24 留学生との会話

私:ネパールのお金持ちとはどんな人たちか?

4年生ネパール学生:それは大統領だ。彼は、隣国中国やインドとの交易で私腹を肥やし、601人いる公務員の給料を独り占めしている。

私:円安の影響はどうか?

4年生ネパール学生:私が日本に来た6年前は10.,000 円は11,000 Nepal Rupee だったが、今は10,000円は8,700 Nepal Rupee 位だ。

私:それはあなたたちにとっていいことなのか?

4年生ネパール学生:ネパールからネパールルピーを持って来れないのだから、よくないことだ。

私:円安だと日本に来る留学生は減ると思うか?

4年生ネパール学生:母国の大統領や政治に嫌気して母国を出る若者は減らないだろう。

私:日本では法の支配が確立していて、許認可などの行政処分の透明性は

確保されていて、何をすれば、やりたいことの許可が出るかが分かる。

これに対して、ネパールでは、例えば、レストランを開店するための

許可がどうしたらもらえるのか不透明で、そのために、

日本でネパールレストランをオープンしたいネパール人が多いと聞いたことがある。

4年生ネパール学生:その通り。


私:あなたたちにとって日本のいいところはどこか?

4年生ネパール学生:公共交通システム。特に鉄道。これはたぶん世界最高だと思う。

日本政府は、国家予算の半分を使って鉄道を敷設してきたと聞く。

隣国のインドでは鉄道の敷地を住民が利用する。線路内にいつも入り、

電車が通らない時は、物を置いたり、用を足したりする。

東京では7割の人が鉄道を使うので、交通渋滞がない。

カトマンズの交通渋滞と空気の汚染はひどいものがある。

私:ティーズのお祭りでは、女性が断食してお寺に参り、夫の長寿と健康を祈ると聞く。これはヒンドゥーのお祭り?

1年生ネパール女学生:そう。ティーズは8月末に終わったところ。女性は赤い服のサリーなどでドレスアップしてお寺に行きます。

私:夫の長寿を祈って断食とはすごいね。日本では、結婚しない人も多く、子供が少ない。

1年生ネパール女学生:日本では、年を取った親の面倒を子供が見ない。

だから、日本では子供を産む意味がないと思う!


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