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昼寝の幸せ

生きているとつらいことは多い。
世の中、嫌な奴もいっぱいいる。
それでも、できるだけ楽しく生きていきたい。
なるべく幸せを感じて過ごしたい。

幸せを感じるときはいつだろう。
仕事で大きなヤマをこなした時とかだが、滅多にない。
身近な幸せならなんだろう。
風呂で湯船につかったとき。
夕食の時のビール。
夏の思い出の中では、昼寝だ。

実家は田舎で、夏休みは川で昼過ぎから泳ぐのが当時の子供の日課だった。
泳ぎ疲れて帰った後、スイカを食べて、広い座敷の畳の上で昼寝をする。
畳の匂いは気持ちが落ち着くし、肌触りがいい。
縁側からは蝉の声とともに風が入ってきてすこぶる気持ちがいい。
寝入る前のうとうとする時間の気持ちよさ。
おなかに乗せたタオルケットの柔らかさ。
夏休み中の、昼寝。うん,良かった。

ぼんやり目覚めると、もう西日で夕方に近い雰囲気。
ヒグラシの物寂しい鳴き声を聞きながら、なにか不思議な感じ。
他に家族が誰も帰っていないと一人で異世界にいるような気がした。

そんな時は、アイスを食べ、庭にホースで水を撒くと気分がすっきりした。
昼寝の後のアイスと水撒き。

幸せな夏の日々。

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