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革靴はなぜ黒いが多いの?

革靴といえば、黒が定番カラーです。
なぜ革靴は黒いことが多いのでしょうか?

一方で、最近ではブラウンやネイビー、グレーなど様々なカラーの革靴も増えてきており、個性を出したい人には選択肢も広がっています。

革靴の黒さについての理由やその他のカラーバリエーションについても触れますので、革靴に興味のある方は必見です。


今日の紳士服の装いの基礎をつくリ、ダンディズムの祖ともいわれる、
ジョージ・ブライアン・ブランメル、通称ボウ・ブランメルの肖像。

1. フォーマルな印象

黒は、フォーマルで洗練された印象を与える色です。

そのため、ビジネスシーンや冠婚葬祭などのフォーマルな場面では、黒の革靴が好まれます。黒はまた、権威や信頼性を連想させる色でもあります。

2. 汚れが目立ちにくい

革靴は、日常的に履くことが多いものです。

そのため、汚れが目立ちにくい色であることが求められます。

黒は、他の色に比べて汚れが目立ちにくいという利点があります。
また、黒は染料が深く浸透するため、傷や擦れが目立ちにくくなります。

3. 耐久性が高い

黒の革靴は、他の色の革靴に比べて耐久性が高い傾向があります。

これは、黒染料が革に深く浸透するため、革の繊維が強化されるからです。また、黒は紫外線によるダメージにも強い色です。

4. 歴史的背景

革靴が黒くなったのは、19世紀の産業革命に端を発します。

当時、工場労働者や鉱山労働者は、汚れが目立ちにくい黒の革靴を履いていました。この習慣が次第に広まり、黒の革靴がフォーマルな場面でも着用されるようになりました。

19世紀の技術が導いた黒靴の隆盛

1818年に米国で開発された当初は、
防水性が好まれ専ら労働者用の靴のアッパー向け。

しかし光沢が永続し婦人のドレスの裾も汚さない点が評価され、
やがて礼装向けへと用途が大逆転する。

黒の燕尾服が男性の正礼装に昇格する時期とこれが重なり、
足元も黒一択となる。

1856年に英国で登場したアニリンに始まる合成染料の普及も一役買った。

発色が改善されたことで、黒は傷やダメージを隠しやすく革の安価な大量生産に適する色として、その恩恵を最も授かることになる。

1858年にドイツで発明された、クロム鞣しも重要だ。

従来の植物タンニン鞣しより大量の革を短時間に低コストで、しかもよりキメ細かな革をつくれるようにもなった。

“黒”の印象の歴史

この謎を解くには黒なる色のイメージの歴史から考察する必要がある。

いずれの色もプラスとマイナス双方の性格を持つが、黒では前者は強さ・超越、後者は恐れ・闇等で、双方の意味が古くから交錯しつつ用いられていた。

黒に匿名性=特定不可能で「混じる」役割を与え、民衆の本音や意思を語らせた点では、13世紀に欧州各地で伝わった「黒騎士伝説」にも注目したい。一方で同時期、黒は「知識や才能の象徴」にもなる。

欧米の裁判官や大学の卒業式でお馴染みの黒いローブ姿。
これは聖職者の装いを真似て当時登場したものだ。

以上が、革靴が黒いことが多い理由です。

黒は、フォーマルな印象、汚れが目立ちにくい、コーディネートしやすい、 歴史的背景というポイントがあるため、革靴の定番カラーとして定着しています。

5.KARAKU|おすすめ黒靴3選

01.DERBAY&MULE プラットフォームミュール

カジュアルなイメージのダービーをミュールタイプにし、さらに厚底にすることでトレンド要素をとことん詰め込んだアイテム。

甲深デザインでしっかりと足をホールドしてくれるので足運びがしやすく、踵がない仕様なのでさっと履くことが出来る。

センターシームを入れることで縦のラインが綺麗に見え、効果も抜群。春夏のコーデに新鮮さを出してくれること間違いなし。

02.ローカットレザーワラビーブーツ

アッパーは、スプリットレザー素材で作られている。

スプリットレザーは耐久性があり、風合いや質感が豊かで、ブーツに高級感とクラシックな雰囲気を与え。

シンプルでクリーン、履き心地の良いレースアップスタイル、ラウンドトウを持って、足先の自然な形状にフィットし、快適な履き心地を提供。

03.ブラック本革ワークシューズ

素材から製法まで全てにおいてこだわりの仕上がり。

さらに履きやすくスタイリング自在なオックスフォードシューズ。
普遍的な定番デザインをより軽く、滑りづらく進化させた1足。

筒回りを1枚革で作る事により足当たりがより柔らかく靴ずれしづらく、中敷きに使用したクッションインソールが足裏にフィットし、最上の履き心地をもたらし歩行時のズレを緩和します。

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