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知人の転職に思うこと

数日前に、Yさんから急に連絡がきました。
Yさんは、私が2年前まで勤めていた病院で、退職時に自分の仕事を引き継いだ看護師さんです。

「今月で、私も退職することになりました。いろいろ教えていただいてありがとうございました。」

なんとなく風のうわさで聞いていたものの、自分が築いてきたものを彼女に引き継いだこともあり、少し残念な気持ちもあって、退職の理由を聞いてみました。すると、給料ダウンが大きな原因だったようです。


55歳定年説?

退職の理由を聞いた時の彼女の答えはこうでした。

「55歳になったら、昇給がなくなることは知っていたんですけど、ボーナスがあんなに減るなんて知らなかった・・・。」

私も、勤めていた時に60歳の定年で給料ががくんと減るとは聞いていたのですが、55歳で昇給がないとか、ボーナスが査定分なくなるとか、そんなこと初めて聞いて、びっくりしたんです。

このインフレの世の中、一般企業は昇給が何%とか言っているのに、なんで、昇給がないとか、ボーナス減なの?

世の中に逆行しているんぁ・・・そんなことを思ったのでした。

Yさんのご主人は、外国の方なのですが
ご主人に「なんで給料減らされて黙って働いているのか、意味わかんない。」と言われたそうです。

外国の人の考え方としては、給料が正当な理由なく減らされて働くということは、理解が出来ないんでしょうね。

定年の年齢が上がる

この話を聞いて、いやー辞めて良かったのかも?って、初めて思いました。
仕事は好きだけれど、やっぱりそれに見合った給料は欲しいし、ましてや年齢で給料が減らされるなんて、私も理解が出来ない。

今は、年金の受給年齢が上がって、役職定年がなくなるとか、定年の年齢が上がるとか、60歳を超えても給料が下がらないとか、そんなこともちらほら聞こえてくるようになったと思う。

定年について調べてみると

2025年4月から、全ての企業で65歳までの雇用確保が義務化されます。

また、さらなる年金受給年齢の引き上げにあたり、2021年4月には「70歳までの就業機会の確保」の努力義務が課されました。

65歳定年の引き上げはいつから?メリット・検討事項・助成金について より

高年齢者雇用安定法改正で、定年の年齢が引き上げられているようですが、給料については下げてはいけないという決まりはなさそうです。

それでも、今は、人材不足ですし、55歳で給料がさがれば離職もあるでしょう。若い人が多くいて、就職者に困らないのであれば、それも職員の若返りのためにいいでしょうけれど、それは現実的ではない気がするのは、私だけでしょうか。

自分の基盤を固める

世の中が・・・と言っても仕方がないですし、Yさんの決断はいい決断だったのではないかって思います。

転職はひとつの手段ですし、副業や投資もまたひとつの手段。
なにがいいか、その人によるけれど、ことが起きた時の対処の方法でやっぱり人生は変わるのではないかなって思ったのです。

そのためにも、自分の生活をダウンサイジングしておくことは、自分の精神的安定につながるのではないかって思うんですよね。

ちなみに、私が今勤めている病院は55歳になったからと給料が下がることはなさそうです。6月からの昇給がどうなるか、これを先日記事にしていますので、読んでみてください。

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