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2023年7月読了本・報告ポスト備忘録

※注意※

 この記事は7月に私がX(旧Twitter)に投稿した読了ポストに加筆・修正を加えたものとなります。ご了承ください。

はじめに

 近年は7月となるともう真夏。正直何してたかあまり覚えてない。ということで振り返っていきましょうか……。


『グリモアレファレンス 図書委員は書庫迷宮に挑む』

著者:佐伯 庸介
イラスト:花ヶ田

出版社・レーベル:電撃文庫
読了ポスト日:7月9日

 こういうの待ってた! こういうのを待っていたんだよッッ!(by物語の設定に本が関わっているのが滅茶苦茶好きな人) 確かに大きい本屋さんに初めて行ったときなんかは「ここどこだっけ……」ってなりがちだけど本当に本棚の空間が迷宮になってしまうとは……。あと図書館探索によって主人公の過去から現在に通してのポリシーの変化が、些細だけど明確に書かれていたのも新鮮だった。続編あったら読みたいな。

『戦闘員、派遣します!』

著者:暁 なつめ
イラスト:カカオ・ランタン

出版社・レーベル:角川スニーカー文庫
読了ポスト日:7月10日

 ファンタジーの表面下にありえそうな現実的な要素をコメディーに消化したり、メインキャラクターは勿論のこと、モブキャラクターが一癖も二癖もあって会話が濃い。主人公と周辺メンバーの関係性もかなり濃かった。先が読めそうで読みにくかったのか、コメディーなのに独特のハラハラ感があった。あと、タイトル回収には「あぁーなるほど! そう来たか!」となった。

『データサイエンス入門シリーズ 教養としてのデータサイエンス』

編者:北川 源四郎・竹村 彰通
著者:内田 誠一・川崎 能典・孝忠 大輔・佐久間 淳・椎名 洋
   中川 裕志・樋口 知之・丸山 宏
 
出版社・レーベル:講談社
読了ポスト日:7月23日

 文字通りデータサイエンスの基礎がみっちりとかかれていた。とるに足らない内容かもしれないが「具体的に何するの?」という状態な私にとっては良い指標となった。AIについては、想像と現実との間でかなりギャップを感じた。日常での活用例が多く紹介されているのを読んで、それだけ社会に寄り添ってるのかと改めて実感した。更に、技術の話だけではなく、後半に掲載されていた倫理・制度の話は分野の興味の有無に関わらず、全員が知っておいて損はないと感じた。

『近代科学を超えて』

著者:村上 陽一郎
出版社・レーベル:講談社学術文庫
読了ポスト日:7月25日

 科学とはどのように発展してきたのか、その歴史を学ぶ学問の学問という印象を受けた。今とは状況は違うけど、避けては通れないしがらみや、常識のせいで掛かっていることにすら気づかないバイアスなんかはどの時代でも変わらないんだなぁと感じた。慣れない視点はかなり理解するのが難しかったが、その分、普段は味わいにくい刺激があったようにも思える。

『不死探偵・冷堂紅葉 01.君とのキスは密室で』

著者:零 雫
イラスト:美和野 らぐ

出版社・レーベル:GA文庫
読了ポスト日:7月27日

 ベースは王道すぎて逆に中々見ないようなミステリ、だけど学園ものやらその他もろもろのジャンルの要素も入っていて、更にそれらがパズルのように緻密に設計されているから胸やけすることなくサッパリと、それでいて頭に残る塩梅の調整になっていた。特に「答え合わせ」の手法はライトノベルだからこそできる手法だったんじゃないかな~と感じた。詳しいことは伏せるが、伏線とかストーリーの運び方がとにかくすごい。あとヒロインが想像の10倍以上におもしれー女だった。

 気になった方がいらっしゃったらこちらも参考にしていただけると嬉しいです。

1か月を振り返って

 まて、皆まで言うな。私もハッキリと理解している。いくら何でも読了冊数少なすぎないか⁈ でも朧げな記憶を穿り返すと心当たりはいくつかあるんだよね。まず『死亡遊戯』の本紹介を書くためにシリーズ全巻の再読をしていたこと。再読だし感想は無くていいかな? と思って書いてなかったような気がする。その次に難しめの本にてこずっていた。学術文庫のやつはページ少な目でも時間かかってしまうのは本当にどうにかしたい課題だ。その上内容が全部理解できていないのもかなり痛い。そして最後は金欠真っ只中だったことかな。今はかなりマシ(その代わりにまとめ買いしすぎて積み本の数がヤバいことは一旦無視してくれ)だけどこの時期はかなりギリギリだったしな~。買ったのが月末だった可能性も否定はしないけど、それを踏まえても新刊が『冷堂紅葉』だけってどんだけ金欠だったんだよあの頃。

 とまぁ色々分析している内に良い感じの文字数になったので、7月分はここで締めさせていただくとしよう。

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