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#34CHAT GPTをどう活用するかはその人次第 〜あくまで手段〜

皆さん、こんにちは。
サッカー、旅行、読書、Voicy好きのコウチャンマンです。
今回も読んでいただきありがとうございます。
CHAT GPTを使ってみて感じたことを記事にします。

たくさん使ったわけではありませんが、思いついたらなんでも使ってみようと心がけています。
疑問に思ったことや、調べたいこと、何気ない検索に使ってみると発見がたくさん。

先日も記事にしましたが、息子の卒業式に参列しました。
そこで以前から校長先生の式辞は、考えるのが大変だろうと思っていたので、CHAT GPTで作ってもらいました。

「卒業式における校長先生の式辞の例を教えてください。
この時、2つのことを必ず入れてください。
①命の大切さ
②努力の大切さ」

と、メッセージを送ると次のように返してくれました。

尊敬する皆さん、今日はこの大切な日に集まっていただき、誠にありがとうございます。卒業式という日は、生徒たちにとっては一つの区切りとなるものですが、私たち教育者にとっては、生徒たちが社会人として羽ばたいていくための大切な儀式でもあります。

今日は、卒業生の皆さんに向けて、私から2つのことをお伝えしたいと思います。まず1つ目は、「命の大切さ」です。これまで学校で学んできたことは、すべて命を守るために必要なことです。そして、卒業生の皆さんは、今後、自分たちの命を守るだけでなく、多くの人々の命を守ることが求められます。社会に出ると、さまざまな困難があるかもしれません。しかし、常に「命を守ることが最優先」ということを忘れずに、社会人としての自覚を持って行動してください。

そして、2つ目は、「努力の大切さ」です。これまで卒業生の皆さんは、多くの努力をして学校生活を過ごしてきました。しかし、これからの社会でも、努力は必ず必要となります。目標を持ち、そのために必要な努力を惜しまずに取り組んでいくことが、社会人としての基本的な姿勢です。また、失敗や挫折を経験することもあるかもしれませんが、そこから立ち上がり、再び努力を続けることが、人生を成功に導く鍵となります。

卒業生の皆さん、これから先の人生には、様々な挑戦や困難が待ち受けています。しかし、今まで学んできたこと、そしてこれから学び続けることを大切にし、命を守り、努力を惜しまずに取り組むことで、必ずや素晴らしい未来を切り拓いていくことができると信じています。おめでとうございます。

CHAT GPTより

さて、皆さんいかがでしょうか。
参考にはなりますが、そのまま使うわけにはいかないでしょうね。

万能なものなどこの世にない

このとき、「使えないよね」という声が聞こえてきそうです。
このように考えている人は、CHAT GPTは結果を与えてくれるという考えなのでしょう。
あくまでCHAT GPTは道具です。
万能なものなどこの世にはありません。
私は、この文章を読んでこんな風に考えました。

メッセージの送り方を工夫しないといけないね

例えば、「卒業式」としており、校種を指定していませんでした。
CHAT GPTは道具なので、どのようにメッセージを送るかで変わってくるはずです。
つまり、使い方次第でよいものにもなれば、悪いものにもなるということです。
このようなものが出てくると、すぐに結果を求めたがる、即効性を求める人がいます。
そんなの正直無理です。
どのように活用するとよいのかを実験しながら成長していけるようにしましょう。

実は教育も同じです

この考え方は教育も同じです。
すぐに学力が上がる方法、整理整頓ができる方法、自分の考えを表現できる方法があると信じている人がいます。
そんな一声で変わることがあったら苦労はしません。

今の学習指導要領に「主体的、対話的で深い学び」という言葉が出てきました。
理念は過去の学習指導要領にも記載されておりますので、整理しただけです。
詳細を話してしまいますと、時間がかかるので今回は言いませんが、目新しいことではありません。
また、学習評価も3観点に整理されました。
お子さんがいる方は通知表等を見れば変更されたことが分かると思います。

教育行政にいると、次のようなことをよく聞かれました。

「主体的に学習に取り組む態度」はどのように評価すればよいですか。

これは、裏にこのような意味が隠されているのです。

「評価する方法を教えてください」

つまり、万能な評価方法を教えてほしいと。
正直言いますと、そんなものありません。
だから、色々と試行錯誤をしていくのです。
私も現場にいるときは色々試してみました。
その中に失敗もありましたよ。
もちろんその時の生徒には申し訳ないとは思いますが、教師が試行錯誤していく姿勢を見せていかないと、生徒は常に正解しないといけないと思ってしまいます

正解しないといけないと考えて育った生徒は大人になった時にチャレンジをするようになるでしょうか。
だからこそ時間をかけて、即効性を求めるのではなく、先を見通して教育は進めないといけないのです。
社会全体がそのことを理解し、未来に投資をしていかないといけないんですね。
このような視点が持てれば、社会は変化してくるんじゃないかと思います。

さて、今回はCHAT GPTを使ってみて感じたことを教育につなげて記事にしました。
「よくわからないから使わない」「万能ではないから使わない」ではなく、新たなものをどのように活用するのかということを考えていきたいと思います。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。
皆さんにとって何か役に立てたら嬉しいです。
それではまた次の記事で!

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