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大学生活に潜む魔物[実体験より]

初投稿で簡単に記したように高校時代までの私は勉強、スポーツ、恋愛を程良くこなし自己肯定感が高い状態にあった。
これが良いサイクルを生み、クラスの出し物では主役をやり、体育祭では人の倍以上の競技に出場し、意中の女性がいれば射止めることができる状態にあった。

しかし大学入学しバイト、サークル、授業、インターン様々なコミュニティに属し高校時代には予測していなかった未知数の評価の場に直面した。
大学はテストが多少出来てるだけでは偉くはない。運動神経が多少良いだけではモテない。

「如何に自分の好きな事を尖らせられるのか。」究極これが求められているのである。大学生という無限の可能性がある状況で人と同じ評価を全ての土俵で取るなんて無理な話なのだ。

大学生で初めての挫折は恋愛だった。高校3年生のクラス、人生の中でもトップレベルにイケイケだった時に仲良かった子と大学2年生で再開し好意を寄せた。そして告白。しかし返答は「高3の時、好きだった。」という言葉。とどのつまり振られたのだ。察しのいい人は気づいているだろう。私は過去の自分に負けたのだ。大学という自由な場において自分の可能性を見つけて邁進できなかった結果がこの件だ。

大学とは残酷である。自由を与えると共に、その自由の中で活躍することを同時に求めているのである。

もちろん自由ゆえに楽しい事も沢山ある。友人と長距離旅行を毎月のようにできたり、女の子とドライブしたり、サークルで大勢で飲み会をしたり。しかし大学生は楽しむだけではダメなのだ。何となく人に認められる為であれば、簡単な資格を取ったりバイトを頑張ってブランド物を買ったりすればいい。しかしそれは本質ではない。

大学の4年間は好きなものを見つけ、その道を突き進む所までがセットなのだ。それが出来ないと人としての魅力が落ちていく。

そんな自由の魔物が住む場所がキャンパスライフなのである。

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