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私を教員から企業人として歩ませてくれたのが・・・(後編)

こんにちは、いけモンです。

初投稿の記事で、自分の今後のビジョン「10年後の2034年には、『教育は社会とのつながりを学ぶ場』と誰もが当たり前に言えるような社会にしたい」と表明し、仲間づくりを宣言しました。
本気で学校教育を考えてみた結果・・・|いけモン (note.com)
(「スキ」「フォロー」「コメント」をくださった方々ありがとうございました。とても励みになりました。)

今回も私を企業人として歩ませてくれた株式会社solar crew代表の河原勇輝との出会いについての後編を、また少し聞いていただけませんか?


前回の投稿、前編です。



1 「リビングラボ」からの刺激

みなさんは、リビングラボという言葉を聞いたことはありますか。私は河原さんに出会うまで聞いたことがありませんでした。

「リビングラボ」とは、まちの主役である市民に加え、企業やNPO、行政、大学など立場を超えた様々な人が集まって協働し、地域課題の解決につながる新たなモノやサービスを生み出す場所です。


河原さんは、その手法を早くから取り入れ、リビングラボを開催し、地域課題の解決に向けて取り組んでいました。私も教員という立場で、教育に関する会の時にお話をする機会をいただき、多様な方々と教育の今後についてみんなで考えることができました。

リビングラボという自分の中にはなかった場所で、教育のことを語らせてい
ただき、多くの方に自分の思いを届けられ、そして、共感もしていただき、とても心揺さぶられたのを覚えています。ここが私にとって企業人になるターニングポイントだったのだなと思います。

2 「社会に開かれた教育課程」のリアルを体感

リビングラボで教育は教員だけが大事にしているのではない、社会の中で教育に思いや期待をしている人がいることを実感させてもらえたのです。それまで、教員で作る研究会のみで考えてきたのですが、そうじゃないんだ、社会全体で子どもを育てていくことができるんだと。

ここで初めて今までよく耳にしてきた「社会に開かれた教育課程」という言葉が自分の中で腹落ちしました。

https://www.mext.go.jp/content/20211012-mxt_chisui02-000018377_2.pdf

社会とつながり、ともに学校教育をつくりあげること。学校現場から外を見るだけでなく、外から学校現場を見るという視点の大事さを感じました。それを気づかせてくれたのも河原さんでした。


3 「Green bird 横浜南チーム」を共に運営させてもらって

また質問ですみません。「Green bird」というチームをご存知ですか。

green birdとは、「きれいな街は、人の心もきれいにする」をコンセプトに
誕生した原宿表参道発信の清掃活動のプロジェクト。河原さんは、横浜南チームのリーダーとしてこのチームを運営しており、またまたこちらにも声をかけていただき、サブリーダーとして所属させていただいています。

このチームの特徴は子どもたちの参加が多いというところです。ある年には、子どもの参加者数が世界一位のチームになりました。そんな特徴もあるので、私としては大変心地よく参加させてもらっております。

清掃活動には、定期的にNPO法人海の森・山の森事務局の方々ともコラボしたり、地域の放課後キッズさんにも参加してもらったりして、ここでも多様なつながりをもって活動しています。そうすることで、子どもも大人もつながりを感じ、そして幸せな空間を実感することができているように思います。こういうことを実現させているところも河原さんの魅力なんですよね。



4 最後に

一昨年の12月から3月末まで、学校の仕事を休みました。精神的に病んでしまい、体にも症状がでるようになってしまいました。心が自分のものじゃないような不安感でいっぱいになり、また、自己肯定感や自信のかけらもなくなっていました。
そのときも河原さんは自分の気持ちに寄り添い、ご自身の経験をたくさん話をしてくださいました。
自分ひとりだけ、こんななんだと不安に思っていたのをゆっくりと払拭してくれました。

昨年4月に復帰。4カ月ゆっくり休めたことで、今の自分にできること、自分がしたいことを本気で考える時間をもつことができるようになりました。
今のままで学校教育はよいのだろうか、社会とのつながりを持つことが急務なのでは、このまま学校現場で自分がやりたいことができるのだろうか・・・自問自答をしながら仕事に取り組んでいました。

そんなとき河原さんから「池田さんと仕事ができたら面白いですよね」とぽろっとそんな言葉をもらいました。自分なんかを認めてくれているんだと感じ、歓喜しました。

もう出会ったときからこの人だと不思議と感じていたので、このタイミングを逃しては、またいつ一歩を踏み出せるかわからないと思い、企業人への道を決意しました。

今、まだ一カ月もたってはいないので、この決断が正解だったとは確信できてはいませんが、いずれ必ず正解にしたいと思います。正解にします。


今回も最後までお読みいただきありがとうございます。
次回は、子どもたちと挑戦してきたプロジェクトを書いていきたいと思いますので、子どもたちの可能性を味わってもらえたら幸いです。
もし、こんな話を聞きたいとかありましたら、コメントください。


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