月間走行距離は目標ではない
「月間200km走らないとダメだよ」なんて、根拠のないアドバイスをする人がいます。もちろん多く、長い時間走った方が良い事は良いのですが、もっと大切なことがあります。
目標を決めることは大切ですが、数字に拘ってしまうとちょっと危険。
その中でも代表的なのが「 月間走行距離」
競技レベルが高い人ほど長い距離を走っています。
そりゃそうです。
6分/kmで1時間走ると10kmですが、4分/kmだと15kmと5kmも差が出ます。
で、4分/kmで長く走ることができる人たちは、体力がある!
体組成(体重や体脂肪率、体格)や体力(心肺持久力、筋持久力)、タイプ、生活環境は人それぞれ。
そのレベルに達してない人に合計するだけの「月間走行距離」の目標を押し付けるのはどうなの?ということです。
体脂肪率、体重と同じく月間走行距離は「 結果 」なんです。
■結果?
今の自分(身体、体力)にとって良い事を続ける。
良い運動(トレーニング)、良い食事と睡眠、良いフォームがバランスよく継続することができれば、今よりも良い身体を獲得することができ、その結果として走る距離が伸びたり、体脂肪率が減ったりします。
トレーニングとリカバリーのバランス。
生活の中での余裕とやる気。
バランスをとり行動を継続させることができた結果が月間走行距離なんですね。
時間を作ることもストレスになります。
また、身体(筋肉や関節)にストレスがかかります。
しっかりストレッチングをして、食事と睡眠も理想的にできれば、疲労回復ができますが、そもそも時間を作る事が大変なのに、それも期待できない。
1ヶ月くらい我慢できるかもしれませんが、ココロと身体に負担がかかり過ぎると継続できず、ダイエットと同じくリバウンドしてしまうのは見えています。
「楽に速く走る」「自分が理想とする身体を手にいれる」(ダイエット)という目標を手にいれるためには、結果に目を向けるのではなく、今の身体、体力、生活リズム(仕事や家庭)の中で少しだけ負荷をかけて継続可能なレベルで少しずつ改善させてゆくようにしましょう。
一番大切なのは続けられること!
続けることで、徐々に身体は変わってゆき、結果として走行距離も増えてゆくでしょう。
■夏休みの宿題はダメ!
一番やってはいけないのは、月間走行距離の目標を設定して、月末にそれに拘って、距離を調整しようとすること。
けがの可能性は大きく高まります。気をつけてくださいね。
身体のために良い事、生活のために良い事を続けているとその結果として、楽に速く走ることができます。
まずは、早寝早起きから!(←そんなことからですよ)
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