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第一回「happybongo賞」受賞研究

MBAデザイナーnakayanさんのアメブロ:2018年10月8日付


先週の日曜日9月30日は、台風接近という事で遠出を控え、地元で小中学生の自由研究発表を見学してきました。nakayanさんの率直な感想としては「皆さん、かなり凄い!!」

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先生たちの評価とは違う立場から、nakayanさんが個人的に興味を持った研究や着想が面白かったものを、「happybongo賞」受賞研究として以下にピックアップしてみます^ ^ 


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「happybongo賞」受賞研究その① :チリメンモンスターを探せ!
着想がとても面白かったです。nakayanさんも子供の頃からシラスに入っている小さなカニやタツノオトシゴなどが気になっていました。この気になった事や気付いたことを詳しく調べようと行動する事が素晴らしい!これだけのモンスターたちを探すにはかなりシラスを食べた事でしょう^ ^


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「happybongo賞」受賞研究その② 最強の紙ストローを探れ!
プラスチックストローの利用による環境悪化を解決するという目的から始まり、先ずは素材となる様々な紙を研究し、そして最強の素材を見つける。更には、最強の形状を研究し「最強の紙ストロー」という形ある結論までもっていけたのは素晴らしい!使ってみたい! 


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「happybongo賞」受賞研究その③ 早く出ろ出ろPET
身近にあるペットボトルを利用した、一見すると簡単そうに見える研究ですが、やっている事は、数理物理学の研究者たちが嫌がる流体力学の研究ですね^ ^  具体的には「渦」の研究です。もっと勉強して渦を数式で表現できるくらいまで研究して欲しいですね^ ^


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「happybongo賞」受賞研究その④ 耳石の研究 パート2
先ず、シリーズ化している研究を持っている時点で素晴らしい! どれだけ魚を食べてるのでしょう?子供の頃からこんなに魚を食べていたらDHA効果でどんどん頭が良くなり、今後研究が加速する事でしょう^ ^ 様々な耳石のサンプルも面白かったです^ ^ 


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「happybongo賞」受賞研究その⑤ 本当に円柱形は強いの?
建築工学の分野の構造力学の研究に近いですね^ ^ シンプルな着想から、比較検証を行い実体験できる展示まで持っていくとは素晴らしい! 個人的には、ハニカム構造を打ち破る円柱形構造を見つけて貰いたいですね^ ^ 目指せ!円柱形イノベーション!


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「happybongo賞」受賞研究その⑥ 大切な布製品を汚れから守れ!!
汚れに関しての研究はいくつかありましたが、サンプル数の多さが際立ちました^ ^ 見ている人を説得するプレゼン能力という観点からも素晴らしい! 汚れ落としの万能洗剤を開発して欲しいですね。いつでもクリーニング屋さんになれる! 


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「happybongo賞」受賞研究その⑦ 洋服 よごして墨ません
こちらは汚れでも墨に特化した研究です。この墨に特化したという所が素晴らしい!! 似たような研究でも、一つに特化する事で自分独自の研究になっていきます。 恐らく、洋服に習字の墨を付けてしまいお母さんに怒られたのでしょうね^ ^ きっかけは重要ではありません。興味を持てる研究を見つけることが重要です!


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「happybongo賞」受賞研究その⑧ 知ってる?衝突の怖さ
身近な交通事故などの衝突の怖さから、まだ習っていなであろう物理学の運動エネルギーや位置エネルギーの研究に繋がっています。「気付き、考え、実行する」がきちんと出来ています!今後は、衝突の構成要素がもっと分かってくるはずです^ ^ 


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「happybongo賞」受賞研究その⑨ パラシュートでわかる空気の抵抗実験
nakayanさんも子供の頃パラシュートが大好きでした^ ^ 個人的には是非ともシリーズ化してもらいたいですね。 今後は、インフラが整っていない過疎地での長距離移動を目的とした飛行機型無人ドローン機の実用化に伴いパラシュートの需要も増えてくるはずです! 


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「happybongo賞(おまけ)」受賞研究その⑩ 白身が逆転した卵が食べたい!!
研究動機を、身近な欲求から始めたところが素晴らしい! 最近になり、三つ星シェフたちなどが料理の分野に、化学の研究成果を応用するケースが増えてきています。 研究と料理をミックスした独自の研究を深めて貰いたいですね。


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「happybongo賞(おまけ)」受賞研究その⑪ 汗は電気を流すのか
先ず、「汗を出す」という発想が素晴らしい!! 素振りや腕立て伏せをして汗を集めたようですが、これだけの汗を集めるのは大変だった事でしょう^ ^ 何事も汗をかかないとダメです! 頭だけで考えず行動に移した事は素晴らしい!! 


まとめ

今回の「happybongo賞」受賞研究は以上です^ ^ nakayanさんは今回ざっくりと研究成果を見てきただけですので、nakayanさんが見落としてしまっている素晴らしい研究もまだまだ沢山あったと思います。 nakayanさんが見落としてしまった理由は、少しプレゼンテーションの力(他人の目に止まるような展示方法や魅力的な言葉の表現力)が不足していたのかもしれません。nakayanさんはデザイナーですので、研究内容だけではなく人に伝えるプレゼンテーション能力を高く評価します。

自由研究と言えども、そのテーマについては起業家と同じような着眼点が必要であると言えます。具体的には、世の中に介在する社会問題に対して、どのような研究を深める事で、その社会問題の解決に繋げるのか?あるいは、最新のテクノロジーを身近な材料でどのように代替するのかという研究などのことです。自己満足にとどまることなく実用性の高い研究が子供にも必要です。

オーソドックスな朝顔や野菜の観察も自由研究のテーマとしていいと思いますが、ただ記録をとるだけではダメです。例えば、苗を異なる10パターンくらいの環境で育てて、どの育て方が「生産性が高いのか」という結論までたどり付けないとダメです。この場合、「生産性を高める」ということは、現状における社会的課題の一つですので、実用性の高い研究であると言えます。

自由研究が苦手な人も多いと思いますが、nakayanさんが個人的にオススメする研究テーマとしては、最近では三つ星レストランも注目している「化学料理」です。身近で、手軽で、実用性がとても高い研究です!!


中山兮智是(なかやま・ともゆき) / nakayanさん
JDMRI 日本経営デザイン研究所CEO兼MBAデザイナー
1978年東京都生まれ。建築設計事務所にてデザインの基礎を学んだ後、05年からフリーランスデザイナーとして活動。大学には行かず16年大学院にてMBA取得。これまでに100社以上での実務経験を持つ。
お問合せ先 : nakayama@jdmri.jp


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