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付き合うとは何か。

私は聞きたい、恋人がいる人は何故その相手と付き合ったのか。

22歳男性である私個人の答えは独占欲・性欲・承認欲であり、つまりは自身の欲である。

付き合わなくても恋人とする全ての行動は理論上可能である。
そこにわざわざ口約束であれど、恋人という地位を与えるのは何故か。相手を独り占めしたい、もしくは現実的に詰める事ができなかった相手との関係をより強固なものにしたいという感情だろう。強固な関係には相手を思いやり、支える関係性も含めてさせてもらう。

付き合うとはとても都合の良い概念である。付き合うという簡単な行為の前後で何も変わってないはずなのに全てを変える事が出来てしまう。

付き合う事で毎日連絡を取る仲になれる、当たり前に2人で食事や旅行をする仲になれる、スキンシップをとれる、恋人の行動を逐次報告してもらうことができる、パーソナルな部分をより深く共有してもらうことができる等、こんなに簡単に距離を詰めれる行為はない。

また私個人は付き合うことを自分の思い出を相手に集約する行為だと考えている。付き合った瞬間に親友もしくは親友以上の関係性になれるのだから、その相手と恋人でいる期間の私の人生の多くが共有される。
誰しも中学や高校、大学時代の友人と過去の思い出で朝まで盛り上がった日があるだろう。これはその期間、特定の人と思い出を深く共有しているからである。
私は恋人と国内や海外といった友人より地理的に広い場所を共有できる点、人のより深い部分を共有できる点に価値を見出している。

付き合うという行為はとても都合の良い、便利な行為である。日頃、恋愛に冷めている訳ではない、感情を押し殺し理屈で恋愛をしている訳でもない。
しかし付き合うを俯瞰すると自己都合の行為なのではないだろうか。

22歳結婚など1mmも考えた事のない男子の付き合うという浮遊した概念に対する1意見である。

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