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【詩】白黒

君と一緒に失った色を探し求めた
このトンネルを抜けると戻れるのかもしれない
繋いだ手は離さないように

踏み出すごとにポケットが軽くなっていく
いつしか体も脱ぎ捨て光の粒になっていく
最後に見た
君の涙が色付いた

名もない花が二輪
世界が再び回り始めた

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