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オルガンとギター。


先日、クラシックギターの先生がゲストとして出演する
オルガンコンサートに行ってきました。
 
♪島之内オルガンコンサート
スペインの情熱の響き!~カベソンからロドリーゴまで、ギターも共に~♪
 
東心斎橋にある、島之内教会(創立128年・登録有形文化財)にて
オルガニストの土橋薫さんが、とてもこじんまりとして可愛らしい
フランス・ガルニエ社製のオルガンを奏で、ラストはギターの先生と素晴らしい合奏をしておられました。
 
オルガンのことは全く知らないのですが
小さくて木製で、中世の雰囲気がなんともいえず素敵です♡
 
パイプオルガン、というとジャジャーン!と荘厳なイメージを持っていたのですが
この日のオルガンは、オルゴールのように可愛らしい外見で、音もジャジャーン!!という感じはなく優しくて懐かしいような、そんな音色でした。
 
オルガンってフランスとかドイツのイメージだったのですが
スペインでも活発だったのですね~!!
それはクラシックギターと合うはずです^^
ギター発祥の地ですからね。
 
クラシックギターでは、チェンバロ(ピアノ以前の楽器)の曲を
演奏することもあるのですがオルガンの曲も出来たりするのだろうか・・・?!
 
同じ鍵盤楽器とはいえ音が出る仕組みが違います。
〇ピアノ・・・打弦楽器(弦を打つ)
〇チェンバロ・・・撥弦楽器(弦をはじく)
〇パイプオルガン・・・送風により音を出す
 
だそうで、爪で弦を弾くギターと、チェンバロは似ているのだとか。
だからギターでも演奏するんですね。
 
パイプオルガンは空気を送ることで音が出るので
リコーダーやアコーディオンに似ているそうです。
ただギターと似ているところがありました!
オルガンは足元にも鍵盤があり、そこでベースコードを弾くので
一人オーケストラが出来ると。
おお~!一人オーケストラはクラシックギターも同じです!
共通点があるということは演奏できるかもしれない?
好きな曲が見つかるかもしれないし
弾けたら楽しいだろうな。
 
 
そういえば、フルートとギターは合うと一番最初の先生から聞いたことがありました。
フルートも息(空気)を送って音を出すし
パイプオルガンとギターの組み合わせは合っているのか!と
一人答え合わせして満足しました笑
(何が合う合わないかわかりませんが^^;)
 
 
曲は初めて聴くものばかりで、古くは16世紀からの曲から始まり
神秘的なイメージ・・・
そして、プログラムのラストの名曲、スペインの作曲家ホアキン・ロドリーゴによる
「ある貴神のための幻想曲」

 
第4楽章まであるこの曲、ギターの名曲と言われているのに初めて聴いたのです。
このような機会がなければ聴かなかったかも・・・
 
美しくて表情豊かで、オルガンとギターが合わさった生演奏は
とても贅沢な時間で、スペインの風を感じました!
 
 
オルガンとギター、またこのような組み合わせの演奏会があれば
行きたいな~
教会で、オルガンと讃美歌を聴いてみたいな~
など思い、世界が広がった演奏会でした。
 
古い時代の音楽が現代に残っていて、今それを聴いていることにロマンを感じます。
当時の人々と同じ感覚を味わっているのかもしれませんね☆


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