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強い魂のこどもたち

生後19日目に息子が心不全を起こした時、私は何を思っていたと思いますか?

ただただ助かってほしい、元気になって欲しいという祈り。それはもちろん。

「なぜ?」「どうして?」「何か悪いことしたかな?」「妊娠中にしたあれが良くなったのかな?」と自問自答。

とにかく混乱していたことは確かですが、そんな中で私が強く思ったのは

『なんて強い魂の子を産んでしまったんだ!!』

でした。




ヨガとの出会い

今から6年半程前、結婚して4年、子供が産まれる3年前くらい。私はそれまで勤めた正社員の仕事を辞めました。夫とは休みが合わずすれ違いで、仕事にも嫌気が差していたし、そろそろ本格的に子供も欲しかったし妊活という名目でした。

でも辞めて1ヶ月もすると退屈で退屈で。私は退職金もあったし、元々興味のあったヨガの勉強をすることにしました。

ヨガを教えたりはしませんでしたが、そこでの学びがその後の私の人生にとても役立っているな〜と思います。もう少し日頃から意識出来たら良いのかもしれませんが、人間忘れっぽい生き物なので仕方ないということで。



ヨガの教え

ヨガの教えでは、人間は魂をより成長させるために何度も何度も繰り返し生まれ変わるそうです。

生まれる前に今世ではこのようなことを学ぶと決めてきていて、自分でどのような人生を歩むかシナリオを書いてきてるそうなのです。
何度も生まれ変わって修行を積んできた魂は、より高度な課題を自分に課します。

自分で親を選び、人生のイベントも結婚相手も、自分が得意なことや苦手なこと、名前や顔もぜーんぶ自分で決めてきているそうです。

良い経験も悪い経験も全て自分に必要だから起きていて、必要のないことは起こらない。全て自分で望んできたこと。

自分のそれまでの人生を振り返り、なかなかすぐにはそう思えなかったけど、そう思えるとなんだか気持ちが楽になりました。



かみさまとのやくそく

生まれる前の記憶は忘れるようになっているそうですが、記憶を持ったまま成長する子もいるそうです。その胎内記憶の研究で有名なのが、産婦人科医の池川明先生だそうです。

その池川先生が監修された『かみさまとのやくそく』というドキュメンタリー映画があるのですが、普通にレンタルとかはしていなくて上映会等でしか見れないようです。

ヨガを勉強中に1度観たことはありましたが、ちょうど出産直前にヨガインストラクターの友人が上映会をするために借り、予備があるからと貸してくれました。

胎内記憶を持つ子供達が、お空の上での話や母親を選んだ話等をしていたと思いますが、ひとつ印象的な話を覚えています。

赤ちゃんが生まれるとき、大勢の中で誰かは心臓の病気を持って生まれなくてはいけなくて。病気を持って生まれてくる子は、じゃあ僕持って生まれるねって自分で選んで、周りの子達からもカッコいいって言われたりして。

病気を選んでくる子は、とても勇敢な魂の持ち主だというエピソードがありました。



強い魂の息子

ヨガの教えを学んでいたことや、映画を見た直後だったこともあり、もちろん涙が止まらずパニックにはなっていましたが、『なんて強い魂の子を産んでしまったんだ!』と心の奥で強く思っていました。

そして『そんな息子に選んでもらった私も、なんて強い魂の持ち主なんだ!』『とんでもないシナリオ書いてきたみたいだ!』と思ったりもしていました。

もちろん日々辛くて逃げ出したくて泣いてばかりもいたんですが、『なんて強い魂の持ち主なんだ!』と思うことで、息子が今必死で乗り越えようとしてるのを全力で応援してあげなくては!私がメソメソしてばかりいるわけにはいかないという気持ちになりました。

この教えを知っていたことで、私はあの時救われて前向きに乗り越えることが出来たと思います。

もしお子さんが病気で、自分やお子さんを責めてしまっている方がいたら、こんな考えもあるんだなと少しでも肩の荷が降りたら良いなと思います。

今日も元気で過ごせることに感謝(*^^*)

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