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LEON (レオン) 映画紹介

1994年に制作された映画、フランスの巨匠リュック・ベンソン監督の代表作品で言わずと知れた「LEON」の紹介です。

あらすじ

ニューヨークを舞台に孤独なイタリア系移民のレオンは、プロの殺し屋として完璧な任務を遂行する日々を過ごしていたが、同じアパートの隣に住む家族が麻薬取締局とのトラブルに巻き込まれ、助けを求める12歳の少女マチルダを家に招き入れた事で2人の共同生活が始まる。殺し屋となり復習を誓うマチルダとレオンはどうなっていくのだろう。

「LEON」は、制作しない映画だった!


女性スパイを主人公にした作品『ニキータ』で有名になったリュック監督ですが、アメリカ進出するため、監督が制作しようとしていたのが『フィフス・エレメント』でした。フランス映画史上最大の製作費が掛かるということで、多額の資金を提供してくれる制作会社はどこにもいませんでした。そのため、一時制作中断することになり制作スタッフを解散せざるを得ない状況に陥ってしまいました。そこで製作スタッフを維持するため、別の映画を制作することになり、とりあえず製作することになったのが「レオン」だったのです。もし、制作会社が見つかってたら「レオン」はこの世に生まれることはなかった作品ということですね。なんと監督は、「レオン」の脚本を2日で書き上げたらしいです。

映画評論家からの批判

ストーリーの中で2人で生活していく中でマチルダがレオンに恋心を抱くシーンが描かれています。現代では、このような大人と子供の恋愛を描いた作品は倫理的にタブーとなっているので制作することは難しいでしょう。当時であっても様々な映画評論家や団体から猛烈な批判があり多くのシーンがカットされてしまいました。最近になってようやく完全版が視聴できるようになりました。
本来の脚本では、2人のラブシーンもあったのですが、どうやらナタリー・ポートマンの両親の猛反対があったらしくこのシーンは無くなったようです。

演じていたのは実はハリーポッターのあの俳優

悪役を演じたのは、なんとハリー・ポッターシリーズのシリウス・ブラック役を演じたゲイリー・オールドマン、若くて雰囲気が違うので最初気づかない人もいたのではないでしょうか。
トータルの出演時間は15分にも満たないの関わらず大きな存在感を出していましたね。しかも、ほとんどの演技がアドリブだったといいます。特にドラッグをキメるシーンは印象的です。


あとがき
何十回も観たですが、何度鑑賞してもいい作品です。新しい発見や自分なりの解釈など楽しみが尽きない作品です。
See you next time!



作品詳細
監督 リュック・ベッソン 脚本 シュック・ベッソン

出演者
ジャン・レノ
ナタリー・ポートマン
ゲイリー・オールドマン
ダニー・アイエロ
ピーター・アペル
ウィリー・ワン・プラッド
 

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