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義実家で過ごして感じたこと

 ゴールデンウィークに3泊4日で、夫の実家に家族で行ってきた。
 夫の実家は首都圏のため、地方に住んでいる我が家は、飛行機で羽田まで行き、電車を2回乗り換えて行ってきた。

 ゴールデンウィークなので、飛行機は遅延しているし、東京は案の定、めちゃくちゃ人が多かった。
 そんな中、8歳、6歳、2歳とキャリーバッグ2つ、手荷物2つを持っての電車移動は想像通りの過酷さだった。

 夫と子ども達だけで、混雑時期を外して行ってくれたらよかったのにと思った。
 そもそも私は、年度末から年度始めの忙しさでくたくたで、ゴールデンウィークはゆっくり過ごしたかった。夫と子どもだけの方が義父母も気を遣わず楽なのではないかという考えが移動中ずっと片隅にあった。

 だけど家実家に行くと、毎回ご馳走を用意してくれて義父母は待ってくれている。
 特に私が初対面の時に何を思ったか、カニが1番好きな食べ物と公言して以来、必ずカニを用意してくれている。

 今回は、子供たちを寝かしつけた後、大人たちだけで、義父が美味しい白ワインを注いでくて、さらにカニの身を解して蟹味噌と一緒に甲羅に入れたものをくれるという親切ぶりだった。そこでの大人達だけのたわいのない会話が結構楽しい。
 毎回この時点で私は当初の思いを忘れ、おいしいお酒とカニを食べれて幸せだなと感じている(単純すぎる)。

 キャンプで子供たちは、いとこと一緒に川遊びをしっかり、ますの手づかみや花火をして遊んだ。子供たちはとても仲がよく、一緒に遊んでいる姿を見ていると、自分に父方のいとこたちとほとんど遊んだ記憶がなく何年かに1度、お盆や結婚式であっても話すことがなくて居心地悪い気持ちになったのを思い出した。

 子供たちの様子を見ていると、やっぱり行って良かったなと思った。
 大体遠くに住んでいる祖父、祖母とは疎遠になるイメージがあるけれど、うちの子供たちは私の父母、夫の父母双方にとてもなついている。
 昔に比べ、気軽にLINEのビデオ電話ができることも距離を感じさせない要因になっていると思う。

 核家族化が進み、身内同士の絆より、同じ考えを持った人同士のコミュニティの大切さをよく耳にする。私自身、そういうコミュニティを求めて、noteに参加している。
 だけど、身内とのつながりは大切にしていきたい。もちろん合う合わないはあるけれど、自分の周りは根本的に味方でいてくれる人たちだと思う。
 そして、何より子供達の楽しそうな様子をみると、この温かい記憶をいっぱい作れるようにしてあげたいと思った。

 その記憶がいつか大人になって孤独を感じたりつらいときに心の奥底にあったかい記憶があるとないとでは踏ん張りが効く度合いが違うと思うから。


夏ではありません。笑


いとこと手を繋いで散策^_^

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