今さらバカみたいに
今さらバカみたいに夢見がちな将来の夢ができた。モノとかに満たされなくても、人が幸せになれるような空間を作り出したいと思うようになった。それは高校生の時にふれたあの茶室のような情緒で、それはただそこで息を吸うだけで機械的でない生きている感覚が得られる空間で。そして、その空間にいると自分らしく地に足ついて生きる心地よさがわかるから、別にメイクとかでアピールしなくても自分らしさを大切にできる。そういう空間を作りたい。
今さらそういうことを思うようになった。自分には家族を大切にしたい気持ちと義務があって、だから、お金を稼げるようにならなくてはならなくて。未来はグローバル化と日本の衰退、IT化と失業、広がる格差と環境問題とかいろんな問題があるから、のんびりしている暇なんてなくて。そういうことを知ってしまっているのに、今私はバカみたいに夢見がちな生産性のない未来がずっと胸にまとわりつく。もっと何もしらなかった子供の頃にこの夢をいだきたかった。
ファーストキャリア。キャリアプラン。キャリアデザイン。カタカナ語で語る未来はどうしてこんなに無機質なんだろう。生き方とか生き様とかそういうそんなうるさい言葉で自分の未来を語りたいわけではないけれど、このカタカナ語に沿って自分の未来を描いたら、なんか窮屈だ。
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