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以前、安倍政権が3分の2を獲得したとき、新聞は改憲に動かないよう安倍首相への個人攻撃を展開した。馬鹿な野党がそれに便乗してせっかくの好機を逃した。

以前、安倍政権が3分の2を獲得したとき、新聞は改憲に動かないよう安倍首相への個人攻撃を展開した。馬鹿な野党がそれに便乗してせっかくの好機を逃した。
2022年12月30日
随分前に、世界中のプリマから大変な尊敬を受けているモナコ王立バレエ学校の老女性教授が来日した。
その時に彼女が芸術家の存在意義について語った言葉である。
『芸術家が大事な存在なのは、隠された、隠れた真実に光を当てて、それを表現する事が出来る唯一の存在だからです。』
彼女の言葉に異議を唱えるものはいないだろう。
高山正之は戦後の世界で唯一無二のジャーナリストであるだけではなく、戦後の世界で唯一無二の芸術家と言っても全く過言ではない。
一方、大江、村上、平野等、作家と称する人間達、自分達を芸術家だと思いこんでいる人間達の多くは、芸術家の名にも値しない存在なのである。
何故なら、彼らは、隠された、隠れた真実に光を当てて、それを表現する、どころか、朝日新聞等が作り出した嘘を表現して来ただけの人間達だからである。
彼らの様な存在は、日本に限らず、世界中の国においても同様なはずである。
つまり、真の芸術家とは、極少数しか存在していないのである。
私が、今の世界で、最もノーベル文学賞に相応しいのは、高山正之を措いて他にはいない、と言及している事の正しさを、本著も、痛切に証明している。


p244-p264
中国は平気で核のボタンを押す!
高山 
せっかく日本人の意識が変化してきたんだから、もう一歩進んで積極的に国土防衛を議論していくようになってもらいたい。 
去年、高市早苗が総裁選に立候補して自民党員数が爆発的に伸びたそうです。
高市の主張は、昔だったら、即座に朝日が袋叩きにし、言論人が騒いで、高市は消されていたでしょう。
でもいまは、そういう空気が一切ない。 
岸田は、非核三原則だ、友好だ、みたいなことばっかり言うから、どこか軸が定まっていないし頼りない。むしろマイナスじゃないか。
「この際、高市と取り替えてしまえ」といった意見が多くなりそうな雰囲気すらあります。
石平 
それでは、今後の日本政治はどうなりそうですか?
高山 
とても流動的です。自民党員には嫌だけど、岸田というシンボル以外に、他に選ぶ選択肢がない。
参院選では維新が伸びたけど思ったほどでもないし、ただ立憲は大惨敗。
当てこすりや嫌みがうまいのが野党だと思っている連中だから、消えた方がいい。
石平 
でも日本には時間がないんです。
憲法の問題を解決し、早く国防費の増額を果たし、国防体制を立て直さないと、時間がないんですよ。 
参議院選で改憲勢力が3分の2を獲得しましたが、当面、次の衆議院選挙まで大きな国政選挙はない。
岸田政権には「黄金の三年間」が与えられるんですよね。
圧倒的な勢力を持てたのだから、ここで改憲に着手しなかったら、自民党内でも岸田おろしが始まるのではないでしょうか……。
高山 
以前、安倍政権が3分の2を獲得したとき、新聞は改憲に動かないよう安倍首相への個人攻撃を展開した。
馬鹿な野党がそれに便乗してせっかくの好機を逃した。
問題はやっぱり日本の新聞の自覚で、やはり朝日新聞をどう処理するかにかかっている。
いまの新聞見ていると、例えば今回の参院選の焦点を読者に聞いても、「国防」というテーマを俎上に載せない。
世論調査では「物価と経済がやっぱりメインになりますね」といったことを設問にする。
的を外すことを公然とやる。
でも国民に知恵がついてきたから、メディアが従前通りでもそれなりに国防を意識すると思う。
それはまあ、でも高市早苗が出てから大きく空気が変わったと思える。
石平 
ウクライナが追い打ちをかけたというか、バックアップしたというか。
高山 
戦争って、こうなんだという現実を見せつけられた。
手を上げて降参すれば、中華丼をご馳走してくれるわけではないとわかった。
石平 
ウクライナ戦争では、侵略される側の惨状が、日本人に大きな衝撃を与えた。それが意識変化を促しました。
そしてもうひとつ、ウクライナ人が頑強に抵抗したからこそ、世界中の支持を受けたっていう事実もある。 
おそらくこれは、台湾人にとっても同じ。
要するに、まずは自分たちの国で自分たちを守らなければないという意識が大事になってくるのです。
ウクライナのゼレンスキー大統領の話ではないけど、頑張って前線に行ったりして、国民が自分の国を守ろうとしている。
それゆえに世界から支持が集まる。
橋下徹がいうみたいに手を上げてしまったらどうにもならない。
石平 
でも、ああいう橋下さんの議論は結局受け入れられなかったということが、一つの新しい変化を示していますね。明るい方向に向かっていくという。
おそらく橋本さんからすれば、「自分は左翼というより現実主義者だ」と思っているでしょう。
でも、左翼じゃないのに誰も相手にしてくれなくなった。
ということは、やはり確実に日本は変わってきた。
高山 
確かに日本人の意識が変わり、護憲とか平和主義の欺瞞にだいぶ気づいてきたなと思うのですが、先ほどの話では、「中国人が原爆をたった3発落とせば日本は終わりだと思っている」というのは、とても怖い話だね。
でもそれに気づいている日本人が、どれだけいるだろうか。
石平 
日本人は自分たちのために、本気になって核のことを考えなければいけない。
もし日本民族がまだ存続したい、生き残りたいならばね。
実は私は、普通の日本人以上に、この問題に危機感を持っていますよ。
というのは、僕は中国人をよく知っているから……。
彼らは平気で核のボタンを押しますよ。ためらわないし、後ろめたさもない。
高山 
日本に対しては決してためらわない?
石平 
日本には反撃する能力がないから、ためらう必要がない。
もう一つは、「南京大虐殺の報復」だと言えば、日本への核攻撃が正当化されると考えます。 


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