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水まわりのリフォームを大幅コストダウンする方法<4>

このテーマでの最終回として、前回書いた「時間&手間をかけて、低コストでデザインにこだわる」時の、工事業者の探し方をご紹介します。

下記3つの理由から、大抵のリフォーム会社は使った事のないメーカーの採用や展示処分品の設置を嫌がります。

1、使い慣れたメーカーの製品と違い、設置に手間がかかる(職人さんにも嫌がられやすい)

2、利益率が確保しにくい(通常、工事代金より設備代で利益を稼ぐ事が多い)

3、施工トラブル・クレームのリスクが高い(展示処分品の場合、施工ミスがあっても追加で部材購入等ができないことが多い)

大手のリフォーム会社等だと、おそらく「できない事はないんですが・・・」と言いつつ非常に高い工事費を見積して、諦めてもらうようにもっていく方向にするのではと思います。そのためマイナーなメーカーや展示処分品の設置でも引き受けてくれそうな会社を探す時に、2つのポイントをお伝えします。

まずは「住宅だけでなく店舗も施工している会社」です。店舗といっても完全に内装が決まっているチェーン店ではなく、個人オーナーさんがやっているような店がいいです。通常、住宅と店舗の施工は「どちらか片方しかやりません」という会社が多いのですが。自分が働いていた会社もそうでしたが、両方設計・施工する会社もあります。店舗は住宅に比べて多様な建材・設備を使用するので、新しいメーカーの設備にもあまり抵抗なく受けてもらえる可能性が高いです。

もう1つは、個人でやっている事務所のような、非常に小規模な会社に相談してみる事です。そのような事務所は大手に比べて案件数が少ない事が多いため、手間のかかる依頼でも親切に対応してくれる可能性があります。

最後に、この「裏技」でリフォームしようと思う方は、一般的な方法(有名メーカーの普及品)ならどの程度の費用になるかの見積を参考にとってみることをおススメします。性質上、工事費が割高になる事は避けられないので、工事規模や選定商品によってはリスクの割にコストパフォーマンスが低くなってしまう可能性もあるからです。

因みに欧米ではキッチン・洗面を自分で施工していまう人も一定数いるようです。配管や電気工事等のみ業者に依頼するらしいのですが、いくらDIYが好きでも日本人だと「不具合が出たらどうしよう・・・」と思ってしまいますよね。万人にはおススメできませんが、DIYこそ究極のコストカット法だと思います。時間&器用さ&体力に自信のある方は、検討してみてはいかがでしょうか。

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