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17 / 55、 大学生あかりさん 【 企画 / 虎吉の交流部屋初企画 】



虎吉のトップページ固定記事「虎吉の交流部屋」内で、この夏、以下のシークレット企画「虎吉の交流部屋初企画」を開催しておりました。

 ● タイトル : 季節のnote(7月) 
 ● 募集期間 : 7/1 ~ 7/31 
 ● お  題 : 7月の季語から1つ以上選び、           
         それをテーマに自由に書く

そこで今回、ご応募いただいた作品を、応募いただいた日時の早い順に紹介させていただきます。




【 17 、 大学生あかりさん 】

 ● 季語 : 夏の夜、夏の月


🌳① 感動、感激、共感、ポイント


悲しみがあるこそ、今の幸せがかけがえのないものに思える、という作者メッセージに強く心を打たれ、感動しました。

そして読めば読むほど「深い内容だなぁ」と思って思わず深く共感させられるのです。

楽しい時や幸せな瞬間は、その裏にある悲しみや苦悩に思い至ることは難しいですが、作者が述べておられるように幸せと悲しみは案外近いところにあるのかもしれませんね。

「夏の月」を季語に選んでいただいたのも、あかりさんが初めてで、ごく自然にこの季語を使われていたことにも感動しました。


🌳② 作品から感じる作者の印象


感受性が豊かというか、いい意味で自身を俯瞰して見ることができる人なんだろうなぁ、という印象を強く受けました。

その場の感情だけに左右されることなく、常に自分のことを客観視できているようなイメージです。

そして記事の内容が具体的で深い。
とても学ばされることの多い作品を書かれる方です。

ぜひあかりさんの他の記事も読んでみたい気持ちになりました。


🌳③ 作品への感想


帰り道にふと見上げた夏の夜空に輝く星。
作者が好きな曲「花鳥風月」の歌詞とともに、本当の幸せとは何なのか、作者なりの繊細な思いを語ったエッセイです。

作者は、今が幸せであるほど悲しい気持ちになると感じています。始まりがあれば必ず終わりがある、人を好きになればなるほどいつか来るかもしれない別れに胸を引き裂かれそうになる。

「幸せと悲しみは案外、近いところにあるのではないか」

これがこのエッセイのテーマとなっています。

いつか終わりが来るからこそ、今の幸せを感じることができるし、愛する人との別れを想像するからこそ今のかけがえのない瞬間を大切にできる。

タイトルにある、「悲しみのない世界であなたを愛せるかな」という言葉はこうした作者の深い思いを表現したものです。

この気持ち、僕も分かるような気がします。
いつかいなくなるから今を大切にしようと思う、少しでも何かを残してあげたくなる。

その対象は家族だったり愛する人であったりペットであったりします。無意識ですが、その想いは私たちが共通して持っている本能的な気持ちです。

作者はそんな悲しみの向こう側にある幸せというものを夏の星空を見て感じておられます。

幸せって色々な捉え方ができるんだなぁということに気付かされるとても素敵なエッセイです。

ぜひ多くの方に読んでいただきたい記事です。




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