「ミドル世代がキャリア・プラトーから抜けるには」～リスク０の小さい行動から始めよう～

こんにちは。
普段は転職エージェントとして若手のコンサル界隈にいる人のキャリア相談に乗ることが多いのですが、ミドルシニアのキャリア相談に乗ることが続いていまして、その中で感じたことを書きます。
タイトルは固いですが、今回は自分の備忘も兼ねた完全な雑記です。

キャリア・プラトーとは、とても簡単に言えばキャリアの行き詰まりを指します。
（今回はキャリア・プラトーとは何かという内容ではないので、専門的な中身は日本の人事部さんにまとめてあったのでこちらご覧ください。）

「キャリア・プラトー」とは？ - 『日本の人事部』

私も40代ですが、子育て世代は忙しいですよね。
仕事、子供の行事や習い事、家の掃除や修繕、親の介護、・・・。
やることを上げればきりがありません。
だんだんと付き合う人も限られてきて、あっという間に1年が経つ。
こうなると抜け出したくてもなかなか抜け出せない。習慣が人を作っているので何をやるのも億劫だし、エネルギー値も落ちて、更年期障害かも？なんて思ったり。今更リスクを負いたくないし、見返りのない頑張りはしたくない。などなど負のスパイラルは次々と負の感情を生みます。

そんなミドル世代ですが、彼らとじっくり対話をしている中で、意外にも私はいつも彼らの中に希望を見つけることができます。興味があることについて聞き出すことをきっかけに小さな行動を提案することで、最後にはプラスの波動を受け取ることができています。

キャリア・プラトーに浸かってしまい、負のスパイラルに入ってしまった人には、リスクのない小さな行動から始めてみることを提案します。
リスクがなくて手間もかからないことならだれでもできる。
例えば、
１．SNSのアカウントを作る
２．転職サイトに登録
３．興味のあるものをサイトで調べてみる
などは最も簡単なこと

そして
１．SNSで好きな人をフォローする、「いいね」をする
２．転職エージェントと話してみる
これも失うことはありません。リスクゼロです。
時間は使いますが、リスクゼロの割に得られるものは何かあるはずです。リスクリワードから考えればやったほうがお得です。

ここまでやったら更にもう一歩踏み込んで
・興味があるもののイベント・体験会・セミナーに参加する
・自分から話したい友達にアポイントを取る
これらは恥ずかしかったり、断られたり、と自分が嫌な気持ちになる可能性もあります。とはいえ、お金を失うわけでもないし、嫌なら今後やらなければよいという意味では、これらもリスクはゼロです。

ここまでやれば自分の中にこれまでには無かった示唆や別の感情が出てきているのではないでしょうか。今の世の中、わかりやすく目に見える対価や見返りを求めがちです。上記のようなことをやったとて、対価も見返りも得られない可能性はあります。ただ、それ以上に自分の日常を小さくても変えてみることで自分にとって大事なことが見えてくるのではないでしょうか？
世の中にはリスクゼロのことが意外とたくさんあります。「リスクがないならやってみよう」はリスクを嫌う方にとっておすすめのキャリアを大きく変える第一歩ではないかと思います。