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2022年5月の観劇記録

まったくリアルタイムに追いつけない観劇記録。
自分のための備忘録としてもひとまず記録します。

5月の現場リスト

@現地
・舞台『刀剣乱舞』綺伝 いくさ世の徒花 @ 新歌舞伎座
・ミュージカル『刀剣乱舞』 ~真剣乱舞祭2022~ @ 大阪城ホール
・舞台『魔法使いの約束』第3章 @ 京都劇場
・ミュージカル『メリー・ポピンズ』 @ 梅田芸術劇場メインホール
・月組『ブエノスアイレスの風』 @ 日本青年館ホール
・星組『めぐり会いは再び next generation / Gran Cantante!!』 @ 宝塚大劇場
・蒼木陣 the 30th Anniversary @ R'sアートコート

@配信
・ACTORS☆LEAGUE in Games 2022
・ノリウチ!~カラオケ Mixalive TOKYO店~第4話
・星組『めぐり会いは再び next generation / Gran Cantante!!』ムラ楽
・ニコ生「サナレッジ」第2回
・ニコ生「にゃんと陣の生放送やっちゃいます!」第11回


▮ 舞台『刀剣乱舞』綺伝 いくさ世の徒花

2年前の改変を経ての本編・綺伝。
細川忠興とガラシャの物語。
慶長熊本の特命調査という原作での筋があるので、そんなに改変から変わらないのかなと思っていたし、実際にそうだけれど、所々に「ステの本丸だから」を感じられる要素が入っていて良かった。
例えば、孝高と長義の会話で「どこかで会ったことがあるか」という問いかけ、改変では孝高から長義へのものだったのに対して、綺伝では長義から孝高へのものになるんですよね。これは綺伝の孝高が朧になっているステ本丸のまんばだからなんですけど…(不穏)その流れで言うと「刀持ちて語らおう」からの伯仲戦。慈伝と同じセリフ(慈伝ではまんばが言ってたけど綺伝では長義が言うのも熱い)、格段に強くなった長義、そして力だけでなく「お前が帰ってくるまで、俺がこの本丸を守る」と言えるようになった長義の心の成長。いやー、泣けた。
改変からの変化でいうと、あのときはソーシャルディスタンス厳守で、皮肉のように物も手渡せない(放り投げて渡す)場面があったけれど、今回は最後の殺陣シーンをハイタッチで繋いでいくのが、もちろん対比として描かれたんだと思うけれど、なんだか明るい希望を感じられてすごく好きでした。まだまだ一進一退の世の中だけど、何も躊躇いなく触れ合える世界になったらいいな。

そして、私は何より維伝が本当に本当に本当に好きなので、この綺伝があの維伝から確かにつながる物語なのだと感じられたのが何より嬉しかったです。維伝の映像が流れたのもそうだけれど、朧の竜馬に以蔵に武市に東洋まで…。
維伝のときは竜馬が「(未来は)えぇ国かー?」と問いかけてくれたり、今回は宗麟が「正史に生きる人々が、争いの無い世で満ち足りていられるように」と言ってくれたり、彼らの想いのその先に、私たちは立っているんだなと感じさせられます。

今回の出陣男士だと獅子王くんが好きなのですが、龍次郎くんの獅子王良かったー!何があっても前を向くエネルギーに変えてくれる強さがすごく好きでした。
真剣必殺の鵺、ううううううう動いたーーーーーーーーーー!!!!!!!って感じでめちゃくちゃズルかったですね。笑


▮ ミュージカル『刀剣乱舞』 ~真剣乱舞祭2022~

むっちゃんが大阪の会場替わり男士!ありがとうありがとう!
迷うことなく大阪にしました!!!
前説から土佐組…ありがとうありがとう…土佐組ありがとう…。「忘れてるだろうが」ってペンラ持ってきてくれる肥前くんきゃわ。
最後のむっちゃんのご挨拶もあまりに良くて泣いちゃったな…。「祭りにはあちら側とこちら側をつなぐ役割がある。主は、あちら側に大切な人はおるがか?わしはおる。きっとこの祭りを見て、笑ってくれとるはずじゃ」
私の大切な人もあちら側から笑ってくれていると思うよ。

お祭り楽しかったです。「Brand New Day」が一番好きなので聞けて嬉しかった。
心覚は大阪公演が中止になってしまって見れずじまいだったので、なんとなくざっくり見れたのも良かったです。美慎くんの将門公、あの大きさの太刀を荒々しく振るう姿がめちゃくちゃかっこよかった。

