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「色」が苦手すぎて辛いあなたに

日常生活の中で、切っても切り離せない「

「あの色いいなー」、とか「この色素敵!」
とは思うものの、いざ自分で配色しようものなら
「こんなはずではなかった、、」

という経験もよくある話でして、
今回は、そんな悩みを少しでも解消できたらと思い、
わたしの経験も踏まえ記事を書こうと思います。


1.「なぜ」色が苦手なのか?

色に対して漠然とした苦手意識はあるものの、
なぜ苦手なのか」を考えたことはあるでしょうか。

わたしはイラストを描いていますが、例に漏れず色塗り大嫌い人間でした。
全体の構図を考えて、綺麗に線を整えて、「よし色を塗るぞ!」と意気込んだ結果、今までの苦労を吹き飛ばすかのような駄作が完成するのです、、
心が、、痛い、、

続けてれば慣れるさ精神でグッと堪えてきました、が、一向に上達せず。
不安を紛らわすために買った、大量の配色本やイラスト上達本を持て余す始末。

悩んだ末にたどり着いた結論が、
「あれ?そもそも色のことなにも知らなくない?」

単純!
ほんと単純なことすぎて、以前のわたしにドロップキックをかましたい!

イラスト上達本や配色本に書かれている色の解説は、
「こう塗れば映えるよ」「この配色おすすめ!」
といった感じのものが多く、「色とは何か」を根本的に触れているものは少ないです。

もちろん、色なんて深く知らなくても苦手意識なんてないよ〜
という、感覚で理解できてしまえる強者にとっては余計なおせっかいなのですが、「何色で塗れば、、」「本当にこの色でいいのか、、」と、途方と絶望に暮れているわたしのような人間は、まず知識を入れておかないと不安で死んでしまうのです。

そんなときは、色を知ってみる時間を作ってあげることが大切だと思います。

2.効果2倍の勉強法

色の勉強:色を使った作品の分析=

これが、わたしが思う効果的な勉強の割合です。

知識を入れよう!って言ったばかりなのに、色の勉強は2割ってどうゆうことやねん!!って感じですよね。
ごもっともでございます、、

ただ、ここで大事なのは割合よりも順番です。
色の勉強  色を使った作品の分析
この順番です。

美術館で絵を見たとき、来客者の多くは何を思っているでしょうか?
「綺麗だな〜」

きっとこんな感じです。
いくら有名な絵画を見ても、知識がなければその魅力を言語化して語ることは難しい。

これと同じように、基礎的な知識がない状態で、配色例やイラスト集をひたすら見ても「お、この人の絵いいな〜。」で思考がストップしてしまいます。

稀に、周囲にあるものを観察するだけで法則を見つけてしまうトンデモ人間が現れますが、残念ながら我々はそうではないので諦めましょう。残念!

逆に言ってしまえば、2割の勉強さえ頑張ってしまえば、残り8割の勉強がより効果的でストレス無く取り組めると思います。

「う〜ん、この絵はなんでこんなにも魅力的なのか、、」
と、悶々としてなかなか前に進めない。

そんなときは、根本を見直すのもひとつの手です。

3.おすすめしたい色の本、etc

わたしのおすすめは、色彩検定3級の参考書と配色カード
資格の本だからといって、ガッツリ勉強する必要はないです。
(どうせやるなら資格取ったるで!という方はガッツリやっちゃうのもあり!!)

あくまで色の知識を知ることが目的なので、「ここ必要だな」と思うところを重点的に攻めていきましょう!

特に、序盤で解説されている色相環トーンは基礎内容ながらもかなり重要で、イラスト制作やデザイン制作など、実務的な場所でも役立つ知識です。
簡単な解説記事も後日書こうと思っているので、参考にしていただけたら幸いです。

配色カードは、色のカード集
色同士を見比べたり、切り貼りしながら配色を学ぶ用途で使われます。

種類はいろいろありますが、代表的なのは新配色カード199a
一般財団法人日本色彩研究所が監修して作られたもので、色彩検定1級の実技試験ではこれと同じものが使用されます。

新配色カード199a(一部切り貼りで使用したため、新品とは異なります)

199aのほかに、199bと199cがあります。
それぞれサイズが違うだけですが、個人的に199aが単語帳と同じくらいの大きさで使いやすいと思います。

配色カードを使ったゲーム式の学習法もあるのですが、上写真にある留め具を外さなければいけないので、こちらも動画と記事を作成するのでしばらくお待ちいただければと、、

まとめるよ!

いろいろ書きましたが、やっぱり色って難しい!!
初心者に限らず、商業で色を売りにしている方々も、日々努力を積まれているのだと思います。

でも、色を知ると楽しいことが増えるのは保証します!
だって世の中、色だらけなんだもん!!

仕事に限らず、毎日のファッションも楽しくなるし、自慢のお部屋もコーディネートできてしまう。
なんて素晴らしい!

そんな素敵ライフの第一歩を踏み出しましょう!




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