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定年オヤジの下手の横好き趣味日記 #313 手当て

定年後に大事な4K(関係、健康、小遣い、興味)の中で、今回は関係・健康・興味に関する時間の使い方について紹介します。

手当て:てあて
前回、自分の手で身体をさする「セルフマッサージ」について紹介しましたが、手を当てる「手当て」とそれによって分泌される「オキシトシン」について、追加の蘊蓄(うんちく)です。

ちなみに「手当て」は、キズや病気の「処置をする」という意味ですが、その語源は、「患部に手を当てた」ことだという説があります。

上記の手で触ることでオキシトシンが分泌されるという現象から、さもありなんと思われますが、残念ながら俗説です。

「手当て」は準備する、処置するという意味をもともと持っており、キズを処置するという本来の意味で使われていたと考えた方がよさそうです。

痛いの痛いの飛んでけ

子供の頃、痛いと言って泣いていると母親がその痛い所に手を当てて「痛いの痛いの飛んでけ」とやってくれて、不思議と痛みが軽減されたという経験をした人は多いのではないでしょうか。

迷信のように思われていますが、実際に痛み軽減の効果があると言われています。

肌に手で触れる「手当て」で、痛みを和らげたり、リラックス効果を持つ「オキシトシン」が分泌されることがわかっていますし、自分で、もしくは人が触ったという触感が痛みより優位に感じられるため、その分、痛みが軽減されたと感じるのだとされています。

動物は手当てできませんが、その代わりにケガをした子の傷口をなめています。なめるという触感で痛みが和らぐことを知っているのかもしれません。



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