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イヤーカフ

ピアスを開けていない。
単に怖くて開けられなかっただけなのだけど、ピアスの可愛さは今でも羨ましく思う。というわけで、専らイヤリング派のわたし。

そんなわたしがここ数年注目し続けてきたのが「イヤーカフ」。
とある美容家さんが着けておられて「可愛い!」と思ったのを衝動買いしてみたのが、あれはかれこれ2年前…。

届いたイヤーカフ。
小さな隙間に耳を通して滑らせるというが、着けようと格闘するも、わたしの耳たぶが分厚いのか大きいのか、思ったようにするすると入らず…。当たり前なのだけど、小さな隙間のある輪っかはまったく動かないので、一体どうやってこれを抜けないところまで通しているのか、さっぱり理屈が分からない。

何とかかんとか入ったはいいが、今度は抜けなくなり、YouTubeで「イヤーカフ はずし方」を検索してみても、動画のようにはうまく抜けず、またもや格闘。ようやく外れた頃には耳が真っ赤…。

こんなに手間のかかるものを、時間のない朝に着けられるとも思えず、安くはなかった「ファーストイヤーカフ」はお蔵入りに。以後、怖くて買えなかったイヤーカフ。
もはや諦めの境地に達していたその時…。

あれは昨年の冬。
何気なく見ていたBELLESIORAのインスタライブで。
「コンフォートコレクション」と名のついたコレクションで紹介されていたイヤーカフは、なんと輪っかが少し動くように細工がされているという。

黄色で囲んだ部分にネジが仕込まれていて、わずかに動くのです…!

もう、これは歓喜でしたよね…!
少しでも動けば着けやすい、ということが体感で分かってましたから。

BELLSIORAさんだけあって、お値段はそれなりでしたが、1年の終わりが近いということを言い訳に、(ご褒美だとか、最近アクセサリー買ったなかったし、とか自分の中のありったけの合理的な理由を思い浮かべた)買いましたよね。買いますよね。ポチッとね。

届いたイヤーカフを早速つけてみると、スルッとなんの苦労もなく入り、なんの苦労もなく抜けるではないですか。
これでわたしもイヤーカフの民の仲間入りがようやくできたのでした。もちろん、それ以来毎日着けております。ありがとう、BELLSIORA。

しかし驚いたのが、ある日ふと、ずっと着けられなかった方のイヤーカフを何の気なしに着けてみたら、昔ほど苦労なくスルッと着けられたこと。どうやら毎日着けているうちに着け方のコツが分かったみたいです。そう、自転車に乗るみたいなことなのかもしれません。


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