが必要です。

京セラ:稲盛和夫フィロソフィーより

自燃性の人、可燃性の人、不燃性の人、がいます。
やかんの火を、自分でつけられる人か、人につけてもらう人か、火もつかない人か。。

これは、結構大事なポイントだと思っています。
ほとんどの人は【可燃性】と言われています。自燃性は、少ないのは、フィロソフィーにもあるように、明確な目標を持つ人が少ないからなのですね。

◆セミナージプシーの危険性

人生の転機と、セミナーを一所懸命にいろんなところに行くのとは、違うと思ってます。

というのは、「セミナージプシー」という言葉があるのですが、セミナーに行って、「人生が変わった氣になる」ことが危ないのですね。

セミナーは、「きっかけ」だと、私は思ってます。
最初のメンターに出会ったのも、セミナーだったし、その後、ご縁があって入った会社もセミナーで知り合った社長さんでした。
そういう意味では、良いことだと思うんです。

動画や本やセミナー、いろいろインプットしてきました。
でも、変わる決断をしたのは、いまだに10本の指で数えられる程度です。
最近は、加速化しているので、決断の間隔が短くなってますが、変化はアウトプットの方が重要です。

でも、一人でアウトプットは、なかなか難しいので、誰かのサポートがあるといいでしょう。
先ほどの、自燃性・可燃性の話しではないですが、自燃性の人はとっくに成功の道を歩んでいることが多いと思うので、いま、自分はそうでもないな?と思ったら、可燃性の可能性があります。

セミナーの火は、すぐに消えてしまいます。
それよりも、確実なのは、自分で決断した【火】ですね。

長く、コツコツ続けられるもの。
人生の目的・目標。

それに向かって、姿勢を正してもらうような体験。
それらの方が、大事だと思います。

◆どんな変化もメリット・デメリットある

最後に、どんな変化もメリット・デメリット両方あると思っています。
もちろん、変化しないことにも、メリット・デメリット両方あります。

その上で、【自分はどの体験を選ぶ?】
とすればいいのだと思います。

こっちの方がメリットありそう!と選んだことでも、きっとその陰には認識してないデメリットもあるはず。
その両方の局面を見れるようになると、自分の人生は自分で作っている感が分かってくるんじゃないかな?と、私は感じてます。

よく、臨死体験などをした人は、世界が違って見えるなどという話もあるようです。
それは、一瞬でも肉体を離れ、魂状態に近い状態になると、肉体に入っているときには見えなかった面(メリットだと思ってた体験のデメリット面とか)が、見える体験をするからかな?と感じています。

子どもの頃は、父は頑固で嫌な人、母は優しくていい人と、思っていましたが、ここ数年で、父がいたから、私の長所が磨かれた、母がいたから、私の欠点が助長されたというところも、なんとなくわかってきました。
今は、どれも統合されて、【いまの私がある】という感じになってきています。

全ての体験は【おかげ様】になっているのです。

だから、あなたが、どんな決断をしようとも、すべては、【おかげ様】に繋がる体験でしかないですよ、ということ。

変化しようが、変化しまいが、72時間以内に決断しようがしまいが、それもすべて、あなたの人生の瞬間瞬間の産物でしかないということ。

なんか、最後、抽象的な部分が多い文章になってしまいましたが、決断の為に使えるエネルギーの時間がウルトラマンで言うところの、カラータイマーだとしたら、ウルトラマンが地上で3分間なのに対し、私たちは、72時間ですよ~、というお話でした。
最後まで、たとえ話で、失礼しました~。

あなたの人生のヒントになれば、幸いです。
あなたの人生が良くなるよう、心から応援しています。

今回も記事をお読みいただきありがとうございました。

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