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【仕事】その制度は何のため?

職場で公用車に乗るときに、アルコールチェックをするようになって半年になります。これは職場全体で行っています。

アルコールチェックのやり方は、
運転をする人がアルコールチェック機で測り、その数値を第三者に確認してもらうというものです。
このチェックは、運転する前後で行う必要があります。
そしてチェックしてもらった内容を記録簿に書いて車の鍵と一緒に総務班に提出します。

はっきり言って、これはかなりアホくさいし、くだらないと私は思っています。私に限らずと思っている人は少なくないはず。

事の発端は、飲酒運転の不祥事だろうけど、これをやって一体何の意味があるんだろうか。
日中仕事で公用車に乗るときに誰が飲酒をするだろうか。

そして、輪をかけてくだらないと思うことは、出張先で公用車に乗る時や、朝いちで空港や電車の駅まで自宅から自家用車で行き出張に行く時に、上司に連絡をして、「アルコールチェックで0でした。」と報告すると言うもの。
茶番過ぎると思う。

朝起こされる上司もしんどいし、ましてやアルコール0でしたと電話報告する場合、誰がその報告が正しいと判断できるのだろうか。本末転倒じゃないか。

このアルコールチェックのために、アルコール検知器を公費で購入している。それも数台ではなく、各課室ごとに数台購入しているから、その金額はそれなりになると思う。

飲酒運転をやめさせる効果につながるのかを本当に検証してこの制度を導入したのだろうか。甚だ疑わしい。

一度始めてしまうと、止めるのが難しくなる。なぜなら止めるにはそれなりの理由が必要で、可能性(この場合、飲酒運転)が0になるという事は無いから。
始めるのは簡単。一人でも飲酒運転する人がいれば、理由が立つ。

何事においても始めるのは簡単だけど、止めるのはとても難しい。
特に私の仕事は、何か失態があれば、外からの要求に対して制度をいっそう厳しくして要求に応える事が往々にしてあるけれど、それを止めるのはとても難しい。結局制度が厳しくなったせいで、職員の業務時間が増え、残業が増え人件費が増えることにもつながると思っている。

スクラップ&ビルドと予算を立てるときに予算執行室から通知はあるけれど、現場ではスクラップス&スクラップがよくあること。

私はこの仕事が好きです。ここまで書いてきてなんですが。
自分の住んでいる環境のためなることをしたいという思いは、仕事を始めて、14年経っても変わりません。
今は、飲酒運転のアルコールチェック制度を取り止めるほどの力はありませんが、いつかそれを自分の考え不要と言えるようになりたい。

本当に大事なこととは何かを日々考えながら、考える努力をしていきたいと思います。

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