wataru

介護福祉士です。 2021年9月腎がんと診断され、2022年2月にダヴィンチ手術から今…

wataru

介護福祉士です。 2021年9月腎がんと診断され、2022年2月にダヴィンチ手術から今に至るまでのことも書いています。 YouTube「おでかけ癒しチャンネル」運営中です。YouTubeアイコンからチャンネルページに行けますので見てみてください。 よろしくお願いします。

マガジン

  • 笑顔で生きる:がんサバイバーの記録

    バイク事故で偶然見つけた腎がん。 事故からガンの告知、手術から今までのことを、振り返りながら綴ります。 そしてがんサバイバーとなった今、生きることや命のことについて思うことなども書いていきたいと思います。

最近の記事

術後2年半検査

今日は腎がんのダヴィンチ手術から2年半の定期検査。 造影のCT の予約が15:10でその前に採尿と採血がある。 タイトルの写真は、午前中にYouTubeの撮影に行って撮ったもの。 今はこの活動が気分転換。 14:30に病院に着けば良いかなと14:10に家を出て車で向かった。ちょっと渋滞してたけど予定通りに到着。 いやぁ、どれだけの患者や家族がいるんだろね?駐車場はいっぱい。いつもいっぱい。 僕はたまたま家からがんセンターが近いけど、県内各所から皆さんはこられてるんだろう

    • 明日は検診

      明日は県立がんセンターで術後2年半の検査の日。 半年おきの検査ももう2年半になったんだな。 前回は初めて造影剤を飛ばして通常CT だったので、今回は造影剤ありの造影CT になる。 造影剤、あれ嫌いなんだよね。好きなひとはいないだろうけど。 あの、カアッと熱くなる感じと何かが全身を回っていく実感。一瞬で身体中をめぐる薬剤。 嫌いだな。 検査の度に募る将来への不安。 本当なら月日が経つ毎に安心が増えていくのだろうけど、これはガンだからかな? 「いつ再発や転移するんだろう?」 っ

      • バイクに乗る

        退院して数日経った。 僕は家の中で退屈でたまらなくなるだろうと思っていたけど、そんなことはなく、まあまあのんびりと過ごしていた。 次第にキズの痛みにも慣れてきて何とか日常生活を送れている気がした。 ただし2月いっぱいは休職だけど3月からは介護士として復帰するので、体力的にとあと力仕事が大丈夫なのか不安だった。 日に日に痛みに耐えて動けるようになっている実感を持って、いよいよあることをやってみようと思った。 それは… 「バイクに乗る」だ。 ガンを発見するきっかけとなったバイク

        • 退院しましょ

          病棟はコロナのお陰でナースさんたちもバタバタしていた。 僕は腹のキズの痛さに耐えながら何とかトイレの往復をこなし、ベッドの上でただただ時間を過ごしていた。 朝と夕方に主治医の先生が様子を聞きに来てくれた。この先生はほんと親切だなぁと感じた。 先生がいう「退院しましょうか?ここにいても寝てるだけやから家におっても一緒やから。コロナになったらあかんしね。」 「いつですか?」「明日でもエエよ。」「迎えに来れるか聞いてみます。」「いつでも大丈夫なように書類書いとくから。」「ありがとう

        術後2年半検査

        マガジン

        • 笑顔で生きる:がんサバイバーの記録
          28本

        記事

          病棟カムバック

          いよいよ病棟のコロナのゾーン分けが完了したとのことで、僕はVIPルームから4人部屋に戻ることになった。結局ICU におよそ3日いた感じ。 ICU のナースさんに別れを告げる。 「思いのほか長居しちゃってごめんなさい。』 とね。一番偉そうなナースさんが言う。「長居しちゃってだって、かわいい。」僕はかわいくはない。 思えばICU に長居したお陰で僕はもしかしたらかなり痛みとかから救われていたのかも知れないね。本来なら2日目の途中で病棟に帰って、それからは自力で何でもやらなきゃな

          病棟カムバック

          術後初めての洗髪

          髪を洗うって気持ち良いじゃない? 1日髪を洗わなかったら次の日気持ち悪いよね。毎日洗うのが当たり前になってるから。 それがさ、入院して以来「頭洗いたい」って一度も思わなかったわけ。 特に術後のICU での生活では、髪の毛がどっち向いてんだか、顔がどうなってんだか、全く気にならなかった。と言うか、痛みやらなんやらで余裕がなかったのかも知れないね。 いよいよ今日はナースさんが洗髪に連れてってくれるっていうから、嬉しいやらビビるやら。 何度かトイレに行っているうちに僕の身体は

          術後初めての洗髪

          飛龍の滝に行ってきました

          ✅️今回の行き先:兵庫県佐用町飛龍の滝 ✅️この動画では豊かな自然のなかに現れる落差のある滝のダイナミックさと、森に囲まれて癒される雰囲気をお伝えできていればと思います。 公開日:2024年7月2日 ✅️撮影場所のご案内 佐用町飛龍の滝は大河ドラマ「軍師官兵衛」のタイトルバックに使われた映像が撮られた場所です。佐用の山のなかにあり、自然豊かな環境でとても癒される場所です。 メインの大通りから川を越えて脇道に入り、住宅が点在する村を抜けると細い一本道を登ります。 最後はか

          飛龍の滝に行ってきました

          幸せ

          ガンになったからだろうか? そうだろうな。 あまりにも「死に至るかもしれない病」は人の心にいろんな思いを起こさせる。 心のことや身体のことは、時間と共に変化して、良くなったり悪くなったり、それは自分ではコントロールしにくいこと。 この先の人生は何をして過ごせばいいのか。 いつ終わるともわからない時間の流れを気にしていても仕方ないことだな。 ひょっとすると寿命を全うするかもしれない。 はたまた、来年はいないかもしれない。 自分ではコントロールできないことに心や身体、そして時

