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IDGs レベル100への道       ~「IDGs 変容する組織」を読む前に見るnote~


1.はじめに 読む前からつまずく


 IDGs (Inner Development Goals) 「変容する組織」の書籍が届きました。
予約してから2か月待ちに待った書籍の到着でした。早速、読んでみて、どれも大事なことがたくさん書かれていて、とてもわくわくしました。
ただ、内容が盛りだくさんで、どれも大事そうで、優先順位をつけれず、私の中でなかなか頭に入りにくい印象でした。
VAK判定で視覚優位100%の私としては、イメージで全体を掴まないと理解が難しいのです。そのため、勝手にですが、IDGsにはたくさんのスキルやツールがあるので、それぞれの重み付けがわかったら、ちょっとゲームみたいで経験値を積みながら成長できたら、楽しいかなと思ったのです。そこで、内容に入る前に重み付けをすることにしました。

2.IDGsレベル100目指そう

まず、IDGs全体を把握していきます。
IDGsは5つのカテゴリと23のスキル、そして29のツールがあります。
数字が苦手ではない私でも、この時点でちょっとパンクしそうです。
まず、このそれぞれを数値のデータを集計しようと思いました。
参考にしたのが、IDGsツールキットの一覧表に各ツール事2~5の数値の一覧でした(P303 & P304参照)。ここには19のツールの記載がありました。
また、以下モト貸本屋さんのNoteに20~29のツールの記載があり、そちらから引用させていただきました。No.20-29の日本語訳はGoogle翻訳から付けていますので、正しくありませんので、ご注意ください。

とりあえず、何も考えずに、表に数値を入力していき、全体の数字を各行、各列ごとに集計しました。集計したままの一覧表がこちらの図1です。各行、各列ごとにランキングもつけてみましたが。まだ、この表を見ただけでは全く意味不明です。

図1 IDGsツールまとめ一覧表

IDGsは人がツールやスキルを伸ばして成長していくストーリーみたいだと感じました。各数字を見ていたら、ロールプレイングゲームみたいだとひらめきました。各ツールを学んで、ちょっとずつ成長していき、レベルを上げていく、そんな風にゲームをしながら学べたら楽しいかなと思いました。
そうと決まれば、ゴール設定、ロールプレイングのゴールといえば、
「レベル100」ですね。ゴールは決まりました。あとは、数値を集計していきます。全体集計値が100になるように規格化して集計しました。基本は、小数点以下を四捨五入して、全体の列や行の比率に合うように一部の数値は五捨したり、四入したり調整して作成しました。厳密には本来の一覧表とは小数点の扱いで±1の誤差が生じますので、全体イメージを掴むという趣旨で、ご容赦ください。
このようにして、レベル100になる、カテゴリごとのスキル別の表とツール別の表を作成しました。(図2)ただ、この表でも視覚優位の方は理解できません。
構造化して視覚化していきます。

図2 IDGs カテゴリごとのスキル、ツール一覧表(レベル100換算)

3.IDGs レベル100 視覚的まとめ

3.1. IDGs レベル100 カテゴリとスキルまとめ

 では、視覚的に見やすいように示します。IDGs全体最終ゴール、レベル100としたときの、カテゴリ別の集計結果を図3に示します。「自己のあり方」がダントツトップのレベル31、続いて、「つながりを意識する」のレベル21、続いて、「考える」と「協業する」が同レベル17、最後に行動するのレベル14となります。いかがでしょうか?イメージがわきやすくなったと思います。

図3 IDGs カテゴリ別レベル100換算表

続いて、23のスキルをカテゴリ別にレベルの高い順に並べました(図4)。各カテゴリ別のスキルのレベルが一目瞭然となります。
『自分のあり方』としてはまずに「自分を理解」し、「プレゼンス」を意識し、「内なるコンパス」を示す必要があります。『考える』として、「パースペクティブスキル」で見通し、「センス・メイキング」で意味を見出す必要があります。なるほどと、理解できる順番になっています。
『つながりを意識する』ためには、「共感と思いやり」を持って、「感謝」し、「つながっている感覚」が大事です。『協働する』には「コミュニケーション」して、互いに「信頼」し合うことが大切です。そして、最後の『行動する』には、「勇気」を持って、「粘り強さ」を持つことが必要となります。このように、レベルをつけることにより、それぞれのスキルの難易度や位置づけを理解できるようになります。

