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デジタル採点が意外と良すぎる!

3年前だったと思いますが、テスト後に答案を全てスキャンをしてパソコンで採点をしている先生がいました。

とても驚き、使ってみたい!と思いましたが、印刷が大変そうなのと、生徒から結構ミスが多いと聞いていて、手を出さずにいました。

最近、学校全体で使ってみようという話になり、前から興味のあった私も使ってみました。
いろいろ探してみて、良さそうなものをということで、担当の先生が試験的に導入してくれました。 

百問繚乱

基本的には、
1 模範解答をスキャン
2 設定
3 答案をスキャン
4 1問ずつ、全員分採点していく
(1の問1を人数分→1の問2を人数分…)
5 結果出力
6 答案のプリントアウト
の流れです。

他にもいろいろあるようです。

採点ナビ

デジ楽採点

YouMarhk Persomal

職場や、教育委員会単位での導入になり、なかなか難しいのですが、個人で利用出来るものも提供されています。非常にありがたいです。

サイテン切り

デジタル採点のメリット

・最初に答案をスキャンするため改ざんなどの不正をゼロにできる。
・設定はやってみるとそんなに難しくない。慣れれば10分ぐらいで終わりそう。
・答案用紙の制約は意外と少ない。□の枠に囲まれていれば大体OK!
・ゲーム感覚で採点できて楽しい
・進み具合のゲージがでるため、達成感が味わえる。
・間違えだけクリックすれば、あとは一括正解のボタンを押して終了。逆もできる。
・点数入力、点数計算の必要なし。
・記号問題は自動採点してくれる。
・一問一答など、一覧ででるので、間違えが見つかりやすい。
・記述問題を一覧にすると、基準がぶれることなく採点できる。
・拡大できるため、誤字が発見しやすい。
・テレワーク機能(個人情報が全て伏せられます)を使えば、タブレットでの採点も可能。ちょっとした隙間時間に進められる。
・答案用紙を持ち帰らず、自宅でも採点可能。
・複数人で同時の採点も可能。
・パソコンで採点するので、採点基準など、気づいたことはすぐにパソコンで模範解答に入力できる。
・採点ミスが減る
・手が赤ペンで汚れない。
・赤ペンのインクが減らない。
・正解のみ、不正解のみで並び変わるため、見直しがしやすい。
・採点時間は半分以下!慣れれば3分の1も夢では無い!


生徒の反応

あまりありませんでした。
新しいものをすぐに取り入れていて凄い、ぐらいでした。
漢字ミスなど、デジタル採点の方が気づきやすいので、多少採点基準が辛くなったとのことです。
「手で採点されてないから温かみがない」とは全く思わないそうです。
(普段から黒板に文字を書かないのもありそうですが・・・)
生徒は日頃から、テスト作りに時間がかかっていることを知っており、採点が大変なことも理解してくれています。
デジタル採点を使って、先生が少しでも楽になったなら良かった!・・・というのは建て前で、本音としては、「より早くテストが返って来て嬉しい」です。

デジタル採点のデメリット

正直、あまりないのですが
・生徒の答案の印刷に時間がかかるため、ギリギリの採点は間に合わない。
(そもそも、採点が早く終わるのでそこは大丈夫なはずです。)
・紙を多く使う
・訂正があった場合、答案の印刷のし直しが手間
・後で試験をうけた生徒の答案の処理に時間がかかる。
・目の酷使
(問題作成から引き続きになるため、20時間以上パソコンに向き合うことになる)

ぐらいです。
1度使ってしまうともう戻れません。
特に理科社会、技能教科のテストが使いやすそうです。
導入に迷っている学校があれば、是非参考にしてください!質問などもあれば、コメント欄に是非どうぞ!

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