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相談の仕方にルールがある

相談する時に、まず、何から言った方が良いか、ご存じだろうか?

案外、知らないか、認識してないか、話が本題に入るまで長くなる人がいる。

起業家コミュニティ内では、相談の仕方、ルールの型があり、それによって、多少は改善されているものの、数人に1人は、回答者から「すいません、〇〇から話してもらえますか?」と注意喚起される。

それぐらい、人は相談の仕方が下手ということなのか。

それでは、結論として、何から言っていけばいいのか、伝えていきたいと思います。


◆「〇〇について、相談したいです」

まず、これがあると回答者も、〇〇について回答すれば良いんだなと分かって話が聞ける。

これが抜ける人が、まあ多いこと。
ご自身の経緯をとうとうと話されるんです。

え?こんな単純なこと?
と思いますか?

日本人の中には、結論を最後に話す人がいます。
話し手は、どこまで話せば最後なのかは、なんとなくわかりますが、聞き手は、「ど、どこまで聞いていれば良いんだろう?」と、そこにエネルギーを使って疲れてしまうのです。

あなたも、人生で、一度は言われたり、言ったりしたことは、ないですか?
「だから、何が言いたいの!?」

結論や本題が分からない話って、聞き手にとっては、苦痛なんですよね。
でも、話し手は、そこを意識して話すというのは、意識しないとすぐ、モヤモヤになってしまう。
要は、頭で、まとまってない、ということなんですよね。

まとまってないからこそ、聞き手がまとめてくれる人なら良いけれど、話をまとめる能力がある人は少ないし、まとめたらまとめたで「全部を聞いてもらえている感じがしない」とか、なったりすることも。

それを、全肯定で聞ける人がいたら、それ、結構貴重な存在ですよ。

話がちょっと、余談になりますが、
私も、話を割と聞き役になる方ですが、それでも、一定許容範囲を超えると、途端に「まだ、その話?」となるところがあります。

基本、本当のところは、せっかちなので、「もうサッサと先に行きましょうよ」と言う部分がなきにしもあらずです。

この部分に氣づいたのも、いろんな方の相談を乗っていく中で、動物占いで言うと、外面【ヒツジ】で、内面【チーター】なのですが、外面ヒツジは、相談しやすい、悩みを話しやすいカウンセラー向きなんですね。

なので、お仕事などは、カウンセラー領域に徹すると良い訳です。
ところが、内面のチーターというのは、「超ポジティブシンキング」なのです。

外面ヒツジのまま、ずーっと行くのは、途中でしんどくなるというか、内面のチーターが登場すると、途端に「もっと、夢のある話したいんだけどなぁ」と、なってしまう。

このバランスが崩れると、相手も「え?」となるのか、「なんか、聞いてもらえない感じ」となるようで、ここが、最近の課題となってました。

なので、この部分の設計をどうするか?と、今、思案しています。
大体、大枠は固まってきたので、あとは確かめていくだけです。
こうやって、ビジネスは調整をしていけばいい。
ビジネス設計について知りたい・一緒に考えて欲しいと思う方は、公式LINEなどの無料プチコンサルをご利用ください。

◆経緯を話すと長くなるのは

話す側が、【全部】の情報を伝えようとするから。

それこそ、酷いと生い立ちから話し始めたり。

それも、何を相談したいのか?という発想から逆算させてないからなんですね。

よく、事業相談の中でも、アドバイス・回答の一環として言われるのが

「それは、何のために(やっていること)なんですか?」という問いかけ。

何のために?を考える習慣がないと、あれもこれもと詰め込んでしまう。
無駄が多いんですね。

それこそ、生きていると、小さい頃から、「何のためにやっているんだろう?」と思うことはあっても、日々が忙しいと、周りの大人に、「何のためにやるの?」と聞いても、誰一人として、「そんなの当たり前じゃない、〇〇しないといけないんだから、やるのよ」という回答で、「何のために?」の本質を追及しない生き方というか、「決まっているんだから」とか、「当たり前だから」とか、思考停止するような回答を聞いて育ってしまっているというのも一因にあるのではないか?と思ってる。

例えば、歯磨き一つとっても、「なんで磨くの?」と子どもが聞いても「虫歯にならないためよ」とか「歯は磨くものなの」と言いくるめられてしまう。

ちょっと、余談で算命学的に言うと、「虫歯になるから」で納得する子は、50%。あとは、納得できないけど、これ以上、どうやって聞けばいいかわからないから思考停止する子がほとんど、なんですね。
どうやって聞けばいいかわからない子は、実は「歯を磨いたらきれいになってスッキリするでしょ」と言われたら納得する可能性がある。

要は、マイナスの結果を回避したいタイプと、プラスの結果なら望んで手に入れたいタイプに分かれますよ~という話。
これは、「人間関係のすれ違い(算命学シリーズ2)」記事の中にある、希望型と慎重型のタイプ別のお話になります。

はい、途中、算命学のお話を入れさせていただきましたが、いずれにしても、案外、「何のためにやるのか?」というのを、人生の1つ1つにおいて丁寧に、解釈している人は少ないんですね。

◆相談上手になるには?