図4 IDGs カテゴリごとのスキル別のレベル100換算グラフ

3.2 IDGs レベル100 カテゴリとツールまとめ

 それでは、それぞれのレベルを上げていくための29のツールを見ていきましょう。29のツールを番号順にレベル表示で並べています。また、内訳としてカテゴリ別の表示で示しています。それぞれのツールがどのレベルのツールか、また、そのツールがどのカテゴリに寄与するかがわかります。
みなさんが、既に実践しているツールもあると思います。そのツールがIDGsレベル100の時に、どんな位置づけになっているかを理解できます。
例えば、私のライフワークとして、平日のお昼にマインドフルネスのトレーニングを毎日10分間実践しており、2023年で7年目になります。トレーニングの最後は、思いやりのワークを毎回入れています。つまり、「No.1_マインドフルネス プラクティス」のレベル3と、「No.7_思いやりのトレーニング」のレベル5の合計レベル8のトレーニングを毎日実践していることになります。なんか、IDGsレベルが急に上がった気がしました。
29のツールの中には、初めて聞くツールもたくさんあります。自分がどのカテゴリを伸ばしたいか、またどのレベルから実践したいかなど、意思を持って、選択して実践することができます。

図5 IDGsツール別のレベル100換算グラフ

4.個人や組織の診断として活用

 では、こちらを個人としてどうやって活用するのでしょうか?まずは、診断ツールとして活用ください。ツールごとに知っている、または、実践したことがあるなどで、レベル判定を行います。その集計結果で、今のあなたのIDGsレベルを判定することができます。そして、どのカテゴリやどのスキルがもっと高めたいかによって、その必要なスキルを選択し、優先的に実践することで効率的なレベルアップが可能です。決して、全員がレベル100になる必要はありません。得意なところを伸ばすために、より強みを増すためにこのツールを実践するなどのように使っていただきたいです。自分が低めのスキルについては、組織のメンバーのレベルで補完しましょう。それがチームとしての使い方になります。
また、同じように、組織に対しても個人のデータを集計すれば、組織のIDGsレベルがわかります。組織のリーダーは、その組織に与えられたミッションや役割に応じて、目指すべきカテゴリレベルを設定します。その結果と、組織メンバーの集計結果を比較して、不足しているギャップのスキルを見極めます。その結果、伸ばしたいスキルに対して、ツールを選択することで、効果的に組織のスキルを伸ばすことができます。
ツールは多数あり、日本ではなじみのないツールが多いので、始めはレベル低いところからのスタートとなります。ロールプレイングゲームも最初はみんなレベル1からスタートですので、レベル1からコツコツとレベル上げしていきましょう。

5.さいごに

 書籍を読む前に書籍を読む前のnoteを書いたのは今回初めてです。いきなり、読み進んだり、興味があるところを読んでももちろん構いません。ただし、今回のこのIDGsの本はそれぞれのカテゴリやスキル、ツールごとに寄与率が異なります。VAK診断で視覚優位の方は、このnoteを使って、全体像を把握したり、今の自分のレベル確認してから、読むことをお勧めします。こんな私自身もまだ全く読めていません。全体のレベルが100でこのカテゴリはいくつのレベルの話、また、このスキルはレベルいくつだなとか、このツールのレベルいくつだろうと推測しながら、読むのもいいでしょう。
通常のロールプレイングゲームと違って、徹夜してもレベルアップはできません。また、一緒にツールを実践する人が必要なこともあります。自分の組織のメンバーと、わいがやしながらレベルアップすると楽しいのではないでしょうか?
このnoteを書いて私も書籍を読むのがより楽しみになりました。
みなさんでコツコツレベル上げに励みましょう。


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