画面にソハヤと豊前が2分割で映し出されたとき、あまりに画面が強すぎて「顔良…」って言っちゃった。


▮ 舞台『魔法使いの約束』第3章

ななななな泣いた。
序盤のそれぞれの組み合わせでのエピソードからボロボロに泣いてしまった。それぞれの傷と、それを包んでくれる絆。ネロとリケの二人のやり取りが微笑ましくて、リケにあたたかいご飯を食べさせてあげたいネロも、ネロにちゃんと「ありがとう」と言えるリケも愛しくてウルウルきていたら、その後のクロエとラスティカのシーンで号泣した。いつだって隣で笑ってくれて、自分を必要としてくれる存在がどれだけ心強いか…。あの「破れたスカーフを直してくれる裁縫が得意な友達がいるんだ!」がいいよねぇ…。ラスティカがいてくれてよかったね、クロエ。
終盤でオズと賢者の信頼が固く結ばれる場面、オズを通して21人の魔法使いと賢者の間に絆がしっかりと見えてまた泣いてしまう。ほんとに最初から最後まで一生泣いてるな。

第1章が「始」なら、第2章は「集」、第3章が「結」かなぁというイメージ。「結末」というよりは「結び」。

割と若いキャストさんも多かったから、第1章から見ていると魔法使いたちの成長とキャストさんたちの成長もリンクして、いつの間にかこんなにこの魔法使いたちが愛しくなっていたんだなと気づいたりもしました。
そして何より卒業される賢者役の新くんの成長。
劇中でも新くんへの送別のような場面が作られていて泣いた。この物語の中で新くんが等身大の賢者として悩みながら成長していく姿があったからこそ、こんなにも魔法使いと賢者の絆を感じられたんだと思う。ミチルの今牧くんも含め、ご卒業は寂しいけれど、この先にも素敵な世界が広がっていますように。

最後の正装衣装での「始まりの~」が良かった…本当に良かった…。


▮ ミュージカル『メリー・ポピンズ』

1910年のロンドン、チェリー・ツリー・レーンに住むバンクス家。一向に子守が居つかないこの家に、メリー・ポピンズが舞い降りてくる。魔法で部屋を片付けたり、カバンから何でも取り出したり不思議な力を持つメリーと、煙突掃除屋のバートと過ごす素敵な毎日に、子供たちは大喜び。一方、父ジョージは銀行でのある融資をきっかけに、苦境に立たされてしまう。しかしこの出来事をきっかけに、バンクス家は家族の幸せを見つけ、それを見届けたメリーは、また空へ帰っていくのだった。

https://horipro-stage.jp/stage/marypoppins2022/

「魔法って存在したんだ…!」と思ってしまうほど、仕掛け絵本が次々に捲られていくようなセットも、夢のような仕掛けも、最後の客席フライングもまさに魔法!
観ている間、ずっとワクワクできる舞台でした。
キャストさんは濱田メリーと笹本メリーを1回ずつ!
はまめぐさんなら本当に魔法が使えてもおかしくない…!と思える圧倒的な存在感も、ずっと可愛くてたまらない笹本さんも、どちらもとっても素敵でした。
キャスト表を見たときに、内藤大希くんがいる回がいいなぁと思って選んだので、2回とも大希くんのロバートソン・アイ。何をやってもうまくできないんだけど、いつもめげずに一生懸命。結局みんなに愛されてるチャーミングなロバートソン・アイでした。

すぱかりふらじりすてぃっくいくすぺりどーしゃす!
無事に歌えるようになった。笑


▮ 月組『ブエノスアイレスの風』

1900年代半ばのブエノスアイレス。反政府ゲリラのリーダーで政治犯として囚われていたニコラスが、特赦により7年振りに釈放される。軍事政権が倒れ、民主制となった祖国で新たな人生を歩み始めたニコラスは、ダンスの才能を買われ、タンゴ酒場の花形ダンサーであるイサベラのパートナーとして雇われることとなるが、そこへかつての仲間リカルドが現れ…。

https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2022/buenosaires/index.html

初めて別箱が取れた。別箱公演って取れるんですね…!
タンゴの熱と艶っぽさ、哀愁が漂う大人な公演でした。

暁さん演じるニコラスはゲリラグループの元リーダーだけど7年服役している間にすっかり世の中も変わってしまって、人生2回目みたいな達観してる感じ。だけど仲間であるリカルドのために熱さがグッと出るのが男らしい友情!って感じで良かった。