結局、相談するということは、自分が望む答えを引き寄せるということですよね?そもそもの目的は。

そのポイントを抜かして、「理解してもらおうとすること」に注力してしまう。
しまいには、解決したくないのかな?という感じの、会話になってしまうわけです。

相談上手になるというのは、解決上手になること。
解決するのに、必要な考え方は、方程式で言うところの「Xエックスを求めよ」であり、それ以外に余計な数字を入れたり情報を入れたら、Xエックスがわからなくなってしまいます。

例えば、X-2=3であれば、すぐ、X=5 と答えられるかと思います。
でも、これを、X-2+4-8-1+5=3 となったら、珠算とか暗算が得意な人でない限り、え~っと、となると思うのです。
答えは、同じ、X=5 になります。(自分で問題作りながら、私もすぐに答えられませんでした)

複雑な相談というのは、後者のような質問の仕方なんですね。
欲しい答えは、X=5 なのは、変わらずなのに、です。

そうしたら、なるべく、余計な情報を伝えないようにする努力・工夫が必要になります。

ビジネスの世界では、「エレベーターピッチ」と言って、エレベーターに乗って降りるまでの15~30秒というエレベーターに乗っているほどの短い時間に、自分自身やビジネスについてアピールする手法のことを、意識するように言われます。

そう考えたら、生い立ちから話している場合じゃない!って、わかりますよね?

◆女性は解決脳よりも共感脳

ところが、問題が一つ発生してしまいます。
というのも、女性と男性とでは、脳の仕組みが違うということを聞いたことはないでしょうか?

男性は、解決脳であり、女性は共感脳という話です。

なので、女性の話は、永遠に続く井戸端会議と言われています。
なぜなら、「解決を目的にしていない」からなんですね。

これは、男性は狩猟で、獲物を取ってくるという解決をしなければいけない。
一方、女性は、農耕で、仲間と一緒に作業するということが求められたからだと、言われています。

そういう時代の、長く遺伝子に刻み込まれた歴史から、いまだに、性別で判断していいとは思わないけれど、やはり、若干の影響はあります。

私は、女性ではありますが、感覚としては、共感脳よりも解決脳の方が強いと思ってます。
なので、共感オンリーでずっと来られると、解決脳を発動したくなってしまうのです。

かと言って、普段から解決脳をバリバリ発動させているわけではないです。
だから、最初、共感、途中から解決へと切り替わるバランスを、クライアントさんとペースを合わせるか、「こんな感じで、共感〇割、解決〇割と、しますよ~」と、あらかじめ提示するなどの設計をしなければいけないと思ってます。

同じ女性であっても、共感脳と解決脳のバランスが違うように、男性だからと言って、共感脳がゼロという人も滅多にいないでしょうし、解決脳だらけということもないでしょう。

何が言いたいかというと、人によっても、この共感脳と解決脳のバランスは違うし、また、状況によっても、「今は、共感だけしてもらいたい氣分」とか、「これは、解決しておきたい氣分」というのは、あるでしょう。

これを、相談に乗る側も、どっちの氣分だろう?というの、明確にする訓練をされた方が良いと思うんですね。

事業相談を聞いていて思ったのが、「〇〇が正しいですか?」というよりも、「自分の〇〇と考えている部分を共感して欲しい」という感じの方もいらっしゃって、これを、ここの事業相談会で求めるには厳しいものがあるなぁと見ていて思ったんですね。

なので、女性が相談する際には、その前に、「今、自分は共感を求めているのだろうか?解決策を求めているのだろうか?」と自問自答するようにされると良いと思います。(女性に限らず、男性でもタイプによっては、この習慣を取り入れると良い人もいます)

