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綺麗好きな日本人。 おおらかなアメリカ人。

アメリカに住んでいたころ、自分のアパートでは靴を脱ぐ日本仕様にしていました。いくら28年住んでいてもそこはやっぱり無理。

全体的に日本に比べ清潔のスタンダードが低いアメリカ。

家の床(土足の)に一度落ちた食べ物も、
”5Secounds rule!" (5秒以内なら大丈夫!)という根拠のないルールでポイっと食べてたり、嘘のような日常のホントの話です。
あー汚い、と思ったりしたけど相手は全く臆せず気にせず、
”what won't kill you makes you stronger" 
(死なない程度のものなら逆に免疫ついて強くなるわ)とよく言われました。
図太い。

そんな感じで、NYのスタバのトイレなんて汚くて入れたもんじゃなかったし、
地下鉄にドブネズミファミリーが常連でいるし、
レストランで注文したパスタに髪の毛が入っていたりとか、
どれも日本人的にはいただけないことばかりでした。

国民性とはこんなところにも現れるのですね。
アメリカ人の清潔感度は日本人のそれとかな〜り離れています。

そんなニューヨークで28年生活したわたしが思う事。

やはり清潔って日本の良いところの一つだと思います。
よく新幹線の清掃の画像が海外でも映されて絶賛されているけど、
”綺麗”に対する日本人の真剣なところは誇りです。

日本人にとっての清潔ってただの清掃ではなく、
禅のマインドが反映されているのかも。
なんだかおごそかで精神的な部分があります。
家の玄関を綺麗にした後に盛り塩を置いたり、
窓を全部開けて”気”の入れ替えをしたり、
物理的なキレイに加えた精神の統一や暮らしに対する気持ちの表れを感じます。
良い文化だな〜。

いっぽうのアメリカ人。
清潔バロメーターが壊れているのはちょっといただけないけど
その大雑把で、細かいところを気にしない文化は
彼らの人に対する態度にも表れています。
新しい事や新しい人を普通に受け入れてくれる。
おおらかな優しさを持っている。

清潔って文化ですね。

国の文化でもあるし、
育った家族の文化だったり
個人の文化だったり。

今、わたしはやっぱり日本人なのでキレイにこだわります。
特に玄関や寝室がいつもキレイであって欲しい。
掃除をすると部屋が整うのと同時に心が整う気がします。
年を重ねれば重ねるほど、すっきりした空間にこだわりたい。
部屋のキレイが心の綺麗につながる気がするから。
ただ、こだわりすぎずおおらかさもちゃんと持ち合わせていたい。
綺麗だけが価値観にならないように。
いろんな人や新しいことに、ちょっと汚くてもチャレンジする気持ちを忘れない。

今年はトイレの掃除も力を入れて、運気もアップしていきます。

#清潔のマイルール

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