カーテンコールでの話し方が本編とは打って変わって途端にふわふわとされるので、これは愛される人だ~と思いました。笑
星組でのお姿も楽しみにしています。


▮ 星組『めぐり会いは再び next generation / Gran Cantante!!』

王都マルクト。オルゴン伯爵の次男ルーチェ・ド・オルゴンは、大学卒業後も定職に就かず、友人レグルスが立ち上げた弱小探偵事務所の手伝いをして暮らしていた。ガールフレンドのアンジェリークとの関係も順調とは言えず、アンジェリークには実家から縁談の話も舞い込む始末。そんなある日、事務所に奇妙な依頼人が現れ、王家に代々伝わる秘宝“一角獣の聖杯”を守って欲しいと頼まれる。捜査に乗り出したルーチェは、いつしか王都を揺るがす争いに巻き込まれて行くこととなる。果たしてルーチェは“一角獣の聖杯”とアンジェリークの愛を手に入れ、さらには王都に平和を取り戻すことが出来るのか!?

https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2022/meguriainextgeneration/index.html

開幕直後から中止になってしまい、私もGW期間中に3公演ほど観劇予定(内、最前列1公演)だったので落ち込んだりもしてしまいましたが、再開できて本っっっ当に良かった。私も無事に現地で観劇できました。

ことなこの可愛さ、世界を救う。
バタバタラブコメ。軽いんだけど重そうに見えてやっぱり軽い。見るとこ多すぎて目が足りない問題以外は何も難しく考えることなくただひたすら目の前の出来事を楽しんでいられる作品。
勝手に思いを巡らせて勝手に泣くことが得意なオタクなので、辛い子ども時代に、アンジェリークにとってルーチェは暗闇の中に現れた唯一の光だったんだなぁと思うとアンジェリークのソロでボロボロ泣いてしまう。そこからルーチェ・アンジェリーク・ユリウス・レオニードの4人場面までひたすら泣いちゃう。退団される上級生であるお二人に背中を押され、トップコンビであることなこが再び前を向いて改めてスタートを切る、みたいな展開が狙っているとわかっていても泣いちゃう。
全然軽く見れてない問題。
最後のアンジェリークがルーチェのシルクハットを奪ってフフッていたずらっぽく笑うのが最高にかわいいです。

グランカンタンテは「素晴らしい歌い手」というタイトル通り、ひたすら礼真琴さんが素晴らしい歌い手であることを実感するショー作品。ボニータがかっこよすぎて、ダンスボーカル好きのオタクは星組さんと親和性が高いと思うので一回ボニータ見てほしい。お願い。
にんじん娘の振り付けがめちゃくちゃかわいいし、後ろで踊る極美さんがほんとに楽しそうな顔で踊っていらっしゃるのがかわいいです(銀橋ソロおめでとうございました…!)一度、銀橋を渡る瀬央さんが一人のお客さんを指さして、(服、見えてるよ!)みたいな仕草をしてらしたのを見て(((リアコ…!!!)))と思うなどしました。圧倒的にカリスマ性があってみんなに憧れられるのは生徒会長の礼さんだけど、実は横でいつもみんなを優しく気遣ってくれる瀬央副会長の方がリアコ率は高いと常々思ってしまうんですけどどうですか(知らんがな)(突然の生徒会設定)


▮ 蒼木陣 the 30th Anniversary

陣くんのバースデーイベント!30代突入おめでとうございます!
壱劇屋さん監修の殺陣芝居から始まり、他の役者さん方からのバースデーメッセージ、30歳までにやっておきたいことへの挑戦VTR、過去のお仕事の振り返り、歌唱披露などなど。。。
盛りだくさんな内容で、陣くんや周りの方々のお人柄が感じられるあたたかいイベントでした。好きな俳優さんって「お芝居が好き!」とか「歌が好き!」とか、もちろん「容姿が好き!」とか、観に行く舞台に出演されていたら嬉しいなと思う方は何人もいるけど、陣くんはそれ以前に人として好きだなといつも感じさせてもらえるのが嬉しいです。

殺陣芝居は、陣くんが動きだした瞬間に「これは壱劇屋さん…!」ってわかるぐらい壱劇屋さんの色が濃く、ど真ん中で楽しかった~。のどかな村で暮らす優しい青年が、悪と出会い、成長・進化しながら、本当の強さを手に入れていく物語(あってる?)。強いだけじゃなくて、その力は正しく使わないとお天道さまはいつも見てるからねっていう感じ。
陣くんの素早さ、力強い重さが存分に発揮されている殺陣で本当にかっこよかった。

そして最後に歌唱披露。
発展途上だけれど"今の自分ができる表現を見ておいてほしい"と言ってくれるのは、私たちファンがこの先も上手くなっていく陣くんを見続けるという前提が必要なことだし、何より泣きそうになるほど緊張するものを見せてくれるって、すごくファンのことを信頼してくれているんだなぁと思えてすごく嬉しかったです。
一生懸命歌ってくれているのが胸に届いたし、2部で歌ってくれた「I LOVE YOU」が声質も合ってて好きだったなぁ。

ありがとうございました!30代の陣くんが本当に楽しみ!


5月終わりーーーーーーー。

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