◆共感・承認欲求が強い時は、これを見直す

女性は、基本的に共感脳が強めという話をしてきましたが、それでも共感脳だけでいることは、今のご時世、なかなか無いと思うのです。

そうなると、共感・承認欲求が強いと、それをどうにかして調整しないといけません。

それを、他者やSNSに求めると、バズリは生まれますが、ビジネスにおける実利は生まれません。
なので、起業家で、SNSでバズリやフォロワー数拡大を目指すのは、実はNGなんです。

なんなら、万単位のフォロワーがいても、稼げない人もいれば、数百のフォロワーで、着実に稼げる人もいる。
ビジネスをやるのなら、大事なことは、着実に実利を得ることなんです。

これを知らずに、商品もなく、フォロワー作りにいそしむ人が多いです。
世の中には、大手の戦略と弱者の戦略があります。
大手が〇〇をやって成功したからと言って、それが、自分(弱者)にも通用するか?といったら、しないんです。
まず、この辺りを知らないといけないですね。

話が、だいぶ逸れてきましたが、大事なことはですね、共感・承認欲求が強い場合は、【自分自身の心の器に欠乏感がないか?】見直すということ。

何が言いたいかというと、「自分で自分のことを満たしていたら、他者からの承認は必要なくなる」というのが、ポイントなんですね。

要は、自分の心の器が、欠乏感、「足りない!」って思うから、他者から認められたい、共感してもらいたい、他者からのエネルギーをもらいたいという、こう言っちゃなんですが、それ、【隠れエネルギーヴァンパイア】ですよということ。

もちろん、承認欲求が強いことを、逆にエネルギー源として、「頑張る」方向に使える人は良いです。
でも、このやり方を続けていくと、実は犠牲を払うことがわかっているんですね。
どういう犠牲か?
大抵が、「家庭崩壊」「健康被害」という形で現れます。

なので、自分で自分を満たすということが大事なんです。

仲間のインスタライブで良いことを言っていたのですが、
「これが、できた自分にマルと。
この満たし方、良いですよね。
私も、早速真似していきたいと思います。

◆相談したいことがわからない

たまに、言われるのが、「相談したいことがわからない」というやつですね。
そういうときに必要なのは、言語化になっていきます。

「何がうまくいってない?」を細分化(因数分解)する必要があります。
あとは、「次に、何をすればいい?」と自分に問いかける習慣ですね。

私のクライアントさんには、私が作成した、ビジネスの原理原則をまとめたモノや、お役立ち情報をまとめた資料をPDFにして、渡していっています。
その中に、行動が止まってしまうときの問いかけなども、入っているんですね。

大事なのは、【自問自答】の習慣を持つと良いと思います。
英語で言い換えると、セルフクエスチョンというのかな?
大抵のことは、自問自答で、かなり明確にできると思うんです。

もしも、自問自答がうまくいかない場合は、そもそも、「質問」に触れる機会が少なすぎです。

私のワークショップでは、質問を用意していますし、その質問がきっかけとなって、願望や欲求が明確になるようになっているんです。
それぐらい、質問というのは、答えを導き出すために必要なことなんですね。

今回は、「相談のルール」一つとっても、相談の仕方、エレベーターピッチ、共感脳と解決脳のこと、自分を満たすということ、自問自答の大切さをお伝えしました。

少々内容がボリューミーだったかと思いますが、相談とか、自問自答をうまく使いこなして、物事をどんどん良くしていってくださいませ。

あなたの人生のヒントになれば、幸いです。
あなたの人生が良くなるよう、心から応援しています。

今回も記事をお読みいただきありがとうございました。

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※文中の代名詞に関する補足
コンサルさん:今年(2023年)からお世話になっている、ビジネスコンサルタント。潜在意識とお金の話に強い。
ボス:コンサルさんのコンサルタントをされている。グループ年商50億円を稼ぐ。
億コーチ:2022年にコーチングコミュニティで、お世話になる。コーチ暦15年以上。単独で億を稼ぐ。
マイコーチ:友人兼コーチ。本業は違うものの、私のわがままで、コーチをしてもらっている。


このブログは、毎週、月・水・金曜日の夕方(18時~19時ごろ)更新です

【ずっと、くすぶっている自分からの脱却】
「雇われる生き方から卒業」
【ご自身も氣づかなかった才能の発見・開花・昇華】という目的のもと
「自分らしく生きるには?」
「起業・事業を軌道に乗せるには?」
「月、数万円は稼げるけど、それ以上がうまくいかない」
「人間関係や性格分析等、人や自分自身とより良く関わっていくには?」
という視点からお届けします。
第4金曜日のみ、しばらく現代版算命学シリーズをお届け予定です。

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