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立夏。

今日は立夏。

二十四節気の第七。
5月5日~5月19日ころ。

夏の始まりの時期。
ここ最近の日中は日差しも強くなり、
夏の気配を犇々と感じる。
の気配がち上がってきたような時期で
『立夏』。
急な暑さで身体はついていきにくいが、
気持ちの良いほどの青空に、心は躍っている。
とても過ごしやすい時期。
爽やかな気候に思わず薄着にもなってきて。
ただこの時期の紫外線はとても強いので、
日焼け対策はきちんとしましょう。


七十二候。

*蛙始鳴(かわずはじめてなく)
初候:5月5日~5月9日ころ。
カエルが鳴き始め、元気に動き回るころ。
GW中に素敵なお寺に行った際にも、
大きなカエル達が池から顔を出していました。
オスのカエルの鳴き声は、
メスのカエルを恋しがって鳴く声だとも言われています。
田植えの準備で田んぼに水が引かれると、
冬眠から目覚めたカエル達が早速産卵にやってきます。
田植えの頃には孵化して、元気なおたまじゃくしが泳ぎまわる姿が見られます。

*蚯蚓出(みみずいづる)
次候:5月10日~5月14日ころ。
土からミミズが出てくるころ。
冬眠していたミミズが活動を始め、
動き出す時期。
他の生き物は『啓蟄』の頃に活動を開始しますが、ミミズはマイペースに活動を開始します。
そしてミミズは『自然の鍬』とも言われ、
大地を耕し、微生物が豊富な土を作る縁の下の力持ちです。
『大地の腸』『地球の虫』とも言われるミミズ。
姿に少し気持ち悪さも感じてしまうかもしれませんが、小さな体の中に、
とても大きな可能性と力を秘めている。
そう思って見ていると、とても愛おしい存在に見えてきませんか。

*竹笋生(たけのこしょうず)
末候:5月15日~5月19日ころ。
タケノコがひょっこり顔を出すころ。
土からほんの少し顔を出した頃が一番柔らかく、美味しいころ。
タケノコの成長スピードはとても早いので、
急いで収穫しないと直ぐにかたくなってします。
タケノコは何枚もの薄い皮に包まれていますが、成長するにしたがい、皮が一枚づつはがれていきます。
約一か月後にはすべての皮がはがれ落ちます。
この皮があるかないかで、『タケノコ』と『竹』を分けているとか。
タケノコは脱皮して竹になるのですね。


五月病におすすめのツボ

立夏を迎え、どんどん夏が近づいてきます。
夏はすべてのものが生長する季節。
陽気が盛んになり、カラダの働きも活発になります。
新年度を迎えて約1か月。
緊張や疲れがピークに達するこの時期。
GWの大型連休を機に張りつめていた緊張の糸が切れ、何だか気分が優れなくなることが。
陽気の盛んになることと、
気持ちの落ち込みのギャップが
さらに追い打ちをかけて立ち直りにくくなってしまう。
そんな時に少しでも助けになるヒントを。

①『心(しん)』をケアする
東洋医学では、夏は『心(しん)』と関わりがあって。
『心』とは、血を全身に巡らせる働きと、
精神の安定を保つ働きがあります。
不調になると、落ち着きがなくなり、
不眠などにもなります。
ココロとカラダは密接に関わっていて。
ココロが不調だとカラダにも不調が。
ココロが元気だとカラダも元気になります。

⁂ココロをリラックスさせてくれるツボ
*『合谷(ごうこく)』
親指と人差し指の骨が交わったところから、
やや人差し指よりの凹み。

②不眠に気をつける
暑さが増し、熱が『心』にこもりやすく
不眠の原因になってしまうことが。
カラダの中の熱を発散させるために適度な運動をしたり、熱を冷ます食材を摂取したり工夫すると良いですね。
運動不足で汗をかかないと、熱の逃げ場がなくなってしまう。
まずは筋肉をつけることが大切。

⁂不眠におすすめのツボ
*『失眠(しつみん)』
かかとの真ん中。


✿一年の中で一番陽気の良い季節。
新生活にも慣れてきて、
ホッとして疲れも出やすいとき。
真っ青な空を見上げて、大きく深呼吸を。
しっかり吐くと、深く吸える。
青空と新緑のコントラストも素敵な時。
忙しい毎日だけれど、
ほんの少し外の空気を吸ってみませんか…♡


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