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毎日新聞も中国に取り込まれている。事実、毎日は『チャイナ・ウォッチ』を毎月第4木曜日に折込みで配布していたのです。

2020年8月5日
以下は前章の続きである。
根深い宣伝戦
髙山 
中国は武漢ウイルスに関してウソをつきまくるが、もっと根深い宣伝戦があるんじゃないか。
何清漣の『中国の大プロパガンダ』(扶桑社/福島香織訳)でも、中国の宣伝戦について事細かに、さまざまな例をあげている。

大高 
本書でも触れましたが、毎日新聞も中国に取り込まれている。事実、毎日は『チャイナ・ウォッチ』を毎月第4木曜日に折込みで配布していたのです。

髙山 
大高さんの本では、韓国の3・1独立運動に関連した堤岩里(ていがんり)教会事件(1919年)を再三取り上げている。

大高 
日本の官憲が現地の朝鮮人20人ほどを虐殺したと言われる事件ですね。

髙山 
今でもこの話を持ち出して謝罪を要求している。
マルハンの会長、韓昌祐も前に話したとき「日本人は残虐」の根拠にしていた。

大高 
パチンコ屋のドン韓昌祐氏ですね。
韓国で禁じられているパチンコで日本で財をなしたにもかかわらず、安易に日本人にレッテル貼りするのはいかがなものかと思います。
パチンコ資金が北朝鮮に核ミサイル開発の資金として流れているのですから、ひどい話です。
パチンコ議員(遊技業振興議員連盟)なんかIRに鞍替えしたり、一体どこの国の議員かと思います。
韓昌祐氏とかに納税を含め、きちんともの申してこその議員連盟ですが、意味をはき違えていますね。
堤岩里教会事件といえば、去年も日本の牧師たちが訪韓して謝罪行脚しています。

髙山 
大高さんの本では、陸軍大将の宇都宮太郎の日記にある「毒筆を揮(ふる)ひつつある外国人等」の一文を紹介していた。
毒筆とは、意図的に日本を貶めようとする記者のことだ。

大高 
朝日は「宇都宮日記 苦い歴史の貴重な証言」(2007年3月1日付)と特集記事を出しつつ、恣意的に「毒筆」については掲載していない。

髙山 
宇都宮大将の指摘は重要な意味を持っていると思う。
幕末から明治初頭、日本に来た外国人記者や学者の日本評を見ると、そのころは実に冷静に良識をもってとらえていたことがわかる。

大高 
お雇い外国人が多数いました。
たとえば、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)やフェノロサは日本文化に対して深い関心を寄せ、継承したり、守ったりしています。

髙山 
ところが、ある日突然、外国人記者や宣教師が日本の悪口を言い始めた。
日清戦争に「旅順虐殺事件」(1894年)という話が出てきたのがきっかけだ。
日本軍は果敢に戦い、降参する中国人の捕虜は手厚く扱い、負傷兵の治療もしている。
欧州系の新聞はそれを素直に書いたが、米国紙はまったく違った。
たとえばニューヨークワールド紙の特派員記者、ジェイムズ・クリールマン。
彼は日本軍が旅順要塞を陥落させた後、街に突入して2万人の清軍兵士と旅順市民を実に残虐に殺し回ったと書いた。
日本側は「事実無根だ」とうろたえた。
悪魔の証明じゃないけど、ないことを証明するために、とても苦労をした。

大高 
ウィキペディアでは旅順虐殺事件のことが事実として掲載されています。

髙山 
なぜ米国紙がいい加減な記事を載せたか。
イエローペーパー全盛期だったから話を盛ったこともあるが、本質は違う。米国は日本を開国させたけど、この繊細な審美眼を持つ不思議な民族の後見人くらいに思っていたら、日清戦争で日本人は見事な海戦を披露し、陸戦でも略奪も殺戮(さつりく)もしない綺麗で強い戦いぶりを見せた。
当時もまだインディアン戦争で略奪、殺戮、強姦をやっていた米国人は己の野蛮さを告発されるようでいっぺんに日本嫌いになった。

大高 
クリールマンが日本軍を故意に残虐に描く記事を書いたのは、米市民を「彼らも我々と同様に残忍だ」と安心させる一方で、今後は日本を必要以上に悪く書いて日本の国威を挫こうと思ったのでしょうか。

髙山 
そのいい証拠は日清戦争前までの日本評はすこぶるよく「日本人も支那人も奇異だが、支那人は気持ちの悪い奇異だ」(ニューヨーク・タイムズ)などと書いたが、日清戦争以後は日本をそう取り上げず、たまに取り上げれば酷評ばかりする。
以後、この旅順虐殺のデマが日本報道のモデルになり、南京大虐殺にまでつながっていく。
クリールマンはこのあと、米西戦争(1898年)でもスペインがいかにキューバで残虐非道なことをしたか、現場にも行かずにデマを書き飛ばし、アメリカの戦争行為を正当化した。ウソを書くために生涯を費やしたような記者だ(笑)。

大高 
まさに「独筆を揮う外国人記者」の典型です。
まるで朝日の記者のようですけど(苦笑)。

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