          ICU の VIP になる

          翌朝、いよいよ尿バッグが外された。 ここからは何としてでもトイレに行かなければならないんだ。 確か病棟の病室からトイレまではかなりの距離が有った。やべぇなぁと思った。 そんなことを考えていると、主治医と婦長さんがやって来た。 ん?病棟に戻る話だよね? 「俺から説明しようか?」 「いや、私から言います。」 「俺、主治医やで。」 「じゃあ、お願いします。」 何やねんな、そのやり取り。まぁ良い。 「あなたが戻るはずの病棟でコロナが出て今隔離しとるから戻られへんようになって、悪

          ICU の VIP になる

          僕、大地に立つ。痛くて笑う

          手術翌日の朝が来た。 「おはようございます。」 痛い、痛い、痛い。 めちゃくちゃ痛いんです。 お腹全部。あぁ、力が入らない。 朝食の時、ベッドに座れますか?と言われ、なんとかサイドレールを両手で掴んだが身体が起こせない。ちょっと待ってとナースさんに告げ、ベッドのコントローラーを持ちヘッドをギャッジアップしながら起きる。 「さすが介護士さん、使いこなしてますね。」とナースさんに褒められる。 いやいや、こっちはね、必死なんですよと心の中で言いながら、口からは「ありがとうござい

          僕、大地に立つ。痛くて笑う

          史跡 生田の森(生田神社内)に行ってきました

          ✅️今回の行き先:生田の森(生田神社) ✅️この動画では生田神社内にあるパワースポット生田の森の神秘的な空間を紹介しています。 公開日:2024年6月28日 ✅️撮影場所のご案内 生田の森は神戸三宮の繁華街のど真ん中にある生田神社の脇にある小さな森です。 生田神社にはたくさんの神様が祭られているのですが、この森の中には神功皇后が祭られています。またこの生田神社の有る場所は源平合戦の地でもあります。 歴史的にも様々な出来事があったこの場所に、周りの喧騒が嘘のように静かで神

          史跡 生田の森(生田神社内)に行ってきました

          白衣の天使と痛みの悪魔

          何がなんだか分からないけど、これらが僕に繋がっているものたち↓ さて、夜が来たようだ。 じんわりと痛みというものを感じ始めてはいたけど、それはきっと「カロナール飲んだら大丈夫だよねぇ~」みたいに思ったり、「背中に麻酔入ってんだぜ~大丈夫じゃね?」とか思ったり、まだ僕は未知の世界を甘くみていた。 眠れずにいると、ナースさんがやってきた。「担当の○○です。」と。 担当が多すぎて誰ひとりお名前を覚えられない(笑) 周りはかなり静かになっていて、人の息が聞こえそうなぐらいだ。あと

          白衣の天使と痛みの悪魔

          僕は生きていた

          集中治療室に運ばれた。 どのくらい経ったのだろう?いや、時間はそんなに経っていないと思う。 動かない。身体が何も動かない。ハハハ…ダメだこりゃ。 麻酔がよく効いているんだろうな、何も痛くない。不思議なくらいに。 時おりナースさんが様子を見に来てくれているようだ。かろうじて問いかけに「はい」ぐらいは答えられる。 でもね、声が出ない。喉が痛い。きっとこれは気管挿管のせいだな。何となく血の味がする。 テレビで見たようなさまざまな機器の音がする。「ピッ!ピッ!」「ピポーン!ピポーン

          僕は生きていた

          あんなに怖がってたことなのに…

          右腕に点滴が繋がれた。 えっ?ん?ん?ん? 「左をしたにして横に向いてくださーい」 「ふぁーい」えっ?ん? ここからがこれまで僕が検索に検索を重ね、恐れに恐れていた『硬膜外麻酔』と『全身麻酔』そして最大の難関の『気管挿管』だ! 『硬膜外麻酔』とは丸めた背中の真ん中に注射針を刺し背骨の中に麻酔の管をいれると言う、なんとも恐ろしく痛そうな処置。 『全身麻酔』とは言わずと知れた帰って来れないかも知れない麻酔だ(笑) 『気管挿管』とは喉に金属製の器具を入れ込んで人工呼吸器をつな

          あんなに怖がってたことなのに…

          手術室へ

          手術の朝が来た。 白きタイツを履いた病の王子はダサい寝間着を羽織って病室を出た。 えっ?こんな格好で歩きまわりたくないぞ(笑) と思ったら、何か違うエレベーターで奈落の底へ落ちていく。 ずーん。 案内してくれたナースさんはここまで。何かウスラ寒い廊下で嫁に「行ってきま~す」と最後の挨拶。 昨日説明に来てくれていた手術室のえらいナースさんに引き継がれていよいよ手術室へ。 ドワーン… 大きな自動ドアが僕の目の前で開いた。 何じゃこの広い部屋は‼ 何となく薄暗い全てが変な緑色に見

          手術室へ

          かねふくめんたいパーク神戸三田に行ってきました

          ✅️今回の行き先:かねふくめんたいパーク神戸三田 ✅️この動画ではめんたいパークの中と外とを入店から退店目線で紹介しています。行ったこと無いかたは是非参考にしてください。 勝手にCM みたいになっています。 公開日:2024年6月25日 ✅️撮影場所のご案内 かねふくめんたいパーク神戸三田は神戸市北区と三田市の境ぐらいにあります。近くには道の駅神戸フルーツフラワーパーク大沢があります。 めんたいパークの楽しみはいろいろありますが、まず明太子について学べることです。へぇそう

          かねふくめんたいパーク神戸三田に行ってきました