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みかんの袋かけのリアル

今年の袋かけが終わりました。
当園が袋をかける品種は

・バレンシアオレンジ
・甘夏

の2種です。毎年完熟みかんの収穫が終わってから始まる作業となります


袋掛け用の前掛け

まず、写真のように袋かけ用の前掛けをつけます

甘夏の袋かけは、購入したクラフト紙に
実を入れて、上部をホチキスで止めます

包んだ甘夏と当園マスコットのみかまるこけし


一方バレンシアオレンジは、特殊な遮光袋で
実を包みます。袋の端に針金があるので枝に針金を巻くようにして止めます

バレンシアの袋かけ

量があるので、毎日淡々と淡々と作業していきます。ちなみに、私は淡々作業が苦手なので、ずっと喋ってますよ

そんな袋かけあるあるです⬇️

・三脚を必死にかけたのに登っても実に届かない

・ここぞという時に三脚の上からホチキス落とす

・ここぞという時に前掛けに袋がなくなる

・冬眠しているカメムシが上から大量に落ちてく
 る
・結構な頻度でバレンシアの枝のトゲが刺さる(柑橘の木はトゲがあるものが多いんです)

うーん、もうっ‼️

ってなります

そして袋かけ作業は、各自紙袋をカサカサさせながら実を包むので
かなりお腹に力いれて声出さないと、作業中の発言は人に届きません…そして聞こえません…

独り言になっちゃうと、結構悲しい


さらに切ないのが、この時期に必死に袋をかけても、甘夏に関しては約2〜3か月後に収穫すること

もうかけなくてもよくない?
最近暖冬だし…。そして、一回実触るんだしいっそ取った方が作業かなり減るじゃないか‼️

と農業をあまり知らない私は思うわけです

でも、完熟甘夏として春に少しでも実の状態が良い収穫するためには、大切なことなのです

バレンシアオレンジにおいては袋をかけないと
仕上がりが緑の実になってしまうため、絶対必要な作業です

袋掛けの作業は、大切ですが時間がかかる
管理作業。でも

手がかかるわりに
単価が安すぎるー❗️📣

安すぎるー⛰️

安すぎるー⛰️
特に甘夏ー!!

とあまり口にしてはいけないことを
言ってしまいました。ごめんなさい。

甘夏は寒くなる前に、袋をかけず収穫して
貯蔵しておく方法もあります

ですができれば、歴代完熟甘夏を作ってきたので
やれなくなるまでは、この方法でいきたいと思っています

各農家さんが、知恵を絞り様々な工夫をされながら農作業をしていると思います。

なので、これはあくまで当園の場合です🍊
最後まで読んでくださりありがとうございました

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